本物の柿羊羹
この晩秋 農薬など全く存在しない地元の野山の熟柿を、鴉に捕られる前にとても沢山頂きました。
完熟すると冷凍庫に入れていき、残りを完熟させさせていき、皆完熟になったら
早速和菓子作り
蔕を取り薄皮を剥き、種を取りミキサーにかけ
鍋に入れて沸騰させます。
水も加えず、とても濃厚ですから火にかけたら全体を混ぜながら沸騰させてください。
塩少々と、
色止めとほんの少し軽やかな香り付けにイタリア産オーガニックホワイトバルサミコを少々加えて、
火にかけ数分で火を止め型に流し込みます。
たったこれだけ。
冷めたら出来上がり。
寒天も葛粉も砂糖も使わず、水も入れない。
余分なもの一切入れない純な濃厚仕上げのオーガニック柿羊羹の出来上がりです。
遊び心で行っている「野の花料理・恵那の野山の 蕎麦懐石」でも最後のお抹茶の供としてお出ししました。
熟柿の味が更にとてもきれいで上品な味に仕上がり、さらりとした中に熟柿の味。
後味はすっきりと上品でお茶請けに最高のお菓子となり、とても美味しいです。
ホワイトバルサミコの代わりにオーガニックアップルビネガーを使うと少し華やかになります。
この晩秋 たくさんの熟柿が成っていますが、とても簡単ですからどうぞ作ってみてください。
柿は完全に熟成させないと固まりにくいです。固まるのはペクチンの量によります。
ムースの様で固まらない場合は、柿だけをしっかり沸騰させていなかったのではないかと思います。攪拌しながらじっくり沸騰させその後に蜂蜜や酸味を入れてください。これで冷やすと固まるはずです。
もう一度完熟柿でチャレンジしてみてくださいね。
固まらない時は牛乳でタンパク質を加えるのが早道です。ペクチンとタンパク質は結合してゲル化しやすいです。ただ、牛乳は動物タンパクですから豆乳を入れると良いでしょう。
又は葛粉を足しても良いです。






