父の生誕100年を記念し
「吉田たすくとゆかりの作家展」
が11月3日から12月4日迄 鳥取県北栄町の北栄みらい伝承館で開催されます。
(父の生誕100年展は倉吉市立倉吉博物館で行われる筈だったようですが、長期改装中の為、北栄町で由来のある方達と一緒の展覧会となった模様です)
「倉吉市生まれの染織家・吉田たすく(1922-1987)は、兄に彫刻家の伊藤宝城、油絵を描いた伊藤武、東京美術学校(現 東京芸大)を卒業した伊藤彰のいる芸術的雰囲気の中で育ちます。1945年に長谷川富三郎の勧めで創作郷土玩具の制作に、1947年には「諸国工芸店 風土」の経営に携わります。その後、1947年より高機で絣制作を始めて以降、染織の技法を追求し1963年には自宅に「たすく手織研究所」を開設します。新匠工芸展や東京、大阪をはじめ各地の個展で作品を発表し、多くの愛好者を得ました。1950年、倉吉市展の創設に参加、以後倉吉市展や鳥取県展の審査員を務めます。同時に倉吉西中学校、久米中学校、大栄中学校で教鞭をとりました。
本展では生誕100年を記念して、吉田たすくの仕事と関わりのあった作家の作品を展示しその交遊を紹介します。
たすく工房で学んだ染織家の古澤順子、新匠工芸展に出品していた白瓷の前田昭博(人間国宝)、教え子で陶芸家の河本賢治(福満焼)、中森伯雅(上神焼)、矢田彰儀(黒見焼)、教師仲間の小原幹男(倉吉焼)、福田良徳、前場幸人、淀川修三。兄で彫刻家・伊藤宝城の作品は上神焼窯元で焼かれた作品です。(このポスターより)
父たすくとゆかりのある作家の方々は多方面に沢山いらっしゃいますが、今回は主に県内の工芸関係の方に絞って出品して頂いているようです。
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生誕100年 吉田たすくとゆかりの作家展
11月3日~12月4日
■会場:北栄みらい伝承館
鳥取県東伯郡北栄町田井47-1
電話0858-36-4309
■休館日:月曜日と祝日の翌日
■入館料:無料
同時開催
吉田たすくとゆかりの北栄町の作家たち
生田和孝 伊藤武 加藤廉兵衛 米本一郎
関連講座「吉田たすくの仕事と交遊」
■日時:11月13日(日)午後1時半~3時
■場所:北栄町中央公民館 講堂
(北栄みらい伝承館向かい)
■定員:30人
[11/1午前9時より受付開始・先着順]
鳥取県東伯郡北栄町田井47-1
0858-36-4309
多くの方々にご覧頂ければ光栄です。
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父は8人兄弟で兄弟は芸術家も多く今回は長兄と次兄の作品と、母方の大叔父、加藤廉兵衛の作品が出品されます。
長兄 伊藤宝城 医師、詩人、版画家、彫刻家
次兄 伊藤武 医師、洋画家
四男 伊藤彰、洋画家 (戦死)
七男 たすく 染織家
●伊藤宝城 (1909~1961)
医師で彫刻家 洋画家、詩人、戦後の前衛芸術
私の実家から徒歩5分くらいのところにあり、私の母は機織りで忙しく、私が小さい頃はほぼ毎日こちらへ来ていて、私の第二の実家のようなものでした。
伊藤宝城宅は文化人がよく集まるサロンの様な感じになっており、地元及び日本各地からの文化人の訪問も多く、棟方志功や、日本海側の民芸運動の中心人物であった吉田璋也や、浜田庄司、柳宗悦、河井寛次郎なども来訪し、知遇を得て民芸運動にもかかわった。
●伊藤武
医師で洋画家
北条町江北(現北栄町)で医院開業
私の伯父(たすくの七人兄弟の次兄) 私は子供の頃10km程の距離を自転車でよく遊びに行っていました。
●加藤廉兵衛(1915-2012)
鳥取県伝統工芸士。終戦後に中部に伝わる土人形を再興した作家
私の母方の大叔父 郷土玩具作家
子供の頃遊びに行くと、いつも可愛らしい土人形を縁側でよく作っていました。
●生田和孝(1927~1982年)たすくの親友
鳥取県東伯郡中北条村(現北栄町)出身。
河井寛次郎の下で陶芸を学び、兵庫県篠山市に工房を構え、戦後衰退した丹波焼を盛り立てた3人の一人。しのぎと面取りが得意で、全国に名を轟かせる活躍をされた陶芸家です。
たすくの倉吉中学(現 倉吉東高)の後輩で友人。作品の食器類を沢山たすくのところに送ってこられていて、私の実家での食器の大部分は生田さんのもので、私はそれで育ったようなものでした。

