「天上天下唯我独尊」について、語ってみる。 | 愛知県一宮市 ピアノ教室ff(フォルテッシモ)

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夢はピアニスト。日本には、もう住まない!
そう思っていた私の、運命の嫁ぎ先は、お寺でした。

藤原式ナチュラルメソッドで、
楽に表情豊かに音楽を奏でるレッスンをお届けします。

お寺といういつもと違う空間で、
音楽を楽しみ、心をまあるくしてみませんか。

よく、ご相談の中で、こうおっしゃる方がいらっしゃいます。
 
「わたしの気持ちがわかりますか?
 
先日お答えさせていただいたご相談の中にも、
「わかりますか?」の一行がありました。
 
正直にお答えしますね。
わかりません。
 
だって、わたしはわたしで、あなたではないのですから。
あなたの気持ちは、わかりません。
 
ただ、わたしは人生経験だけは、かなり豊富です。
ここは自信あります。
だから、同じような経験をしたかどうか、と聞かれれば、
今回の、
「復讐したいと思う」
については、同じような経験はある、と申し上げます。
 
胸がえぐられるような思いをし、
復讐さえ考え、
相手と相打ちなら上等。
 
そんなことまで考えました。
 
そして、それを乗り越えました。
 
だから、このご相談にお答えしました。
わたしが乗り越えられたのですから、
この方も乗り越えられると思ったからです。
 
でも、この方のように、
「わたしの気持ちがわかりますか?
と、なっているうちは、きっと越えられません。
 
それは、この方が望んでいるのは、
復讐をすることでも、
その思いを乗り越えることでも、
未来を見つめることでも、ないからです。
 
この方の望んでいるのは、
「わかるわ。
あなたの気持ち、わかる」
の同調だからです。
 
わかるわ~~~~。
と言ってくれる人はいると思います。
でも、ごめんなさい、わたしには言えません。
 
なぜなら、同じような思いをしたからこそ、言えるのは、
例え、同じような経験であっても、
まったく同じものはない。

 
からです。
 
あなたの経験は、あなただけのものであり、
あなたがそれから受けた思いも、あなただけのものであるからです。
 
そこでですポイント。
お釈迦様が、生まれたその時に7歩お歩きになり、
「天上天下唯我独尊」とおっしゃった、とされています。
そのことについて、わたしなりにお答えしたいと思います土下座
 
 
わたしたちは上のように、
同じような経験をしようとも、
それに対する背景も、
繋がりも、
思いも、
対応も、
何もかもがすべて、「この世においてわたしだけのもの」
であります。
 
誰でもなく、私たち自身の思いを持ち、
背負い、
物事にあたらなければなりません。
 
その事実を見ても、大層なことではなく、
驕りでもなく、
 
わたしたちはこの世に、ただ1つの、
「わたし」というものを、生きるために生まれてきた。

 
といえるのではないでしょうか。
 
わたしはわたしを生きるしかなく、
あなたはあなたを生きる。
 
わたしの道は、わたしが歩かねばならぬ道であり、
あなたの道は、あなたが歩まねばならない。
 
だからこそ、その生きる道は、それぞれが唯一の、
尊いものではないのでしょうかニコニコ。
 
 

 
 
わたしが、わたしを幸せでありますように。
そして、あなたがあなたを幸せでありますように。
 
合掌祈
 
 
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