4~6月の開催予定です!

 

【日時】 4月15日、5月13日、6月3日

           いずれも土曜日、13時15分~15時45分

 

【会場】 4~6月: 中央区日本橋小伝馬町1-3 共同ビル6階

 

【参加費】 1回 ¥2,000

 

お問い合わせ・お申し込みはfocusingfocusing@gmail.com までお願いします。

 

 

 

3月4日(土)13:15~、第8回フォーカシングを楽しむ会を開催しました。

今回は、新しい方2名を含む7名の会になりました。少しずつ、少しずつですが、この会を知って参加してくださる方が増えていくのがとてもうれしいです。

 

この日は、世話人たちの恩師である井上澄子先生のお通夜が営まれる日でもありました。参加者の中にも、井上先生の教えを受けた方たちがいらしたので、自己紹介の後、先生への思いを語る時間を少し持つことにしました。短い時間でしたが、先生に教えていただいたフォーカシングの素晴らしさを受け継いでいこうという思いを皆で分かち合うことができました。

 

そして今回は、いつもの足ほぐしの代わりにアロマオイルを使ったハンドトリートメントをしてみました。アロマオイルの心地よい香りに包まれながら、優しく自分の手に触れていくと、身も心もほっとして緩んでいくのを感じます。

 

その後、からだ全体も軽く動かしてほぐしてから、ペアになってフォーカシングをしました。フォーカシング後のシェアの場で、今回初めて参加された方が「いつも頭で分析してしまう自分はフォーカシングに向いてないと思っていたが、思い切って参加してみたら、しっかりとからだの感じを感じることができました!」とうれしそうに話されたのを聞いて、恩師の亡くなられた悲しみの中でもこの会を持つことができてよかったと、心から思いました。

 

次回は4月15日(土)13:15~、小伝馬町で開催します。

ご一緒に、ゆったりと自分のからだの声を聴いてみませんか?

お問い合わせ・お申し込みはfocusingfocusing@gmail.com までどうぞ。

 

世話人鈴木と蓮沼の恩師であり、長年にわたって国際フォーカシング研究所(TIFI)認定コーディネーターとして活躍されてこられた井上澄子先生が、ご病気のため平成29年2月25日に逝去されました。享年84歳。

井上先生は、淑徳大学やNPO CESC 東京カウンセリングスクールで教鞭をとられ、多くの後進を育て、フォーカシングの普及にご尽力されました。

ここに、心からの哀悼の意を表すとともに、謹んでお知らせ申し上げます。

なお、通夜および葬儀、告別式は下記の通り執り行われます。

 

 

1.通夜       3月4日(土) 午後6時より(一休庵 久保山式場にて)

2.葬儀、告別式  3月5日(日) 午前10時~11時(同上)

3.喪主       芹沢康夫様(井上先生のお兄様)

 

以上

 

<一休庵 久保山式場のご案内>

 所在地:〒220-0063 横浜市西区元久保町3-13

 交通アクセスは久保山式場のサイトをご覧ください。

 

*この件に関するお問い合わせは inouesumikoken@gmail.com (NPO CESC 井上研究室 野村・鈴木・蓮沼)までお願いします。

 

今日はフォーカシングに特化した話ではありませんが、前回のブログ(フォーカシングの実体験2)を読んで、世話人・鈴木が日々のカウンセリングの仕事の中で感じたことを書いてみたくなりました。

 

私は、主に女性を対象とした相談室で仕事をしています。そこには、夫婦関係を始め子育てや介護、あるいは親族トラブルといった家族の問題を抱えた方が多く相談に訪れます。しかも、ひとつだけでなくいくつもの問題が絡みあって、身動きもとれないほど追い込まれて相談に来られる方が珍しくありません。特に、真面目で責任感の強い方ほど問題を一身に背負って、「自分がなんとかしなくては」と思い詰めていらっしゃいます。

カウンセリングでは、その複雑に絡み合ってこんがらかってしまった結び目を解きほぐすように、少しずつお話を伺っていきます。福祉や医療、法律などの助けが必要なときには他機関も紹介しつつ、その人が現在の状況をどうとらえていて、どんなふうに困っているのか、何がいちばん苦しいことなのか、ゆっくり時間をかけて聴かせていただくのです。

 

何度かお会いしてお話を伺っていくと、初めは状況説明が中心だったお話が、だんだんとご自身の内面的なことへと向かっていきます。やがて、「もう、それは家族に任せます。私にできるのはここまでですよね」というようなことを口にされるときが訪れます。そういうときはみなさん決まって、とても静かで、ほっとして、どこかすがすがしささえ感じさせる表情をなさいます。

フォーカシングでは、からだが納得して解放される瞬間を「フェルトシフト」と呼んでいますが、カウンセリングの中でもそれと同じようなことが起きているのだと思います。

 

そうやって「自分がなんとかしなければ」と必死で抱え込んでいたものを少し手放すことができると、息をつける間が生まれ、余裕をもって状況に対処したり周りの人とも接することができるようなってきて、そこでの関係性も変わってくるのです。家族の問題だけでなく、仕事の問題でも同様ですね。

 

今これを読でいるあなたも、自分に無理なことまで抱え込んでいませんか?それは本当にあなたがやらなくてはいけないことですか?もしかしたら、人の分まで抱え込んで自分を追い込んでいるのかもしれません。それをいくらか手放すことができたら、本当に必要なものが得られるかもしれませんよ。

今回は世話人蓮沼の実体験です。   

先日の「フォーカシングを楽しむ会」で、今までフォーカシングをやってみて

良かったと感じたことなどをみんなで話し合う機会がありました。

その時にお話した忘れられないフォーカシング体験を書いてみます。                                

 

私がフォーカシングを学び始めた頃のこと、今から10年以上前のお話です。

当時の職場に、どうしても分かり合えない、とても苦手な人がいました。

そこまで苦手になる前には、自分なりにどうにかしようと、あの手この手を考えたこともあったのですが、すべてうまくいきませんでした。

それでも何とかしたくて、その人のことをフォーカシングで感じてみることにしました。

 

目を閉じて、リスナーから頭から足までからだの力を抜くように声をかけてもらい、

静かに落ち着いて自分のからだの内側にしばらくじっと注意をむけてその苦手な人を感じます。

 

胸のあたりがぞわぞわして、黒いスライムのようなものがだんだん大きくなって広がっていきました。それをじっくり感じると、とても息苦しくてうまく息ができない感じ。苦しい。

 

からだで感じたことをひとつ、ひとつ、言葉にしていくと、リスナーがそれを伝え返してくれました。リスナーの伝え返しを聞いて、もう一度、それが今のからだの感じとぴったりかどうかを確認します。

 

リスナーに、その人に何か言いたいことがありますか?と聞かれ、

からだで感じたことを、ひとつ、ひとつまた言葉にしてみました。

でも、何を言っても、その人に全く何も受け止めてもらえない。

虚しい。ただただ、虚しい。

 

すると、心の底から「どう、しようもない。」という言葉が湧いてきました。

それは諦めの「どうしようもない」ではなく、「どう、しようもない」でした。

その瞬間です‥「あっ、そうか!」と。

「どう、しようもないんだ!私があの手この手でなんとかしようなんて思い上がりだ。人を変えることなんて出来ないんだ。」そう気づいた時、からだの底から納得して解放され、とても静かな気持ちになりました。

それからしばらく経って、あれ?そういえば‥苦手な人じゃなくなっている、ということに気がつきました。そして、その人との関係性も変わっていきました。

 

不思議ですよね?ずっと悩んでいたことなのに、1回のフォーカシングでここまで変われるものかな~と。でも、自分自身の状況に対する捉え方が変わると、現実は何も変わらなくても自ずと言動は変わっていくのです。

そしてこのプロセスの積み重ねによって人は変化し、より自分自身として生きていけるようになります。

 

からだは、頭で考えるよりもずっと確かな答えを教えてくれるのです。