ネムリノソコ -2ページ目

ネムリノソコ

おたいらに

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さて、もうすぐ『ツキノオト』の稽古が始まるわけですが、脚本が稽古初日の目標まで届くか微妙なラインになってきた >_<

最近、花を見上げると、花よりむしろ空の青さにハッとする。

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なんだろ? 目線さがってるのかなぁ。。。
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そろそろ、次回公演『ツキノオト』の稽古が始まるわけですが、それに先立ちまして劇団ミーティング。
もろもろ作業なんかを確認いたしまして、心の準備を整えたりしたのです。

それから倉庫を整理して、『ツキノオト』で必要なものを引っ張り出したりしたんですが、なんかスイッチ入った! なんか入った!

テキトーに放り込んである倉庫なのですが、各地(?)に散在していた工具をかき集め一ヶ所に(←よく考えたら普通)。テープ類も一ヶ所に。

ちょっとした引越しくらいゴミが出た。腰がいてててて。


さらに勢いで、前の部屋からそのまま持って来て封印してたダンボール箱も一部開封して整理。

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懐かしいチラシがちょこちょこ出てくる。不思議なほど感慨がわかない。もう血肉になっているからか、今が楽し過ぎるのか、実は自分の中で終わってないのか。なんて、考えながら、さくさくファイリングして保存し直す。

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大阪に出て来た年にやった芝居のチラシも出てくる。となると、まるっと20年分の大掃除。ていうか、封印し過ぎ。

そうか、19で大阪出てきて、ついに郷里より大阪にいる時間の方が長くなったのか。

まだ封印してあるダンボールが、ざっと6つはあったけど、見えないフリして作業終了。

腰もイタイが、背中に鉄板が入ってるみたいになる。いててて。
ゴミ捨てで重たいモノは女優陣に運んでもらうありさま。男子ひとりなのに。

最後は、なんか作業後恒例になりつつある焼肉で締めくくって、『ツキノオト』の準備万端。

やるぞー。(背中は鉄板)


そして、統一地方選の開票速報を楽しんだ。充実の1日と言えましょう。


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なかなか体調が安定しない。季節の変わり目の風物詩です。廃れればいいのに。

今日はフラッとOBPの方に行ってそのまま大阪城公園をブラブラしてると、桃園がいい感じでした。

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一面のって感じではありませんでしたが、桃源郷って言葉が生まれるのも宜なるかな。

あんまり気持ち良かったんで、芝生のとこに寝転んで、しばらくゴロゴロしてしまいました。

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どこかに一面の桃の花ってとこにはあるんでしょうか? あるなら行ってみたい気もします。

桜の花の下はすっかり騒ぐ場所になってしまってますが、大阪城桃園にいた人はみんなのんびりしに来はってる風情で、それも穏やかな気持ちになれて良かったなぁ。

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うっかり『こういう時間を大切にしていきたい』なんて言いそうになりますが、こういう時間もあっていいくらいなものなんでしょう。

なんか、色々、ゆるめるのが上手になりたいなぁ。

春っぽい感慨か。
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携帯電話というアイテムがボクの作品に初めて登場したのが、『ツキノオト』の初演でした。えっと2010年。

満月動物園は1999年旗揚げで、もちろんその頃には既に携帯電話はありましたし、ボクも使ってました。

けど、なんというか、『麗しくない』と思ってました。

なんとなくしっくり来たのが『ツキノオト』の頃で、そろそろ使ってみっかと思って書いた物語でした。

改稿作業を進めつつ、そんなことを思い起こしていると、2010年と2015年の間にも大きな違いがありまして、そうスマホです...orz

別に『麗しくない』とかはないんですが、誰がスマホ使って誰がガラケー使ってとか考えてると、めっちゃ普通の行為になってしまった『検索』は物語のスジに登場しなくていいのかとか、写真は? とか、自縄自縛です。

ちょうど最近考えていたのが、生まれた時からスマホを持ってた世代が大人になって子どもができてとなると、ネットリテラシーは家庭教育の範疇になるんじゃないかとか、既に裏サイトとか問題になってて、その兆候はあるけど、でもまだまだ『手さぐりの世代』だと思うんですよね。

アメリカのどこかのエライ大学で(あいまい)『自動運転の車が事故を起こしたときの賠償責任はどこにあるのか』について、法学者がブレスト的な研究を始めてるというのを読みました。
現在の法体系では宙ぶらりんになってしまう事象なんですね。

責任が曖昧になるから自動運転の車の開発はやめよう、とはならない訳で、ドローンの事故なんかも問題になりつつありますね。

原発なんかは、法体系の不備に完全にヤられてしまっていると思うんですよ。

そう言えば、イギリスだったかな? アイルランドだったかな? 認知症の方や統合失調症の方に対して、当事者の声を聞こうという動きが、あるというのも読みました。

まさに昨年関わらせていただいた当事者研究の世界ですが、認知症の方は『ボケちゃってるんだから聞いても仕方ない』ではなく、当事者が何に困り何を求めているのか、それを制度に活かしていこうという動きだそうでした。

それで特に初期症状の緩和と進行を遅らせる効果が出てるそうで、それって素晴らしいことだと思うんですよね。

認知症なんてずっとずーっと前からあるものだろうに、当事者の声が制度に反映され始めたのが最近で、だもんで反映のさせ方も拙くて、もちろん皆んな満足なことなんてないでしょうから、一歩一歩なんでしょう。

とどのつまり、認知症の方の『問題行動』に手を焼く側の論理で、全部できてたんでしょうな。

あと、最近知って驚いたのが、養護学級って、ボクの小学校にもあったし当たり前に思ってましたけど、全国すべてに設置されたのは昭和54年のことで、それまでは『義務教育免除願』的なものを出して、知的障がいの方で教育を受けられない方も結構いたんだそうです。

昭和54年ってボクの妹が生まれた年で、そんな最近のことなんや! とビックリしました。

それを思えば、まだまだ世の中、良くなっていく途中なんだと思いました。今の問題は、時間がかかっても、ひとつづつ片付けていくしかないんでしょう。

まだまだ、なんならいつまでも『手さぐりの時代』が続いていくのかもしれないなぁー、なんてこと考えながら、脚本に向き合う日々です。

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写真は近所の藤田邸公演の桜。今年もキレイに咲いてる。

さて、6月上演の『ツキノオト』は上原日呂くんが主演です。

この死神シリーズ5連作の主演男優陣では、実は一番付き合いが長い。

女優陣を含めても一番長い。

河上は旗揚げメンバーなんでアレとして、劇団員の諏訪よりも1公演早く満月の舞台に立ってもらってる。

要は一番長い。

ご一緒するのは久しぶりだけど、なんだか不思議な気もする。

あまりボクの中で慣れた感じがしない。

色々なトコで舞台は拝見してて、刻々とバージョンアップしているのを見ているからだと思う。

ところで、あの【ご先輩方】が、昔のママのイメージで話すのが、ボクはたまらなく苦手だ。

自分でもやってしまって、たまに自己嫌悪するけど。

そういう話を差し引いても、以前、出演してもらったどの作品での姿より、最近舞台で見た姿の方がなんていうか、イケてる。

これが中々キンチョウする。

ボクは成長出来てるだろうか? 付き合いが長いだけに、かつ久しぶりなだけに、なおさらだ。

キンチョウだし、楽しみでもある。

と、気合いを入れつつ、脚本を書いている。
もうすぐ稽古が始まる。今が一番キンチョウする。



丹下さんが末満さんのことを『私のはじまり』と書いていて、少しうらやましかった。

ボクのどの分野を取っても~芝居でも仕事でも~『私のはじまり』の方たちは、それぞれもうその世界にいない。

はじめさせてくれたコトは幸せなことなんですが、もう背中を追うことはないと思うと、やっぱりちょっと寂しい。

それぞれの世界でご活躍と聞くが、やはり寂しいもの寂しい。