五十番札所 東山 瑠璃光院 繁多寺 徳川家綱の念持仏のあるお寺 | ドライブお遍路始めました

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四国八十八カ所 ドライブお遍路の記録です

令和6年4月15日
14時40分
五十番札所 東山
瑠璃光院 繁多寺到着飛び出すハート
 
今日、最後の札所となります
 
山門

女帝・孝謙天皇の勅願寺として
行基菩薩が『光明寺』として
開いたのが始まりで
弘仁の頃、弘法大師が
ここを訪れた際に、繁多寺として名を改めて
四国霊場とした
 
鎌倉時代には元寇の際、ナイフ
後宇多天皇の勅命によりここで
聞月上人により
蒙古軍撃退の祈祷がされたそう
 
江戸時代になると徳川家の帰依を受け
4代将軍家綱は3体ある念持仏の一つを
繁多寺の歓喜天に祀ったそうキラキラ
 
 
 
広々とした参道
 
 
 

鐘楼堂

 
 
二十四孝の天井画
 
 

小高い山の中腹にあるお寺なので
松山市内が一望できます
 
 
本堂

ご本尊は薬師如来様
 
 
大師堂

 
 
 
 

興教大師像
 
興教大師・ 覚鑁上人(かくばんしょうにん) は
1114年高野山に登り
荒廃していた高野山を復興し
教学の振興を果たした方
真言宗 中興の祖と言われています
 
興教大師以降の真言宗を新義真言宗といい
長谷寺を中心とした豊山派
智積院を中心とした智山派
分かれるそうです
 
繁多寺は豊山派です
 
 

修行大師象

 

 
歓喜天堂

徳川家綱の念持仏の一つが
祀られているという歓喜天堂
 

厄除けや夫婦和合、商売繁盛の
御利益があるとされ、人気があるそう
 

 
繁多寺は鎌倉時代の時宗の開祖
一遍上人の修行の地としても
知られています
 
その後、一遍上人空也上人の教えを受け継ぎ
全国に念仏踊りを広めていったそうです
 
晩年には三日間滞在したという
記録が残っており、
亡き父・如仏を偲んで浄土三部経
奉納したといわれています
 
 
納経所

電話ボックスがいいですね
 

 

 

 
納経
今回の記念スタンプは
大菩提心
 
繁多寺様より
三哊耶戒序」(さんまやかい)に
 もし善男子・善女人
・比丘・比丘尼・清信男女等あって、
この乗に入って修行せんと欲はん者は
先ず四種の心を発すべし。
一には信心、 二には大悲心、
三には勝義心、四には大菩提心なり。 
 
もし信仰厚い男子または女性、
比丘・比丘尼、男性の在俗信者・
女性の在俗信者など出家及び在家の人がいて、
この真言乗に入って修行しようと
希望するならば、
まず四種類の心を発すべきである。
一つには信心、二つには大悲心、
三つには勝義心、四つには 大菩提心である。 
と説かれる。 
「弘法大師 空海全集 第四巻 
遠藤祐純訳注」より
 
 
補足
三哊耶戒序」とは
 

真言密教で説く戒で、

菩提心を起こした最初から

心と仏と衆生の三つは

平等一如であると信じて受持する戒

伝法灌頂を授ける直前に授けられる

 

顕教(密教の対義語)一般の戒と違い
菩提心を捨てないことを
旨とするところから菩提心戒ともいう
 

だそうです

難しいですね驚き

 

ちなみに菩提心とは

悟り(菩提)を求める心

悟りを得たいと願う心

だそうです

 

御影と88記念カード

薬師如来様
 
おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
 
次は今日の宿泊先
ドウゴノオヤドいわさきへ
車で10分車ダッシュ