運動の効果 ─マイオカイン─ | きんつう相談室 〜線維筋痛症、慢性疼痛、疲労に悩む方へ〜

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男性が色々な運動をしているイメージイラスト。上が腹筋、左下がウォーキング、右下が椅子から立ち上がる運動

 

 

「痛みがある」ことと「動けない」ことは本当は違う。

 

もちろん動くとすごく痛い。頑張ったらその分筋肉痛にもなる。

だから、なかなか運動することはためらわれると思う。

でももし、整形外科やもろもろの医師に診てもらって特に異常がない、骨にも関節にも筋肉にも異常もなく炎症もないなら、「動いても」だいじょうぶってこと。

 

もちろん痛いってことは分かっている。でも寝たきりになっていたら体は完全に弱る。2か月もすれば歩けなくなる。もったいない。

少しづつ小分けにしながらでよいので、少しの可能な運動を試みてほしい。

運動は足し算なので、一度に多くするよりも少しを何回も行った方が良い。

そして家事も運動だし、歯磨きしながら立っているのも運動。

 

もしも、線維筋痛症の薬が見つかって痛みが軽くなってもその時、歩けない体になっていたらもったいなさ過ぎる。元に戻すのにどれだけのリハビリが必要か。

 

自分から「動ける」ということを捨ててしまうなんてもったいない。

そもそも年を取れば能力は減っていく。「痛いからできない」こととは別に「痛くてもできること」はある。

 

「痛み」でいつも苦しんでいる脳に、なるべく楽しいこと、感動すること(悲しいことでもいい)を脳に味合わせてあげたい。「いつも辛いのに頑張っているね。たまには幸せを感じてね」って。

 

 筋肉を動かすと、幸せな効果がある。街に出てカフェでお茶でも飲んだら?秋になったらあんな服着てみたい、とか。あのコンサートがあるんだ!とか。楽しい時間を持てることはとても大切なのだから。

 

それだけではなく、筋肉を動かすことはそれ自体、マイオカインという物質が出る。

マイオカインは、筋肉から出る生理活性物質であり、筋肉ホルモンとも呼ばれます。その働きには以下のものがあります。

  1. 全身に運ばれ、臓器や神経の老化を防ぐ
  2. 体脂肪を燃やしやすくする
  3. 筋肉の成長や修復に重要な役割を果たす
  4. 炎症の抑制に関与する

 

こんなに良い働きがあるのだから、十分活用したい。

 

(代表:橋本 裕子)

 

 

 

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