心が巻き込まれる患者さんはどうすればよいか | きんつう相談室 〜線維筋痛症、慢性疼痛、疲労に悩む方へ〜

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イメージイラスト。中央に、憂鬱そうな表情で俯いて佇む若い女性。周りにはぼんやりとした何人かの人影。

 

 

出来事に心が巻き込まれて、PTSDが引き起こされたり、気持ちが滅入ったりする時には、ちゃんと切り離して考える練習をしなければいけない。

 

まず客観的に事実として何が起こったのかをはっきり確認する。

次になぜそういうことが起こっているのか、理論的に分析する。

次に自分の気持ちがどこでどのように関わり、傷つけられたのかを探る。

最後に自分の気持ちと2番目に分析したことを擦り合わせてみれば、出来事に自分が巻き込まれる必要はなかったのだということがわかる。

 

これはあらゆることで練習していかなければいけない。そんなに難しい練習でもない。慣れればできるようになる。

 

特に巻き込まれやすい人は、出来事(だいたいは悪い出来事)と自分の感情が一緒になってしまう。

PTSDがある場合はそこにフラッシュバックも起こって、更に三つ巴で悪くなる。

 

事実と自分の感情とは別であることをよく切り離して考えるとよいと思う。

もし仮に自分が責任あるのであったとしても、それは感情論でごっちゃにするのはよくない。

 

巻き込まれてしまう原因の1つは、自分と他者との区別がはっきりしていないこと。そんなことは無いと思うかもしれない。自分と他者の違いは誰だって知っていると思うかもしれない。

それが意外にそうでもない。

もちろん物理的には区別できる。しかし心理的にはかなり難しいことではある。ましてや人の気持ちに敏感であったり、人の気持ちを推し量ろうとする人は、知らない間に区別があいまいになっている。

 

自分のパーソナルエリアの境界線がはっきり作れていないこと、はっきりノーを言えないこと。ノーというための自信が自分にないことも原因だと思う。

自分に自信をつけることは最も大事だし、冷静に分析して違うことは違うとはっきりノーと言えること、それは練習して身につくと思う。

 

(代表:橋本 裕子)

 

 

 

 

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