信じるということ | きんつう相談室 〜線維筋痛症、慢性疼痛、疲労に悩む方へ〜

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イメージ画像。女性二人がデーブルに向かい合って座っており、奥の女性が手前の女性の話を信頼している感じで聞いている

 

 

 

人はどういう時に信じるのか?

誰の言葉なら信じるのか?

 

どんな基準で正しいと判断するのだろうか。SNSで情報を知る機会が多くなった現在では、正しさを判断することがなかなか難しくなってきた。

 

人は正しいから信じるとは限らないのではないかと思う。

 

私は小学生の時の実力テストで、前の席の子の解答用紙が見えたので「それ違うよ」と小声で言った。その子は自信がなかったのか、別の選択肢を指して「これか」と聞いてきた。「それも違う」と言った。3つ目を指したので「それ」と教えた。

彼はなぜ見ず知らずの私の言うことを信じたのか、自分の答えに自信がなかったのか。その上で私が自信を持ってそれは違う、3番目が正しいと言ったから信じたのだろうか。

ライバルなのだから、私が嘘を教えるとは考えなかったのだろうか。

 

自信がないときに、誰かにさも自信ありげに言われると信じることは確かにある。

 

有名な研究がある。

患者が薬を信じて飲むかどうか。その効果に違いが出るのか。

いわゆるプラセボ効果(※)のことだが、2つある。

プラセボ効果:本来は薬としての効果をもたない偽薬を服用して得られる効果のこと。良い効果、悪い効果(副作用)、何も起こらないなどの場合がある。

 

1つ目は有名な医師、教授がこれは新薬なんだけど、と勧めた場合。

2つ目は値段がとても高いんだけど、と勧めた場合。

どちらもプラセボ効果があった。

 

どんな薬で試したのか忘れたが、ずっと昔から有名な話として伝わっている。

なんだかよくわかる気がする。

でも患者の皆さんは、例えば高いサプリメントや、SNSで有名な医師が紹介しているから、という理由で信じてはいけない。

 

薬以外でも恐らくこれはいろんな場面でうなずけるだろう。

有名な人、自信ありげな人が言った場合は信じてしまう。値段が高ければ間違いないと思うだろう。

しかし、それらに根拠があるわけではない。

皆が信じているからと言っても、皆とは誰なんだ?

CMをよく見るからと言ってもそれは根拠にはならない。

 

自分で考えるしかない。

でも誰かのアドバイスは必要だし、参考意見はあった方がいい。

 

あなたは、誰の言葉なら信じる?

 

(代表:橋本 裕子)

 

 

 

 

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