水が水であることを実感したヘレン・ケラーの瞬間 | きんつう相談室 〜線維筋痛症、慢性疼痛、疲労に悩む方へ〜

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イメージ写真。水道水のように上から落ちてくる水を両手で受け止めている手元の様子

 

 

 

何年も前の番組で、椿鬼奴さんがビールののどごしを初めて理解した時のことを語っていた。

ヘレン・ケラーがWaterを理解したあれと同じだと力説していたが、他の出演者には伝わらなかったようだった。

 

ヘレン・ケラーは水を飲んだこともあるし、指文字でこれが水だと知ってはいた。

でもある日突然、この流れる冷たく心地よいものがあのWaterなのだと、世界が震撼するような感覚で理解した時、それはまさにこれが水なのだと理解した瞬間だった。


このような現象は日ごろ意識されずに行われている。

 

この一致がうまくいかない場合は、知ってはいるが実感がないということになり、かなり深刻な状態になる。

リアルな世界がピンとこず、自分とはなんだか離れていてふわふわした感じになる場合もある。

他者が話していることを実感として理解できない場合もある。

自分だけこの世界から見えない膜で隔てられた感じになる場合もある。

 

自分が生きていることも実感が乏しかったりもする。

実感するために強い刺激を求め、徐々にエスカレートする場合もある。

 

実在するリアルなものは実在物と呼ぶ。

その実在物をしっくり感じる力を実在感と私は名付けている。

これが結びついた時のことをヘレンケラーは、「世界が震撼するほどの感覚」といった。

 

日頃は意識しないでいることも、このように結びつく瞬間は大きな衝撃を受ける。

そして、結び付いていなかったときに比べると、世界が輝いて見え、意味に満ち溢れているように思える。

 

(代表:橋本 裕子)

 

 

 

 

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