2024/2/23金祝,24土に、京都府舞鶴市の大型公民館・多世代交流施設まなびあむで、まいづる模型展示会・座談会2024を開催いたしました。昨年までは舞鶴市役所横の赤れんがパークで、舞鶴ホビーフェスタというイベントで、主催者に依頼され、模型展示会はしていたのですが、その主催者が版権関係で訴えられ、満足な連絡も説明もないので絶縁することにしたのですが、「赤れんがパークでの模型展示会は良かったけれど、またやらないんですか?」という問い合わせが多くあり、赤れんがパークの管理者が替わり施設利用料が舞鶴電脳工作室の資金力では開催が無理になり(舞鶴の企業が管理をされるうようになり、市外の資本でリゾートホテルになるような事態は避けられ、財政的政治的にも良い方向に向かったので、異存はありませんが)、舞鶴市役所そして紹介された多世代交流施設(大型公民館)まなびあむに何度も相談に行き、まなびあむで開催できることになりました。さすがに、まなびあむは数年前に新規開設された施設なので、真新しく、またその本質である多世代、ご老人や子供たちも覗いてくれ和気あいあいといした雰囲気でとても良かったです。なんといっても、参加者のそれぞれの思いのこもった力作に、模型談義も活発でした。また、24土の座談会では、特に舞鶴高専の小島先生の塗装の化学的知見のフォローもあり、塗装の仕組みが良くわかりました。ただ、ちょっと専門的過ぎたかもしれません。模型作りの楽しさや最新の動向については、次回以降は外部の講演者を呼ぶのもありかと考えています。やはり、公共の施設でこのようなイベントを開催できるのは、ありがたいところで、関係者各位のご尽力に感謝申し上げます。できれば文化の秋ごろに定期開催していきたいと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。
次のビデオは、2024/2/24土13:00~14:10の座談会の様子のフルビデオです。この座談会は、模型問屋さんに相談したら「それは良い試みなのでぜひやってください」と言うことで、実現したものです。将来的には有名モデラーさんに講演を頼みたいと思っているのですが、まず初回は、主催の舞鶴電脳工作室の店長が、プラモデル作りの経験、そして今回のハイライトである「塗装のしくみ」を、舞鶴高専の小島先生のフォローをいただきながら、しっかりした化学的特性の面から話し合うことができ、すっきり分かりました。店長の講演後の質疑応答討論も充実していて、プラモデル作りで「どうして?」と思うところが、分ったかと思います。大変充実して有意義な座談会になり嬉しかったです。
この、まいづる模型座談会2024を実現させていただいた、舞鶴市様、まなびあむ様、舞鶴高専・小嶋先生、模型問屋様、パネルやパンフレットをご提供いただいた各模型メーカー(アオシマ様、クレオス様、タミヤ様、ハセガワ様、ファインモールド様)、取材いただいた京都新聞舞鶴支局様、そしてなにより参加いただいた京都/近畿北部の模型作り愛好家の皆様に、御礼申し上げます。
まなびあむ2Fロビーが、展示会会場でした。下の写真のように、楽しい模型談義が花咲いていました。また、舞鶴市役所や、舞鶴の模型界のベテランたちも前日に視察に来ていただけて光栄でした。まなびあむは東舞鶴の中心部から若干ではありますが東側にありますので、ここまで来ていただけるのは心強いです。駐車場は2時間まで割引で無料になります。
舞鶴市役所と、まなびあむに何度も相談してできたポスターです。まなびあむの館長に、清書していただきました。
舞鶴市の広報にも掲載していただけました。やはり公共施設ならではです。
2/23金の京都新聞による取材
ありがたい記事、若者への取材だったので、若向きになっていたのがよかったです。
また、少し先の2024/3/9土に赤れんがパークでも模型展示会があります。まなびあむでの出作品者からも、その展示会にも出作品したいとの相談を受けたので、連絡しましたが、1,2卓なら空いていて、当日9:00に持ち込めば大丈夫とのことでしたので、私が運ぶことにします。
舞鶴電脳工作室も資金力があれば、赤れんがパークで模型展示会を開催したいところですが、そのような状況になれば良いのですが。
GRBP展示会
開催場所:赤れんがパーク4号棟
開催日:2024/03/09
入場料:無料
主催:展示会開催実行委員会
お問い合わせ:TEL: 090-3629-9887
同好の志による一般公開型模型展示会
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ここからは、参加作品の紹介です。
作者ニックネーム、作品名、作者コメント、観覧者コメントの順です。
オオニシさん、初音ミク、髪の毛を見る角度によって煌めくようにしてみました。
【デザイン賞】美しい!妖精!、髪の表現が良いと感じました。
大野さん、La-250A、1950年代の迎撃機です。
大野さん、立川 KS-1、昭和14年 航空写真測量用に作られました。
驚きの大きさ、素晴らしい塗装、特に汚し方がキレイ、3Dプリントパーツが良くできています。小さい複葉機だけれど、実用的そう。ガラス風防の質感が良い。
さるよっぴさん、スコープドッグ、ストライクドッグ、新キットを製作しました。よろしく!
とそうのしつかんや細部のていねいな感じがすごくてかっこいいです。 ボトムズ、なつかしや~、アッパレ!! 迫力があった。 大きなNコロが良い色合いです
2日目は次の、大きなサザビー、N360を展示していただきました。
ぴろやんさん、震電、雷電、安土城と信長エピオン、プラノサウルス、雷電のテンセグリティ構造の不思議さをみていただけると幸いです。
雷電、イイ感じです! しぶいしぶい。かっこいい。テンセグリティ構造の現物、初めて見れた。
【アイディア賞】飛行機が浮いているのは、生きている感じがします。
2日目にプラノサウルスのティラノサウルスを展示していただきました。プラノサウルスの骨格と皮膚の表現が、上手な塗装で際立っています。安価なので、私もぜひやってみたいと思っています。
ゴジラ-1.0で登場した震電、古いプラモデルですが、見事の仕上がり。後ろのティラノサウルスがゴジラのよう。
J7はグリフォンのコードネームですね。
雷電のテンセグリティ構造、不思議ですが、真ん中は吊り下げられていて、横縦は下から引っ張られているんですね。バランスが取れているのが凄い。
透明パーツとテグスだと本当に浮いているように見えます。
安土城よいですね。ジオラマ製作は、自由度が大きい分、また違う発想がいりますが、とても上手にできています。自称、第六天の魔王の織田信長
イトゥーさん、1/72 VF-1A/S、PLAMAXさんのキットは非常に作りやすかったです。次回はこのキットを使ったジオラマを作ろうと思っています。
こまかいところも色を塗ってあっていいと思いました。かっこよかった。 細部の作りこみがすごくて、本物みたいでかっこいいです。
イトゥーさん、キングオブハート、Gガンダムの無双ぶりを表現したいと思いました。キットの縁取りが大変でした。(人気投票数第二位でした)
見ていてかっこいい、ジオラマの構成がかっこいい、他
神楽さん、シナンジュ(キャンディ)、下地の銀から調合して作りました。
塗装がキレイだった
H.Sさん、軽巡洋艦「多摩」、できるかぎり箱絵を再現しました
停泊待機中を感じます
Y.Wさん、オートバイ(H・K・S)、次はYか?
カスタムパーツが凝っていて凄い。エキパイの焼け表現が良い。
あおいのさん、ライトニングガンダム、大好きなライトニングとSガンダムをミキシングしました。
あおいのさん、ナイチンゲールアレンジバージョン、フルスクラッチです。
【人気投票第一位】
凄い細かい作業だと思います。 自分なりの解釈があって新鮮味が感じられる。(特別賞グリフォン)。 いちから作られているのが凄いと思いました
一晩で作られたグリフォン、零式との対決
安達栄三さん H7プリースト、映画「バルジ大作戦」の場面を作りました。
【技術賞】泥濘の質感が素晴らしいです。
安達栄三さん、1/2t カーゴトラック、レッドボール急行を作りました。
荷物が楽しい、質感が素晴らしい
イサムッチさん、宇宙戦艦ヤマト、発進!宇宙戦艦ヤマト
ヤマトの迫力が凄い。波の形がまるで本物みたいだし、戦艦の細かいところもすごいと思いました。
特別展示、レキシントン、外国製プラモデルだそうです。
非常に塗装がテクニカルですね。デバステーター雷撃機とドーントレス艦爆もデフォルメされているのがかわいいです。
くにひろさん、グフ ランバラル大尉乗機、初めてのガンプラです。タミヤアクリルで全てを塗装しています。
ランバラルを感じます。汚し方がいいです。
くにひろさん、零戦22型甲、1943年5月ブーゲンビル島ブイン基地・進藤三郎大尉乗機
美しい零戦、プラモデルのスタンダード
くにひろさん、ヘッツアー前期型、1944年8月・東プロイセンでのヘッツアー
三色迷彩が良い感じです
くにひろさん、Ⅳ号戦車G型、冬季迷彩を施したⅣ号G型、1943年2月 ハリコフ攻防戦時の武装親衛隊第一装甲師団所属
美しい薄い感じの冬期塗装ですね
タコさん、86のレーナ、Ju87B,BF109Eイゼッタ、キャラクター物です(笑)
終末のシリーズとして最高、 ディテール凄い、最高!
サイレン風車付き
飛行機模型ならではのヨゴシ
フィギュアの細部がよくできています。ボードとか。
模型談義に花が咲きます。一日目
二日目
模型問屋さんを介して、模型メーカー各社より、パネル、パンフレット、サンプルなどを提供していただきました。大変ありがとうございます。また、静岡ホビーショーでお礼に回ります。
非常にアピールされていました。
アオシマ社、100周年なんですね。
FineMold社、愛知県豊橋市の超絶モールドのプラモデルメーカー
タミヤ社、信頼のクオリティ、世界のタミヤ
クレオス社、座談会での塗装の仕組みでも、ラッカー塗料はメタリックカラーに優れていると紹介しました。次世代のラッカー塗料も開発されてきているんですね。
座談会は3Fの視聴覚教室、昨年度はここで舞鶴高専のハンドメイドクラブがガンプラ教室を開いてくれました。
レジュメ原稿です。
多々謝、Many many special Thanks
ここからは、座談会で紹介した店長の作例です。
IoT(モノのインターネット)技術で、スマホ/パソコンからヘッドライトをオンオフ。
WiFiなどが使えるマイコン応用ですが、やはり既存のスマホ/パソコンから操作できるのが大きいです。まさに電脳サイバーワールド。店長は、綾部市の京都府中小企業技術支援センターなどでIoTセミナーをしていますが。一般向けにもここまなびあむなどで、セミナーも考えています。
子供パソコンIchigoJamでチップLEDを点灯、VVVの発光信号
座談会終了後も、数家族が観覧に来ていただいて、ありがたいです。
翌日、舞鶴電脳工作室で 小学生が塗装に挑戦しました。筆塗りの場合はラッカー塗料でも、薄め液はなるべく少なくが良いですね。良い経験になったと思います。
頑張って、ミクロンマスキングテープでマスキングしての塗装をすれば良いかもしれませんね。はみ出したら、十分な乾燥後、デザインナイフでカンナがけして落とすのが、ガンプラでは良いでしょう。
クレオスのサンプル凄いなあ。 ショーウィンドウに展示しました。
タミヤ社のパネルはとても美しいテクニカルイラストレーションです。
ミニ四駆のパネルも。現在、舞鶴電脳工作室では多数のミニ四駆3レーンコースを寄贈していたいていますので、舞鶴市内で自由に走らせられるように、また各所と交渉したいと思っています。
最後に、家内に感謝、今では稀な模型店を支援してくれ、かついろいろはまってくれています。