2024/2/14木、舞鶴高専「ものづくりラボ」開所式、産官学民連携に期待大 | yet another 舞鶴電脳工作室

yet another 舞鶴電脳工作室

 京都府舞鶴市で、舞鶴電脳工作室(cyber Work Shop in Maizuru)と言う、プラモデル/ラジコン/鉄道模型/電子部品/街角工作室そしてプログラミング教室の店をやっています。いろいろ雑多な絵日記風のブログですが、よろしくお願いします。

 舞鶴電脳工作室を2020年4月に開店したのは、持病のために舞鶴高専の教職を続けがたかったことと、モノづくりの拠点を持ちたかったことと、自由な企業や地域との共同研究をすることの他に、舞鶴高専と地域の橋渡しをしたいと思っていたことがあります。幸い進学相談に来られ、数名が合格されたと知らせていただき、大変うれしいです。大型公民館まなびあむができて、舞鶴高専の出前セミナー(ガンプラ教室も)なども行われ、良い感じです。また、コロナ後には舞鶴高専の学生が来店して、いろいろモノづくりのネタを仕込んでくれるのが何よりです。

 あまりよく知られていないかもしれませんが、高等専門学校は高度経済成長期に(舞鶴高専は昭和39年(1964年))、「即戦力となる技術者を早期育成するため」つまり実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関(大学に準ずる文科省所管の学校)なので生徒とは言わず学生と言われます(入学したら奮起を促すために言われる)。 全国に国公私立合わせて58校あり、全体で約6万人の学生が学んでいます。 

 そのため、産官学民の地域連携拠点としても重要な役割を持ち、地域共同テクノセンターが設置されており、共同研究をはじめ各種セミナーなども多く行われています。

 映画ロボコンでも「ここは高専だ、将来何をしたいか、自分は何者か、よくわかっている学生がいるところだ」というのがありますが、中学でたてでハッキリしたビジョンをもてるのはそうはいないところですが、実際に入学してみると、なんだこれはなんでもできるし、勉強できるじゃないかというのが実際でしょう。実際、ロボコンに象徴されますが、習い覚えた(体験した)モノづくり技術をどんどん使いたいという感覚、「やれるのにどうしてやらないの」というロボコン学生のスタンスは、そうでなければと頼もしく感じます。ですので、レーザー加工機や3Dプリンタなどの工作機械は、普通にフル回転しています。また、ロボコンは基本的にアイデア対決で、それを実現するというので、非常に良い動機づけとなっています。

 なにより設備もそうですが、機械工作、情報技術の理論を教えていただける先生、実践のエキスパートである技術職員の先生(教えていただく方は先生と言うべき)、そして友人(先輩同輩後輩)が多くいるのが強みです。

---

2024/2/14木15:00から、舞鶴高専「ものづくりラボ」開所式があり、セレモニーの後、実演見学会がありました。舞鶴高専の非常に得意とするCAD/CAM/CAE(大型レーザー加工機、3Dプリンタ、3Dスキャナ)だけでなく、ロボットアームの効率的な使い方、木工大型ルータなど、さすがでした。文科省の「高等専門学校スタートアップ教育環境整備事業」の採択で実現されたもので、学生が自由な発想でモノづくりや、京都北部地域の社会課題や起業家台に対するコトづくりを行うことを目的としていて、地域の方々や企業の方々と連携した活動や事業を展開していくそうです。
 まさに産学官民で、自由でアイディアあふれるモノづくりがなされることを期待しています。
 私の夢は、Makers京都のような、自由なモノ作り展示会/発表会は近畿/京都北部で開催されることで、きっとその芽となるでしょう。
いろいろなセミナーで、CADツールの使い方、工作機械の使い方、もちろん安全講習会、そして電子工作、IoTプログラミングも、勉強していきましょう。特に未来を担う、小中高高専大学の生徒・学生の方々にも触れていただきたいと思っています。

 このように、ようやくようやくコロナ前の街角工作室(ファブラボ)が現実的になってきました。さあ何を作りましょうか?!!!

ずっと変わらない、舞鶴高専正門を入ったところ。

高専について知るには、次のコミックを強くお勧めします。女子高専生JKも多いです。

COMICO(無料公開中) エッセイCount200.2万 それゆけ女子高専生 作家 林檎子

https://www.comico.jp/comic/6154

 

 

 

OB/OGには懐かしいところです。全国56高専の中でも、大自然の真っただ中というところでは、舞鶴高専は最上位に入ると思います。

文科省の国立高専(現在は正式には、国立高等専門学校機構の傘下、大人の事情で準公務員にするため)

年度末なので、倉庫に荷物を運んでいますね。

除雪用具、今シーズンはあまり活躍しなくて何より

機械実習工場横の手洗い場、機械系工場ではおなじみ、ピンクの石鹸(そういう商品名)は舞鶴電脳工作室でも常備しています。油汚れにはコレ

情報科学センター、昔はもちろん自前でサーバーを運営していました。さくらインターネットもそうでした。

合宿所、私の入学当時は、学食、購買部、散髪所!

図書館へ

ミュージアム良いですね。

雑誌書架

文芸誌まひつる、と寮誌に鶴友、私も寄稿したことがあります。

 

 

 

図書委員会がんばっているなあ

読みだすと止まらなくなります。高専生は普通高校って何?となりがちなので、お勧めです。

新着図書

おお、第二販、制御工学の教科書、舞鶴高専の先生だった方の著書

最も分かりやすく、実用的でお勧めです。

懐かしい、古い本ですが、だからこそ貴重

もちろん、機械工作関係は充実

中庭、高専祭では露店がたくさん並びます。

 

 

手前が専攻科棟、図書館、低学年棟

学生昇降口へ

知り合いとの待ち合わせのため、正門へ戻ってきました。

まずは中会議室へ

案内を受けて、合宿所→モノづくりラボへ

紅白幕

関係者がいっぱい

PLCシーケンサの実習装置、工場では基本的な制御装置、ヘビーデューティーで、確実に行え、配線を確認のためにも常用されます。

 ただ、シーケンス制御はそのためのもので、もっとダイナミックな運動方程式にのっとってという感じではありません。もちろん、電子制御工学科でも自動制御(フィードバック制御)もシーケンス制御も行います。

建設システム、VRの森

大型レーザー加工機、実習工場には金属用のもっと巨大なのもあります。

なんでもできます。

学生会長のあいさつ、パーカーなのが高専生らしい

日東精工の祝辞、社長さんは舞鶴高専二期のZさん、もとも男性の働き場所、地域の雇用のため、ネジだけでなく、それを締め付ける機械も、非常に機械工学の基本で重要な会社(綾部市)、舞鶴高専地域テクノアカデミアも中心となっていただいています。

序幕

記念撮影を逆側から

舞鶴高専得意のアクリル板加工

解説、アントレプレーナ( 事業家や起業家を意味する言葉 )、高専生から起業家を出すというのが、文科省からの方針でしょう。アイディアと技術、情熱、そしてコネクションがあれば、雇われるよりも、やりがいがあります。

 また、地域(京都/北部)地域の課題解決も目指しています。モノづくりには、IoT応用も含まれます。小中高への導入もがんばってほしいところ。

大型木工ルータ、精度が素晴らしいです

デザインアイデアを形にすること、評価することが何より重要です。

3Dプリント、パソコンでいろいろ造形できます。

もちろん、3Dスキャナから入力して複製もできますが、そこから粘土細工のようにというの可能です。

3Dプリンタ、堅実な積層式

ロボットアーム、協働(人間とロボットの協働作業)

帰ります。市場のこ線橋

振り返ると青葉山

まなびあむ、ここでも舞鶴高専のセミナーなどが行われます。

2/23金、24土には、模型展示会/座談会も行われますので、よろしくお願いいたします。

トマト鍋

ヘルシー