今日は晴れた真夏日 | 無駄話。

無駄話。

鬱病・適応障害持ちが書く与太話です。「下劣な党派心」による「あら探し」が多いので、合わない方はご遠慮願います。

 昨日は2時間ほど昼寝をしたからか、午前3時半頃まで寝付けなかった。3時間近くしか眠れなかったので一日中眠たかった。電車に乗っていたら座っているうちにウトウトして一駅乗り過ごした。

 「マーラーの姪」でドイツ軍がヴィシー政権の支配下にあった「自由地区」を占領したのはトーチ作戦でアメリカ軍がモロッコとアルジェリアを占領してダルラン提督が連合国軍側についた結果ではなく「ヒトラーは、ペタンの忠誠心を疑っていた」とあるところとアニタ・ラスカー-ウォルフィッシュがゲスターポに逮捕されたのはブレスラウの駅ではなく「フランスに入ろうとした時」とある点を版元に指摘したら、すぐに返事が着た。著者に確認して「回答があり次第」改めて返事を出しますとの事。「入手は不可能だった」と著者自身が「チェロを弾く少女アニタ」に言及しているので担当編集者は彼女の友人のコンラート・ラッテを取材して同じ経緯を書いている「せめて一時間だけでも」の存在は知らないとしても図書館にでも行って参照すればよかったのに。

 アニタ・ラスカー-ウォルフィッシュに取材しているクノップの「ホロコースト全証言」も原書房から出ているが、この本には「騎士十字章に輝く英雄」フィリップ・フォン・ベーゼラーガー男爵の証言を使っているのに「ヒトラーの親衛隊」共々存在を知らないのか、それとも「都合が悪い」ので知っていても使わないのかは分からないがフェーゲラインのSS騎兵旅団が1941年のいつ、作戦に投入されて何をしたのか矛盾する事を書いている人もいるし「せめて一時間だけでも」を自著で紹介しながら登場する「脱走兵」はDDR時代の有名人ヴォルフガング・ハーリヒだからか曖昧に表記する人もいるが。

 聖エーディット・シュタインだけでなくウォルター・ラカーもブレスラウ出身だった事を忘れていた。結構いるんだね。

 iPad用のコードの被膜が痛んできたのでビックカメラへ買いに行った。店員に持参したコードを見せると2メートルのものはないと言いつつも今日入荷したかもしれないと確認したら在庫があったので買えた。ネットで注文したらMacでしか使えないものを買ってしまったら嫌だし。

 教文館で欲しい本を買った時に「ボードワン国王」があったので一緒に買って帰った。この本はボードゥアン1世がベルギー領コンゴの独立に際して19世紀当時ですらノルマの割り当てを達成出来ないコンゴ人の腕を切り落としたと悪名高いレオポルド2世を「天才」と呼び「文明化」を礼賛した事など一言も触れていない。1955年に初めてベルギー領コンゴを訪問した時の「アフリカの群衆の熱狂的な歓迎」の後ろには武装したベルギー軍と公安軍が控えているじゃないか?"Black lives matter"の時にレオポルド2世の銅像にペンキをかけられたそうだがボードゥアン1世の銅像にも似たような事が起きただろうか?この本の系図と違ってレオポルド2世とアルベール1世は伯父と甥であって親子じゃないんだが。

 そんな事を考えていたらフォーサイスの「ビアフラ物語」がオジュクを美化したのと同じで「戦争の犬たち」は白人傭兵達が「文明化」した黒人達を導くかのように美化して書かれているように思えてきた。