Vのエンジンは拍子抜け? エンジン始動 | tmのブログ

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ZZR1400 06年型マレ仕様の整備やら
VFR400R NC30の整備をしています。


さてさて
エンジンオーバーホールも終盤です。

前回はヘッド周りが完成し、
シム調整までおこなって
クラッチ、ステータコイル等々
を装着してエンジン単体としては
完成しました。

そしていよいよフレームに載せます。



中型400ccとはいえ
やはりエンジンはクソ重い。

崩壊寸前の腰をいたわりながら
バイクスタンドに載せて
ぐるぐる持ち上げて
フレームに載せます。

あーんもう
2スト250エンジンに比べたら
なんて重いんでしょう
中型でこれだけ重いと
リッタークラスのエンジンなんて
あたしの腰は秒殺で粉砕しますね(汗)。




大陸系コンプレッションゲージで測定↓

エンジンが載ったあとは
コンプレッションゲージで
圧縮圧力を測ってみます。

測定結果
♯1ピストン 約12kg/cm²
♯2ピストン 約14kg/cm²
♯3ピストン 約12kg/cm²
♯4ピストン 約14kg/cm²

サービスマニュアル上の標準圧縮圧力
13.0kg/cm²+-2.0kg/cm²
気筒間差
2.0kg/cm²

むーん。すげえビミョー(汗)。
いちおう気筒間差内で収まっていますが
なんだろなーんー…。
やっぱりあのシリンダーの錆のかな…
それともバルブ擦り合わせ
のやりすぎかなあ…

まあ測定しているのが
安物大陸系コンプレッションゲージ
なのでその測定値も怪しさ満点
なんですけど、
それを差し引いたとしても
すげえビミョー(汗)。

んーなんだかようワカランですww。








エンジンが載せ終わり
ひととおりチェックが済んだら
いよいよ火入れです。

FCRキャブ独特の儀式、
セルを回す時のアクセル開けの儀式は
普段より多めに捻ります。


キュルキュル…シュボボボーボウボウ


点火は拍子抜けするほど
あっけなくエンジンが回ります。

しばらくはシリンダー内の
エンジンオイルが残っているので
白煙を上げていましたが
10分もアイドリングしたら白煙は
止まりました。



ラジエターファンを撤去している
俺氏のnc30は長時間のアイドリングが
できません。

そのためラジエターにホースで
水をかけながらアイドリングを
2時間ほどさせました。


軽くブリッピングしてみると
まあまあいい感じでしょうか
メカニカルノイズも少なく
タペット音も小さいです。

そして少しだけ試乗してみます。
クラッチをつなぎ、
ユックリと慎重にエンジン回転は
7000〜6000回転くらいで縛りをします。

するとどうでしょう
予想以上のトルク感!!
加速力がアップしてます。
明らかにパワーアップしたように感じます。

その感触を味わった満足万蔵な俺氏。
オーバーホールしてよかったなあwうはあ。

しかし…
よくよく考えたら
そおいえばギヤをトミン用に
ショートにしていた
ことを忘れていました(爆)。

あ…そおいうことね…(´;ω;`)ウッ…

そんな感じでまた次回
ダスビダーニャ。