オンガージュ・サロン企画で

今年よりスタートした「演奏ゲーム」🎹

弾きあい会でもなく、試演会でもない

不思議な会ですが…


「演奏ゲーム」と名づけたのは

大久保賢先生(大阪音楽大学講師)の

『演奏行為論』という本の実践版

ということで、お名前をもらいましたウインク


もともとは哲学者ヴィトゲンシュタインの「言語ゲーム」から由来しているんですね。


奇しくも、演奏もゲームもする人のことを

「プレイヤー」と呼びますねルーレット


4/21(日)は8名の演奏プレイヤーが参加。

なかなかのプログラムです


◉E.グリーク/トロルドハウゲンの婚礼の日

◉F.シューベルト/即興曲 第3番op.90

◉F.シューベルト/《楽興の時》第2番 D780

◉G.フォーレ(R.ジェイコブ編)/夢のあとに

◉C.ドビュッシー/ロマンティックなワルツ

◉C.ドビュッシー/沈める寺

◉F.ショパン/舟歌 op.60

◉上田真樹/《故郷》による幻想曲


一人ずつ演奏した後に

拍手だけで終わるのではなく

演奏についてのシェアリングタイムを持ちます

ここが肝心OK

音楽や演奏についてのボギャブラリーを

増やすことがこのゲームの目的なので…


方法としては、演奏から受けたイメージで

50色の中から色紙を選んでもらい、

その裏に思い浮かんだ言葉を書いてもらいます鉛筆


私はドビュッシーの「ロマンティックなワルツ」を弾いたのですが、こんな色紙をいただきました。



キレイな色〜カラーパレット

そして、その裏に書いていただいた言葉は…


脱、品、充、劇、優、輝、光沢


なるほど…

いろんなことを想像して

聴いていただけたようです照れ

そして、この色や言葉について

もう少し詳しくお一人ずつお話を伺います。


自分の演奏がそんな風に伝わっていたんだな〜と感じることができました。


今回はピアノ愛好家からプロのピアニストまで

幅広く参加していただきましたが、

公平性を担保するためにハンドルネーム(あだな)をご自身でそれぞれに付けてもらいました。



こうすると、すごい先生もなんだか

親近感…笑

ハンドルネームで呼び合いながら

和気あいあいと進行することができましたOK


毎回、お茶菓子付きということなので

前日に仕込んだ甘夏ソーダをご提供トロピカルカクテル



檸檬ケーキも添えて…


14:30からたっぷり2時間半かかりましたが、

春雨のしとしと降る中、

贅沢な音楽の時間のなりましたキラキラ


ご参加くださったみなさま、

ありがとうございました!


次回は5/19(日)の予定です。

申し込みはこちらから↓















ここ数年、レッスンタイムというアプリを使用してきました。






レッスン日時や宿題の書き込みができるので便利ですが、レッスン終わってせっせと宿題を打ち込んでいても、どうやら生徒さん(保護者)はあまりご覧になっていないような…


アンケートをとってみると、やはりほぼご覧になっていないようなので、こちらは今年度で廃止にアセアセ


その代わりというか、以前から練習の記録として使用してる紙のスケジュール帳に書き込むことにしました鉛筆



来年度分を百均で揃えましたウインク

最近はかわいい柄が多いですね〜


こちらの方で活用していきたいと思います!




















半年に一度、発行している当教室の通信を

先日2/28に出しましたメール


この間にあったことは

まずは大きなところでは発表会10/29があり、

12/23にクリスマス会🎄

直近ではスケールテストを2/23に実施🎹


ピアノのレッスンは、個人レッスンなので

他の生徒さん同士が交わるには

グループレッスンしかないのですが、

そのつもりでクリスマス会や

スケールテストを実施していますウインク


スケールテストはひきあい会をした後に

今回リズムチャレンジをやってみましたルンルン

TikTokで流行ってるんですかね?

生徒さんがやりたいとリクエストウインク


こういうのです↓



◉初級

左右同じで4拍ずつ。


◉中級

片手ずつ四分音符固定にして、

左右で違うリズムを叩くいわゆる複リズム。


◉上級

片手ずつ八分音符固定で

左右が違うリズム…つまり

右手が八分音符、左手が3連符が登場びっくり

なかなか苦戦しましたアセアセ


◉最上級

片手ずつ3連符固定で

左右が違うリズム。

これは3連符と16分音符が出てきますガーン

む、難しいね〜


でも、やってみるとできるもんですね〜

小3以上の生徒さんは何とかできました!


実際、曲の中でも2対3や3対4は

しょっちゅう出てきますよね。

「幻想即興曲」然り、

ショパンの「新しいエチュード第1番」然り。


その時になって苦労しないように、

小さなうちから体感で複リズムを

習得してもらいます音符ルンルン


リズムチャレンジをリクエストした

生徒さんはやはり上手でした拍手

(スケールテストは欠席でしたが…)


そんな内容が書かれた第28号、

またレッスン中に配布予定です







先日、大阪フィルハーモニーの定演に行きました。

久しぶりのフェスティバルホール。

しかも、2日連続公演。




というのは、マエストロ井上道義さんの引退公演でショスタコーヴィッチの「バビィヤール」を演奏するというんだから、絶対記念に残る公演になるだろうと超期待照れ


これからの人生、また聴くことがあるだろうか?というプログラム。

スウェーデンから男声合唱団とソリストが来日。東京でも公演があり、稀に見る大規模企画。


マエストロは5〜6年も構想を練っていらしたようで、ロシアのウクライナ侵攻などの時期的なものは関係ないらしかったですが、聴く方としては自ずとそういうことも含めて、男声の歌詞が心に入ってきました…


ショスタコーヴィッチのブラックユーモアがあらゆるところに散りばめられている作品で、5楽章構成。


第1楽章 バビ・ヤール

第2楽章 ユーモア

第3楽章 商店にて

第4楽章 恐怖

第5楽章 立身出世


第一楽章から号泣…


それにしても打楽器陣がすごい迫力で、

銅鑼や大太鼓があんなに鳴るのを聴いたのは

久しぶりだった!!



世紀の演奏に立ち会えた感で

いっぱいです照れ









先日、ちょっと変わったピアノ弾きあい会を実験的にやってみました🎹

ゲーム的要素を取り入れて行う弾きあい会で、他の人の演奏を聴いた後、イメージに合う色紙を選びますカラーパレット
そして、ひと言を書いて演奏者に渡しました鉛筆




演奏はコミニュケーションだと言われますが、クラシックでは反応が拍手くらいなので、あまり実感できなかったのですが…

この方法を試してみると、
ひと言の書かれたカラフルな色紙から
演奏者と聴衆の間で
どんどん会話が膨らんでいきましたキラキラ


「演奏ゲーム」という言葉は
大久保賢さんの『演奏行為論』から
名前をいただきまして、サロンでは
過去に大久保賢さんをお招きして
『演奏行為論』のセミナーを開いたことがあります。その実践版をようやくやろうという段階に来ました!

著書によれば、「演奏する」と一口に言っても、実際には以下のように演奏者はそれぞれ別のゲームをしているのではないか?というところなのですが、演奏の中身を分析すると、以下のようになります↓

①解釈ゲーム(演奏会など通常の多く)

②創造ゲーム(グールド的な)

③技芸ゲーム(コンクールなど)

④認識ゲーム(院ゼミなど)

⑤享受ゲーム(自分が楽しむ)

⑥聴取ゲーム(観客として)

⑦言及ゲーム


詳しくはご著書に譲りますが、

例えば、②の創造ゲームで演奏している人に

①の解釈ゲームの視点から演奏を聴取したり、

批判・批評しても、てんでお門違いに

なってしまうということなんですねアセアセ


今回、発足した「演奏ゲーム」では

自分が何ゲームに取り組んで演奏しているかを意識化することも大事ですが、特に⑥の聴取に焦点を当てたいと思います。


聴取、演奏を聴くことですが…

改めて考えてみると、私たちはこれまで一体、演奏の何を聴いてきたのでしょうか?


音そのもの?

曲の解釈?

演奏テクニック?

演奏者の個性?

はたまた、曲自体や和声進行?


改めて問われると、よく分かりませんねタラー

弾くことはこれまで鍛錬してきましたが、他方聴くことにおいては、誰も聴き方なんてものを教えてくれなかったですし、せっかくコンサートに出かけても実技試験的に聴いてしまう自分を見つけては聴き方が貧しすぎて、もはや職業病だなぁと自嘲…


もっと聴き方を豊かにしたい、もっと自由に音楽を聴きたい!そんな想いが年々募ってきました。


そして、聴いたことをちゃんと言葉にしたい!とも。

定番の感想「よかったよ〜」以外に

演奏に関する豊富なボキャブラリーを持ちたい

何をどう聴いてどう思ったのか、

それを演奏者に伝える術を習得したい!


そういう個人的な思いから発足した今回の「演奏ゲーム」なので、弾くことよりもむしろ聴くことの訓練をやっていきたいと考えております。


演奏者としてはやはり自分の演奏がどう伝わったのかを聞いてみたいですよねウインク

どんな会になるかは、参加してのお楽しみですキラキラ(聴くだけ参加もOKです)



ルンルン音符ルンルン音符ルンルン音符ルンルン音符ルンルン音符

EngageSalon演奏ゲーム

(ひきあい会&ききあい会)

 

【日程】2024年

2/18(日)

4/21(日)

5/19(日)

6/16(日)

7/21(日)

9/15(日)

10/20(日)

11/17(日)

※3月8月12月はありません

 

【参加】

レベル不問(プロ・アマ問わず)

楽器不問(電子楽器以外)

ソロ・連弾・2台・アンサンブル可

作曲・即興演奏可

 

【時間】

1組あたり8分まで

(超過する場合は応相談)

 

【料金】

演奏プレイヤー参加◉1人あたり1,500円

オーディエンス参加◉1人あたり1,000円

*お茶菓子付き

*開始前に受付でお支払いください(現金のみ)

 

【お申込み】

開催前日までにこちらよりお申し込みください

 

【定員】

10組(定員に達し次第〆切)

 

【参考図書】

大久保賢著『演奏行為論』(春秋社)

*書籍中の「演奏ゲーム」に則って進行予定

 

【主催】

オンガージュ・サロン/ Engage Salon