先日、ちょっと変わったピアノ弾きあい会を実験的にやってみました🎹

ゲーム的要素を取り入れて行う弾きあい会で、他の人の演奏を聴いた後、イメージに合う色紙を選びますカラーパレット
そして、ひと言を書いて演奏者に渡しました鉛筆




演奏はコミニュケーションだと言われますが、クラシックでは反応が拍手くらいなので、あまり実感できなかったのですが…

この方法を試してみると、
ひと言の書かれたカラフルな色紙から
演奏者と聴衆の間で
どんどん会話が膨らんでいきましたキラキラ


「演奏ゲーム」という言葉は
大久保賢さんの『演奏行為論』から
名前をいただきまして、サロンでは
過去に大久保賢さんをお招きして
『演奏行為論』のセミナーを開いたことがあります。その実践版をようやくやろうという段階に来ました!

著書によれば、「演奏する」と一口に言っても、実際には以下のように演奏者はそれぞれ別のゲームをしているのではないか?というところなのですが、演奏の中身を分析すると、以下のようになります↓

①解釈ゲーム(演奏会など通常の多く)

②創造ゲーム(グールド的な)

③技芸ゲーム(コンクールなど)

④認識ゲーム(院ゼミなど)

⑤享受ゲーム(自分が楽しむ)

⑥聴取ゲーム(観客として)

⑦言及ゲーム


詳しくはご著書に譲りますが、

例えば、②の創造ゲームで演奏している人に

①の解釈ゲームの視点から演奏を聴取したり、

批判・批評しても、てんでお門違いに

なってしまうということなんですねアセアセ


今回、発足した「演奏ゲーム」では

自分が何ゲームに取り組んで演奏しているかを意識化することも大事ですが、特に⑥の聴取に焦点を当てたいと思います。


聴取、演奏を聴くことですが…

改めて考えてみると、私たちはこれまで一体、演奏の何を聴いてきたのでしょうか?


音そのもの?

曲の解釈?

演奏テクニック?

演奏者の個性?

はたまた、曲自体や和声進行?


改めて問われると、よく分かりませんねタラー

弾くことはこれまで鍛錬してきましたが、他方聴くことにおいては、誰も聴き方なんてものを教えてくれなかったですし、せっかくコンサートに出かけても実技試験的に聴いてしまう自分を見つけては聴き方が貧しすぎて、もはや職業病だなぁと自嘲…


もっと聴き方を豊かにしたい、もっと自由に音楽を聴きたい!そんな想いが年々募ってきました。


そして、聴いたことをちゃんと言葉にしたい!とも。

定番の感想「よかったよ〜」以外に

演奏に関する豊富なボキャブラリーを持ちたい

何をどう聴いてどう思ったのか、

それを演奏者に伝える術を習得したい!


そういう個人的な思いから発足した今回の「演奏ゲーム」なので、弾くことよりもむしろ聴くことの訓練をやっていきたいと考えております。


演奏者としてはやはり自分の演奏がどう伝わったのかを聞いてみたいですよねウインク

どんな会になるかは、参加してのお楽しみですキラキラ(聴くだけ参加もOKです)



ルンルン音符ルンルン音符ルンルン音符ルンルン音符ルンルン音符

EngageSalon演奏ゲーム

(ひきあい会&ききあい会)

 

【日程】2024年

2/18(日)

4/21(日)

5/19(日)

6/16(日)

7/21(日)

9/15(日)

10/20(日)

11/17(日)

※3月8月12月はありません

 

【参加】

レベル不問(プロ・アマ問わず)

楽器不問(電子楽器以外)

ソロ・連弾・2台・アンサンブル可

作曲・即興演奏可

 

【時間】

1組あたり8分まで

(超過する場合は応相談)

 

【料金】

演奏プレイヤー参加◉1人あたり1,500円

オーディエンス参加◉1人あたり1,000円

*お茶菓子付き

*開始前に受付でお支払いください(現金のみ)

 

【お申込み】

開催前日までにこちらよりお申し込みください

 

【定員】

10組(定員に達し次第〆切)

 

【参考図書】

大久保賢著『演奏行為論』(春秋社)

*書籍中の「演奏ゲーム」に則って進行予定

 

【主催】

オンガージュ・サロン/ Engage Salon