混乱
昨晩アイツと会った。
アイツと会ういつもの街で雨が降る中。
本当は雨が降っていることを口実にやめようかと思った。
が、遠方からわざわざ来ていると言ったアイツをそのまま帰すことができなかった。
一緒に酒を飲み話をした。
元々キレイだったが、昨晩はいつにもましてキレイに感じた・・・。
酒が進むにつれ、今度は一転帰したくない衝動に駆られたが、終電を待たずして帰した。
帰り道、一人になった俺は激しい自己嫌悪に陥った。
あのコと一緒にいたいと思っていたのに、なぜアイツと!?
何もなかったとはいえ、勢いに任せて誘っていたら、結局昔に戻ってしまったのでは・・・。
今朝起きてから誓った。もうアイツとは会うまいと。
アイツとのかつてのステキな思い出を胸に抱きつつ・・・。
サヨナラはしない by THE TIMERS
心労
昨日も仕事をバリバリ・・・やる予定だった。
が、コトがうまく運ばなかったのは、思いもしないヤツらからの妨害のせいだった。
意図的でないとはいえ、かつての同僚であるヤツらに邪魔をされたことに、非常に憤りを感じた。
こういうことが起こらぬよう俺はヤツらに筋を通しつづけてきたのに・・・。
これは仕事ができるできないの次元ではなく、人間として他人とコミュニケーションがとれるとれないの話だ。
残念ながらヤツらには俺の声は届いておらず、まったく理解する気もなかったのだろう。
俺はヤツら全員に最後通告をした後、会社を後にした。
今日は休日だったが、俺からのメールを読んだであろううちの1人から数度に渡り電話が入った。
が、もう俺は話す気にならなかった。
愛車のエンジンに火を入れ、気を紛らわした。
愛車に乗っている間、俺は考えた。
こんな俺を見たらあのコはなんと声を掛けてくれるのだろう?
しっかりしろと言うのか?
慰めてくれるのか?
ノーリアクションか?
家に帰ると怒りは納まっていた。
が、虚脱感は広がっていた・・・。
この傷はいつになれば癒えるのだろうか?
HEART OF RAINBOW by チェッカーズ
心地
久々に仕事で終電帰りだった。
あのコが帰ってくるまでに溜まっている仕事を片付けておこうと決めていたものの、飛ばしすぎてしまった。
おかげで少し眠くなってきた。
あのコが帰ってくるのはまだまだ先だが、俺の夢の中では会えるんだ・・・。
2人でいれば by 真島昌利
