議論しません

こんばんは、守田矩子（のり子）です。

終戦記念の日に、こんな記事を書いたものですから、

色々なご意見を頂いております↓

ブログにも、ＦＢにも、様々なコメントを頂きました。
どんなご意見も、とてもありがたいです。

ただ、このブログ記事に書きましたが、
私は、憲法第九条や自衛隊について、
議論するつもりはないのですよ。

私が正しいと主張するつもりもないし、
賛同も求めていません。
同様に、私への説得も受け容れません。

皆、違った考え方で良いと思うからです。
何を考えても、個人の心の自由だと思うからです。

ですので、意見の一致を求めていません。

ＦＢやブログにコメントをくださった方々は、
ご自身で考え、ご自分の意見を述べていらっしゃいますよね。
それは素晴らしい事だと思います。

ただ、日本に、スイスやイスラエルのような
軍隊や徴兵制や核軍備が必要だと思われるなら、
他者のコメント欄ではなく、
ご自身の投稿やブログで、ご自身の考えを

主張されてはいかがかなと思います。

さて、一番マズイのは、
・何も知らないこと
・知ろうをしないこと
・自分で考えないこと
・他人任せにしていること
だと思うので、こんなブログ記事を書いています。

地球規模で考えた時、日本だけが無事でいることに

私は、あまり意味を感じていません。

日本人は、今後、
世界のリーダーになっていくはずだとは思いますが、
日本さえ安全で守られていれば、
他国がどうなっても良い、とも思えません。

私が考える『安全』は、国防軍や

日米安全保障条約や米軍や核によるものではありません。

私が考える安全は、在り方と信頼関係です。
例えば、こんなエピソードのような。

1980年～1988年まで続いたイラン・イラク戦争を
覚えていらっしゃるでしょうか？

1985年3月17日に
サダム・フセイン元イラク大統領が、
「イラン領空を『戦争空域』と宣言し、
48時間の猶予期限以降、

民間航空機もすべて撃ち落とす」
という声明を出しました。

声明後、殆どの在留外国人は、48時間以内にイラクを出ました。

しかし、215名の日本人が、イラクに取り残されたのです。
どの航空会社も、自国民の搭乗を優先したからです。

その時、日本政府も、アメリカ軍も、
在留邦人を助けには行きませんでした。

結果、取り残された日本人を救出してくれたのは、
トルコの人たちだったのです。
トルコ航空機2機が、215名の日本人を乗せ、
猶予期限ギリギリのところで
イランから彼らを脱出させてくれたのです。

では、なぜ、トルコ人が危険を冒して
日本人を救ってくれたのでしょうか？

それは100年前の恩返しだったそうです。

1890年（明治23年）、
オスマントルコの軍艦『エルトゥールル号』が、
公式親善のため来日したそうです。

帰国の際、和歌山県串本沖で、台風により沈没してしまい、
乗組員の581名が命を落としました。

しかし、69名のトルコ人が、
串本村民たちの献身的な救護のおかげで、
一命をとりとめ、無事トルコに帰ることができたのだそうです。

漁民は、どの国の人であろうと、
海で遭難した場合は、必ず全力で救助するそうです。
それは、自分や自分の家族が
いつ同じ目に遭うか分からないからだそうです。

お互いに助け合うのが、暗黙のルールなのですね。

このエピソードは、トルコの教科書にも掲載されているそうで
今でも多くのトルコ人が、『エルトゥールル号』の遭難の事を
知っているそうです。

このため、トルコの人々は、

生命の危機に晒される事を覚悟の上で、

100年前の恩返しをしてくださったそうです。

ちなみに、当時、日本政府は、日本航空に、
トルコへの救援機派遣を要請したそうです。
その際、乗組員の安全を確保出来ないということで、
日本航空側は拒絶。
会社が、従業員の安全を考えるのは当然だと思います。

しかし、トルコ航空のパイロットは、
日本人救出のためのイラク行きに、
全員が志願の手を挙げてくれたそうですよ。

参考にさせて頂いた記事はこちらです↓
●毎日新聞「日本とトルコ 125年の友情」