同じ過ちを繰り返さぬように

こんばんは、守田矩子（のり子）です。

本日8月6日は74年前に、広島に原爆が投下された日です。

「安らかに眠って下さい　過ちは繰返しませぬから」
と誓った私たちは、その誓いを守れているのでしょうか？　

戦後しばらくして、日本では、1953年に、
原子力研究開発予算が成立しました。

その後、日本で、原子力発電がスタートしたのは、
1963年10月26日だそうです。
私が生まれた年だ。

そして、1966から日本初の原子力発電所である
東海発電所が運営を開始したそうです。

私より若い世代は、生まれた時から原子力発電所（原発）が

あったということですね。

その後、急激に推進された原発の普及の背景には、
戦後、必要なくなった『核』のビジネス転化があるようです。

原発の問題については、2018年に主催した

『わがや電力セミナー』で

講師のテンダーさんから少し教えて頂きました。

原発の最も大きな課題は、
稼働時の安全性ももちろんですが、

実は、使用後の『核のゴミ』＝使用済み核燃料
の処理方法の方が深刻です。

【問い】：さて、もの凄く有害なこの『核のゴミ』を、
私たちは、どう処理しているのでしょうか？

【答え】：そっと置いているだけ

なんですって！

え？？？？？
ご存知でしたか？

海洋投棄したら、水が放射能汚染されるし、

土に埋めたら、土壌汚染されるからですよ。

つまり、未だ、有効な処理方法が見つかっていないということ。

そんな、『人類には扱いきれないエネルギー』を

未だに使っている日本ですが、何か。。。

日本国内には、青森県の六ケ所村に
核燃料の再処理工場、つまり、
核のゴミの『仮置き場』があります。

ここで、使用済み核燃料から再利用できるのは、

1％のウランと、1％のプルトニウムのみ。
（プルトニウムは、核爆弾の材料です）

残りの98％は、アメリカに渡って、

劣化ウラン弾（爆弾です）となり、戦争に使われています。

この六ケ所村も、核のゴミの『最終処理場』ではありません。

世界初の核の最終処理場は、フィンランドに建設中で、
2022年から使用を開始するそうです。

『オンカロ』（隠し場所・小さな洞窟）と呼ばれるこの施設は、
地下400メートルに掘られた巨大シェルターであり、
10万年間、核のゴミを保管するそうです。

フィンランド西部エウラヨキ島にあるオルキルオト原子力発電所で建設中の、
高レベル放射性廃棄物を半永久的に地中に埋める最終処分場（2016年4月28日撮影）。
(c)AFP/Sam Kingsley

じ、じゅうまんねんて。。。(≧▽≦)
10万年経ったら、放射能が安全なレベルになるそうです。

実際には、核が『処理』されるのではなく、
埋めて固めるだけという。。。

そして、この巨大な施設で保管できるのは、

原発２基分のゴミだけ。

現在、日本の原発は54基です。
しかも、世界に原発を輸出しようと計画している日本。

私たち、大丈夫？？？

現在、地球上を埋め尽くそうとしている核のゴミ問題。

地球上の誰も、この問題の答えを持っていません。

大切なのは、何が正しい・間違っているではなく、
原発に賛成・反対でもなく、

人類の課題を『知ること』だと思います。
知らないと、考えることも出来ませんもんね。

こちらの動画で、原発問題を
簡単に楽しく知ることが出来ますので、是非ご覧ください↓