こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

一昨日の続きです↓
「お金と経験(3)」


占いに限らず、お客様相手の仕事は、
『リピーターさん』と『新規のお客様』で
成り立っていると思います。

私のお客様のリピート率は、
現在80%~90%位です。


リピータさんの中には、
すぐには解決できない生きづらさを持ち、
継続的に問題に取り組むために
通って下さる方がおられます。

また、一度の鑑定で問題は解決しているのに、
わざわざ占いの結果報告のためだけに、
鑑定に来て下さる方もおられて、
とてもありがたく嬉しく感じています。


もしリピーターさんがいらっしゃらなければ、
常に新規顧客獲得のための
集客努力をしないといけません。

「次もこの人に見てもらいたい」
「また会いたい」と思って頂ける鑑定を
お客様に提供しなければ、
常に、『集客』にエネルギーと時間を
注ぐことになるでしょう。


そうなると、占いのクオリティーを上げるための
学びの時間を確保できないかもしれません。

これでは、いつまで経ってもお客様に
ご満足頂ける鑑定を提供できません。
そして、また集客に力を注ぐという悪循環に陥ります。


「占い師」というのは、
占いを生業(なりわい)としている人の呼称です。

占いで食べていけない人は、趣味または副業で
占いをしているのであって、
プロの占い師ではないはずです。


では、プロとアマチュアの違いは何か?

それは、「ミスが許されるか、許されないか?」
だと私は考えています。

アマチュアのうちに、たくさんミスをして
失敗という『経験』を重ねておく。
それは、失敗を通してお客様から学ばせて頂く、
ということです。

プロになってから、『失敗』という
経験は許されません。


占いを始めたばかりの頃の私は、
鑑定した方々から、「当たってる!」「凄~い!」
などと言われて調子に乗っており、
とても傲慢でした。

「当てればいいんやろ!」という気持ちで
占いをしていたのです。



その当時、私が大失敗をしてしまった、
あるお客様のお話です。


そのお客様は、ご主人が癌になり、
有名な病院で治療をされていました。

しかし、なかなか思うような治療効果が出ないので、
病院を変えた方がいいかどうかを占って欲しいと、
私の所に鑑定に来られました。


『二者択一法』で占い、
「別の病院に変えた方がいい」と出たので、
私はその旨をお伝えしました。

その上で、私は余計な事をしてしまったのです。

元々臨床検査技師であり、母が末期の卵巣がんを
完治させた様子を見ていたため、
病気や治療法について色々な知識があった私は、
自分が『良い』を信じている事を、そのお客様に
伝えてしまったのです。


その時は、「そうですか。」
「教えて頂いてありがとうございます。」
「その治療について調べてみます。」
と言って、お帰りになったお客様でしたが、
後日ご連絡を頂きました。


そして、こう言われたのです。

「占いなんて当てにならない!
だから、先日の結果は、
『お遊び』として聞いておきます。
あなたの言う事は、全然信用できない!」




その語気から、
お客様が非常にお怒りになっておられるのを
感じました。


私は、非常にショックを受けました。


「お金と経験(最終回)」へつづく



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