こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。
このブログでも何度か書いているので、
ご存知の方も多いと思いますが、
私には、『父』がいません。
父は、私が3歳の時、失踪したのです。
今でも行方不明のままで、
生きているのか、死んでしまったのかさえ、
分かりません。
詳しい経緯を知りたい方は、こちらを読んでみてください↓
「父はどこへ行った?(1)(ボケ対策改め)」
「父はどこへ行った?(2)」
「父はどこへ行った?(3)」
「父はどこへ行った?(4)」
「父はどこへ行った?一応最終回」
「父はどこへ行った?後記」
私は、ダーリンと結婚するまで、
子供時代のこの「父の不在」が、
現在の私にまで影響を及ぼしている、
つまり、『今の私の弱点を形作っている』とは、
全く気がついていませんでした。
そして、現在、私は、
パートナーであるダーリンの助けを借りながら、
父の不在によって、
『私の知らない間に出来てしまっていた弱点』と
向き合っています。
例えば、私たち夫婦は、
時々、『親子ごっこ』をします。
主に、ダーリンが私の『父親役』を演じてくれます。
よく、お父さんが小さい娘にするように、
ダーリンはあぐらをかいて座り、
足の上に私を乗っけて、
後ろから私をだっこしてくれるのです。
そして、
「のり子はうちの可愛い娘やからな~。
かわいい、かわいい~。
いい子やな~。」
と言って、頭を撫でてくれます。
こんな事をしている私たちは、
他人から見たら、アホにみえるでしょう。
でも、これが、私たち二人にとって、
とても大事なリハビリになっているのです。
子供の頃に父がいなかったため、私は、
“無条件に男性に甘える”
つまり、
“相手に何の見返りも与えることなく、愛してもらう”
という経験をしてきませんでした。
なので、男性に甘える事が出来ず、
『常に相手に何かを与えなければ、愛されない』
という歪んだ信念のもと、
恋愛をしてきたように思います。
もちろん、無意識に、ですが。
先日、ダーリンに甘えさえてもらった後、
布団に入って、眠ろうとしていた時です。
急に、こんな言葉が、頭の中に浮かんできました。
「お父さん、私のこと好き?」
この言葉が浮かんで来た瞬間、
静かに涙が溢れて、止まらなくなったのです。
え?
なんで??
私は、自分が泣いていることに驚きました。
そして、横で眠っているダーリンに気づかれないよう、
布団の中で、静かに泣き続けたのです。
しばらく泣いていると、落ち着いてきました。
そして、
私は、これを聞きたかったのかな?
と思ったので、
「お父さん、私のこと、好き?」と
口に出して言ってみようと思いました。
しかし。。。
身体が固まって、言えないのです。
怖くて言えない。
私は、そんな自分に驚きました。
「お父さん、私のこと好き?」
こんな簡単な言葉を、私は言えない。。。
その時、気がついたのです。
『親の不在』という事が、いかに大きな影響を
私に与えているか、という事に。
『不在』がもたらしたもの(2)』へ、続く。