kyottides的 喜怒哀楽 -36ページ目

kyottides的 喜怒哀楽

一年余りにわたって 開店休業状態 でしたが、そろそろ、また、あれやこれやと綴ってみようかなと思い始めています。よろしくお願いします。

 会社で「ら・ふろーらるオンラインショップ」を運営しているのですが、ここに毎日、頻繁にアクセスする「ひと」がいました。
 しばらくの間は、ずいぶん熱心に見に来てくれる人がいるもんだなぁ、そろそろ、何か買ってくれないかな、などと嬉しがっていたのですが、1週間たっても2週間たっても、買い物をしてくれそうな気配は全くありません。どこかの会社のリサーチなのか?とも思ったのですが、どうも怪しい。
 そこで、アクセス・ログに表示されるユーザー・エージェントを調べてみると、これが、とんでもないクローラーなのだということが分かりました。クローラーとは、GoogleとかYahoo、msnなどの検索エンジンで働いているロボット(~botという名前がついているプログラム)のことです。
 この、頻繁なアクセスを繰り返すクローラーがYetiとかNaverBotというプログラムで、韓国のnaver.comがつくったものです。naver.comは、「ハンゲー」というバーチャル・タウンとかゲームで親しんだ人も少なくないと思います。

 検索してみて分かったのは、このロボットがプログラム上の問題から、短時間に頻繁にアクセスを繰り返すために、いろんなサイトでサーバーに負担をかけている、ということでした。しかも、ユーザー・エージェントの名前をしばしば変えてしまう、というのです。(他社の検索ロボットは、同じサイトを巡回するにはある程度の時間を空けるようにプログラムされています。)
 サーバーに負担がかかると、動きが鈍くなって見づらいサイトになってしまいます。このため、このロボットのアクセス拒否をしているところも多いらしいことが分かりました。

 そこで、当社でも、このNaverBotのアクセス拒否の設定をすることにしました。

 アクセス拒否というのは、サイトの入口(ルート・ディレクトリ)に「.htaccess」という門番のようなファイルを置いて、このファイルに拒否する相手の名前を登録するのですが、naver.comのタチが悪いのは、これを見越して、自らの名前を変えてしまうことにあります。
 当社でも「.htaccess」を書き換えたのですが、これだけでは、アクセス拒否の効果はサッパリでした。

 どうしたらいいのか、と、さらに役立つページを検索していたら、ありました。
 先の「.htaccess」の他に「robots.txt」というファイルをつくる、という方法です。この二つのファイルでアクセス拒否の設定を登録することで、やっと、頻繁なアクセスが止まりました。

 Webデザイナーとか自分でHPやショップなどのサイト、携帯サイトを作っている人には、参考にしていただける話題かと思います。

 それにしても、こういう分野でも、開発する人、運用する人の国民性のようなものが表れるのでしょうか。プログラムの品の良さ、悪さが出てくるものだと思います。NaverBotは、3~4年も前から問題になっていたらしいのですが、いまだに動き続けているのですから、閉口してしまいます。

_/_/_/ 今回の学習で力強く役立ってくれたページ _/_/_/
 ・http://www.sky-s.net/sky-blog/archives/2007/12/07-100540.php
 ・http://www.seiren-udoku.com/noteOfSeoMR-NaverBot.html
 リーダーが判断を誤ると、その組織のロイヤリティは失われ、統率が乱れることになるのは、どこにでもありうる光景だと思う。にもかかわらず、そのリーダーが統率の乱れを叱責するようなことがあれば、それは二重の誤りに通じるだろう。つまり、反発心しか生まれないのだ。
 部下が開拓にこぎつけた新規客のクロージングに失敗した上司、学級崩壊に陥ってしまった担任教師やその上司、交差点でちゃんとブレーキを踏んで安全確認したのに一時停止違反だとキップを切ると言い張るオマワリ等々。
 そういう場合に彼らが強圧的になればなるほど、相手の不満と怒りが増幅されるのは、分かりやすい話だろう。

 さて、官房長官の仙谷が定例記者会見で「(情報流出した人間を)英雄にしてもいいんですかっ」と声を荒げた時、世の中の反応はどうだっただろうか。
 わたしなどは、このオトコ、アホだなぁと、つくづく思ったものだが、さらに、昨日になって、総理大臣の管直人が各省事務次官全員を呼びつけて綱紀粛正を求めたというのだから、たぶん、これで、三重か四重の過ちを積み重ねたことになると思う。

 今日も続けられるらしいが、告白した海上保安官に対する警視庁の取り調べ。
 海上保安庁自身が、身内の捜査は、もうイヤ、と言って警視庁に下駄を預け、警視庁の側も、困惑気味の捜査というか事情聴取にとどまっている。
 お互い現場の警察同士という同情心もありそうで、当該事案は私利私欲の問題でもないし、治安上の問題でもないし、・・・しいて言えば、中国に対して卑屈にすぎた過ちでメンツがつぶれた政府のカンシャクに渋々服しているだけ、というようなノラリクラリぶりが垣間見える。
 TVドラマのような、机をたたいて、灰皿を飛ばして、というような激しい取り調べの光景は想像できない。

 今回の情報流出が公務員の守秘義務違反に該当するのかどうか、ということまで、論争が始まってしまったのだから、今の民主党政府に対するロイヤリティの喪失は、歴代政府では見られなかったほどに広がっていると思う。
 もともと統率など取れていない与党内からも政府に対して疑問の声が上がっているし、さらに、この尖閣ビデオどころか、あのTPPでもまた、政府方針に対して、民主党自身が見解と方針を統一できないほどである。

 尖閣ビデオにしてもTPPにしても、国民の声は与党にも官僚組織にも届くほど揺さぶりとなっている。ひとり政府執行部だけが浮き始めているように見えているのは、錯覚ではないだろう。

 前原とか野田とか、閣僚の誰かが「もう、ついていけません」と辞表を提出するなりして、管政権は、崩落するのではないか。そして、それを待ち望む声が日々高まっているのではないか。
 これ以上、過ちを積み重ねないことを望むよりは、とっとと潰れてしまえ、と思っている。善は急げ、一日でも早い方がいい。

 法人税減税と相対でほかの税金を増税するという財務省にケンカを売ったのが経団連で、そんなことをするなら法人税減税など「結構だ」と居直った。

 法人税の税率は諸外国に比べて高いのは事実ではあるけれど、実は、そのほかに諸々の税制上の優遇措置があったことがバレてしまったのが、今回のケンカで浮かび上がった舞台裏である。
 つまり、法人税が高いままなら日本の企業は海外に逃げ出すぞ、外国企業も日本には投資しないぞと、脅してきた財界の言い分は、実は、数多の恩恵を受けていることを隠したうえでの言い分だったのであり、諸外国に比べて不利な経済環境だなどという話は、ウソだったことを露呈させてしまったのだ。

 法人税の減税と引き換えにほかの優遇措置を見直したり事実上撤廃して税収の増減をプラス・マイナス・ゼロにするのでは減税にならならないと、経団連が怒るのは当たり前のようにも聞こえるが、中小・零細企業にしてみれば、
 「うん? ちょっと待てよ・・・。それじゃあ、今まで、税金をまけてもらってたってことか。大企業ほど下駄をはかせてもらって、守ってもらってたってことじゃん」という声が上がることになる。

 このケンカを巡って、メディアでよく引き合いに出されるのが研究開発投資に対する税金の軽減だが、そんな程度ではない優遇税制と言えば、なんと言っても固定資産税だろう。土地・建物に対する税金である。巨大企業の巨大工場のこういう税金は、ほとんどタダ同然のメチャクチャに安いことが稀ではない。1万坪(33,000平方メートル)の工場で年間・数十万円の固定資産税、というようなレベルである。中には、数万円という工場もあれば、地方自治体の企業誘致の条件として何年かは非課税という例も珍しくない。「オタクの自治体に工場進出して、雇用創出に貢献しているのだから、税金をまけろ」というのが、そういう大企業の理屈である。

 農地課税とか企業課税が宅地課税よりは安いのは、ある程度なら、納得もできると思う。だが、それも、ある程度までなら、である。巨大な企業ほど度を越した優遇税制となると、ちょっと待てよ、安すぎないか?となるだろう。

 そんな安すぎる数々の税金に手をつけようとしたのが今回の財務省で、経団連がこれに怒ったのだが、むしろ、慌てたという方が当たっているかもしれない。
 法人税は利益に対する所得課税だが、日本のすべての法人の中で利益を挙げている企業は30%にすぎない。その30%の企業にとってメリットのある減税をするために、赤字企業だろうと課税される税金を増やそうというのでは、財界内部でケンカが始まるからだ。利益があがっていないのに開発費にかかる税金が増えてしまうとなれば、強い企業はより強く、そうではない企業はより弱く、挙句の果てには没落せよ、ということになれば、大事件である。
 経団連が「それなら、もう、結構」と言わざるを得ないのは、そういう事情なのだ。

 日銀でさえ「いまの大企業は、使いみちに困るほどの内部留保を抱えており、その額は二百兆円を超えている」というほど、大企業はカネをため込んでいる。その上さらに法人税減税を要求してきたのが、これまでの議論だった。
 その30%の企業の言い分を聞くために減税をするとなれば、ねん出財源に窮した財務省は、「課税対象を広げて、みんなで負担していただく」と、優遇税制の見直しと撤廃の方針に出てきたのだった。

 さて、このケンカ、落としどころは、どういう決着に収まるだろう。
 一般庶民のひとりとしては、強きを助け弱きを挫く、今の政治経済体制など、ひっくり返ってしまえと、言いたい。ため込んだカネを世の中に返せっ、と。

 マルクスの『資本論』では、資本という名のカネが神と化して人間を服従させ、資本が資本を増殖することが自己目的となっていく姿を明るみに描き出している。カネがカネを増やすことこそが目的となる社会。それが、資本主義なのである。
 そんな中で、人間疎外も蔓延していくとも、指摘されていた。高度経済成長期の1960年代には、そういう「疎外論」の論争がマルクス主義哲学や実存主義哲学などの間で華々しかったのだが、いまは、そういう論争ではなく、事実として、職場でも学校でもイジメが横行する疎外社会となった。孤独死が常態化する無縁社会となった。
 以前にも書いたけれど、今、こういう時代だからこそ、マルクスの『資本論』を薦めたい。

 今朝、海上保安庁ビデオのニュースを見て、早速、6本のYouTube動画をダウンロードしました。
 ダウンロードしたのが6時台でしたが、11時過ぎには、もう、その6本は「投稿者により削除」となりました。(早ければ今日のうちにでも、機密漏洩事件として逮捕者、というようなニュースが出るかもしれません。) それでも、これからは、そのコピーが雨後のタケノコのように幾らでも投稿されることになりそうです。

 中国の漁船が日本の巡視船に対して、意図的に衝突してくる様子がよく分かります。ほぼ直角に頭から真っすぐに突っ込んでくる様子やわざと幅寄せして来て衝突するなど、中国漁船側の敵意むき出しの態度がよく分かります。衝突事故などではなく意図的な衝突事件です。

 この投稿によって、少なくとも、日中の外交関係は、再び、悪化するだろうことは、予想がつきます。しかし、それならそれで、構わないでしょう。不当逮捕だの損害賠償を要求するなどと騒ぎ立ててきた中国政府がどんな出方をするか見ものです。(もう、この映像は世界中への流出が始まっていますが、中国政府がこの映像を国内で見せたがらないのは、分が悪いと判断しているからでしょう。有利な材料であれば、宣伝しまくるはずですから。)
 尖閣諸島問題は、日本の領土・領海に対して資源目当てに中国が横やりを入れてきた問題であり、自民党時代以来、日本側の軟弱な態度によって政府間で棚上げしてきた問題です。なし崩しに「穏便に」過ごしてきたはずが、まさに中国漁船から挑発してきたのですから、この始末をつける責任は中国側にあるはずです。または、漁船の挑発といい、その後の政府の態度といい、中国側が、従来の棚上げ関係に終止符を打ちたいということを示してきたのだとすれば、この問題に決着をつけるには、いい機会だろうと思うのですが、日本政府の煮え切らない態度が問題になりそうです。(自民党以上に軟弱な事大主義の伝統を抱えた民主党内閣―遺憾 でいいのか?―だからこそ、それを見透かして挑発を仕掛けてきたのかもしれません。)

 一方、このデータが流出したことは、先日の警視庁の公安資料の流出と併せて、日本の国家権力の情報管理が問題になることも間違いありませんが、これは、日本に限らず、WikiLeaksをはじめ、インターネットを通じての内部告発のたぐいが、世界中で広がり始めていることでもあり、今の時代ならではの新しい問題としてコンセンサスやルールが模索されることになると思います。その一石を投じた意味でも、善悪はともかくとして、今回の投稿は、価値のあることだったと思います。
 イラク戦争とその後の経過について、WikiLeaksが暴露した米軍によるイラク民間人殺害の様子は大きな反響を呼び、また、米軍は発表よりもはるかに多くの民間人を殺害していた事実を隠し続けていたことも暴露されました。
 今回の件で、自民党あたりは、民主党に対する攻撃材料にしたがっているようですが、これは、極めて軽薄な態度だと言わざるを得ないでしょう。インターネットを利用した情報リークというのは、日本に限らず、世界で起きていることなのですから。(アメリカの軍事機密漏洩の方が、はるかに大事件でしょう。)

 内部告発というのは、私憤のこともあれば告発者なりの正義感からのものもあるでしょうが、何よりも、世の中の波紋という世論に期待することが特徴です。つまり、世論が力を発揮するという民主的環境にあることへの信頼に根付いたものだといえます。しかしながら同時に、そういう手段に出るのは、裏を返せば、民主的ではない現実があるからだともいえます。民主主義への期待と同時に、民主主義が実現できていないこと、または、真実が覆い隠されていることへの怒り、そういうものであろうと思います。
 たとえば、日本の警察でしばしば起こる内部告発は、捜査協力費という名目の経費に関する不正の告発です。架空の領収書を大量に偽造して経費を水増ししてプールする組織ぐるみの犯罪として、現職警官が内部告発するわけです。警察内部に民主的空気などあろうはずがないから、職場の不正に憤る者は、そういう方法を取らざるを得ないことが多いのだと思います。
 また、中国のような言論統制の国であるならば、こういう手段での世論への訴えさえも不可能でしょう。権力の側が察知するまでのほんの短い時間のゲリラ戦法としてなら、インターネットを利用することなどもあり得ますが、世論を形成するまでの力は持ちえません。大日本帝国の時代の共産党がそうだったように、非合法組織として“地下”に潜伏して深く静かに批判勢力を形成していくしかないのです。

 さて、いずれにせよ、軍隊の内幕が暴露されたアメリカにしろ、今回の件の日本にしろ、内部告発が絶えないのは、民主主義を標榜する国でありながら、実態は民主的ではないと感じている人々が少なくないことを示していると思います。そういう経験が増えていくのに伴って、新たな形での民主化要求もまた、強まっていく可能性もあります。権力側の主導する機密保持、情報統制の側に傾いていくのか、より民主的な社会になっていくのか、これからの推移は、大きな分かれ道になっていくように思っています。(ただし、警視庁の公安情報の漏洩は、内部告発とは全く性格が違う問題であって、世論に訴えようとする行動の一つであるとは、言えないでしょう。)
 会社のHPには、連絡先のアドレスとしてinfo@florule.comを載せていますが、これをめがけて毎日、100通以上ものスパム・メールが送りつけられてきます。同じ内容のメールをいくつもの違う発信者アドレスで送りつけるのですから、着信拒否の方法は、事実上ありません。
 そういうスパムで最も多いのがロシア語のメールです。当社に届くスパムでは、おそらく、60%~70%くらいはロシアからのものではないでしょうか。厚かましいにもほどがあります。
 そんなロシアの大統領が、千島を強奪して以来はじめて、国後(くなしり)島を訪問しました。これは、毎日ウンザリしているスパムと同様、あまりに厚かましい歴史上初めての暴挙です。

 第二次世界大戦の末期に開かれたヤルタ会談で、アメリカのルーズベルトは、ソ連のスターリンに、対日参戦を求めました。これに対してスターリンが持ち出したのが、樺太・千島全体をソ連にくれるなら参戦する、というものでした。戦争によって、利権を求め、領土を拡大したのは、第二次大戦では、おそらく、ソ連以外には、ないでしょう。
 すでに敗色濃厚となっていた日本帝国主義に追い打ちをかけただけで、もともと問題のなかった領土を略奪した厚かましさは、最も恥ずべき侵略行為に他なりません。この点では、あのシベリア抑留も同じような問題を含んでいます。つまり、あのスターリン・ソ連は、領土を略奪し、捕虜を奴隷化し、なりふり構わず自国の利益のみを追い求めた点で、第二次大戦後の世界では最も野蛮な態度に終始した、という問題です。
 ソ連がロシアになっても、今のロシア政府は、その当時の対日姿勢を正当化しようとしています。これに対しては、この野蛮な態度の積み重ねを世界に向かって告発すべきでしょう。
 「お願いですから、返して下さい」では、絶対に、話は通りません。むしろ、ソ連(ロシア)の態度がいかに理不尽なものであるか、時代遅れの野蛮な態度であったかを怒りを込めて告発しなければなりません。「おまえら、それで、国際的にも歴史的にもスジが通るのか」と。

 内外のメディアが指摘しているように、今回のメドベージェフの国後訪問は、あの、日中の尖閣諸島問題と絡んでいるし、中国、ロシアが厚かましさを増幅させているのは、日米の軍事同盟のギクシャクが背景にあると、言われています。
 しかし、日米関係の隙をつく形で日本に対する中国、ロシアの傲慢ぶりが説明されるのであれば、それは、日本がアメリカの属国だと言っているようなものです。(事実認識としては、それが正しい、とも言えるかもしれませんが・・・。)
 しかし、日本が本当に独立国として振る舞うのであれば、アメリカの軍事的プレゼンスなどあろうとなかろうと、世界に向かって堂々とものを言う国であるべきでしょう。
 中国にしてもロシアにしても、「君たちの(領土に関する)その言い分、どういう理屈で正当化できるのか、説明してごらん。我々は、その理屈を完膚なきまでに反論して粉砕してあげるから」と、主張するのがスジでしょう。

 国際関係が、スジの通る話の正当性ではなく、既成事実を積み重ねてしまう力関係で決まってしまうことが多いのは、こういう、対中、対ロの問題でも、ありありと、いやというほど見せつけられているわけですが、それだからこそ、こういう旧態依然としたパワーバランスを乗り越える説得力、正当性を世界の新しい秩序として打ち立てる努力が必要なのだと思っています。
 力づくで迫ってくる相手に対して説得力で対抗すること、それが平和外交のスジというものでしょう。
 いたずらに相手を刺激しないようにと、「冷静に」だの「遺憾です」などと低姿勢しかとれないのでは、国際的にも国内的にも通用しないでしょう。日和見主義政党のそういう事なかれ主義は、誰にとってもためにならない、そう思うのです。

 それにしても、著作権も肖像権もお構いなしの無法がまかり通り、世界最多の集客を誇示した万国博覧会のテーマ曲までもが盗作だった(しかも日本の人気アーティストの曲だった)ほどに恥ずかしい身勝手で自己中心的な中国の言い分といい、ソ連の強盗行為を正当化するロシアの言い分といい、ずいぶん昔から“社会帝国主義”などというみっともない単語が生まれてしまったのも道理です。忌々しい限りです。
 資本主義の発達の程度が遅れた国での社会主義は、社会主義としても遅れた水準から出発せざるを得ない、とは、紛れもない真実であり、事実、中国は資本主義経済の経験と教訓を積み重ねることにシフトするあまり最も帝国主義的な外交姿勢にまで陥ってしまっているし、ソ連・東欧はいとも簡単に内部から崩壊した揚句、凄まじい民族紛争へと迷走してしまいました。
 「一人の自由な発展が万人の自由な発展にとっての条件となる社会」(マルクスとエンゲルスによる『共産党宣言』)を目指すには、中国も旧・ソ連も、あまりにも、お粗末にすぎる(た)でしょう。
 世の中には、いろいろな職業があるけれど、これまでに見聞したなかで、最も厚顔無恥であること、礼儀知らずで行儀が悪いことで双璧だと思うのが政治家と芸能関係者だろうと思っています。いずれも人前に出ることを仕事にしている諸君です。
 もちろん、その世界の全員がそうだというのではなくて、そういう恥ずかしい人々がまかり通っている、という意味です。

 第一に、犯罪者に対する寛容さは、政界と芸能界ほど、緩やかな世界はないでしょう。
 刑罰が確定した前科のある人間が同じ業界に復帰できるというのは、ごく稀なことだと思うのですが、この二つの世界だけは、数え切れないほどの人物が堂々と復帰しています。
 政界ならば汚職事件で有罪になったって選挙で当選すれば「禊(みそぎ)が済んだ」などと公言するのが常だし、芸能界などは薬物事件などで刑期を終えて1、2年もたてば、過去のことなどなかったかのような涼しい顔をして復帰してきます。犯罪ではないけれど、セックス・スキャンダルなどは、政界も芸能界も、マスコミのほとぼりが冷めてしまえば、“きれいなからだ”になったかのように、不問となります。
 犯罪歴のある人物については、具体的に個人名を挙げることも出来るでしょうが、名前を挙げるなら全員平等にしなければならないでしょうから、「この人の名前は出て、あの人の名前が出ないのはおかしい」と突っ込まれないようにするためには、個人名は挙げない方が無難でしょう。
 それほどに復帰のチャンスに恵まれているギョーカイなのに、同じような犯罪を繰り返してしまう者もいるのは、人ごとながら、本人にとっても関係者にとっても、残念なことで、もったいないとは、思います。

 さて、そういう犯罪者どもと負けず劣らず、この二つの業界でまかり通っているのが、厚かましさです。「恥を知れ」と言いたくなる事例には事欠きません。

 宝飾品の展示会で、「あら、このジュエリー、ステキね。私が宣伝してあげるわよ。ちょっと貸してごらんなさい」と、数百万円のネックレスを着用してそのまま帰っちゃったある有名人。その後、なしのつぶてで、勝手に着用して行ってしまったジュエリーも、売ったのか貸したのか、会社としてもどういう扱いにしていいものか困ってしまったまま何年も過ぎてしまっている、というホントの話もあります。そういうことをするようになったのは、実は、テレビに出る機会が減って、人気に陰りが出てきてからのようです。

 女性の国会議員と言えば、白のスーツをトレードマークのようにする人も多いのですが、そんなある議員秘書からの電話で「これから先生が伺いますので、よろしく」と承ったあるアパレルの場合は、彼女が選びそうなスーツ、コートなどを一斉に倉庫に避難させます。
 「あら、あの雑誌に出てたスーツ、ないの?」「はぁ、申し訳ございません、先日、全部、売れてしまいまして・・・。」
 「じゃあ、そのお店、教えてちょうだい」「あっ、も、申しわけございません。お店の方で、もう、売り先が決まっているそうで・・・。」
 「しょうがないわねぇ、今回は、いいもの、何もないわね」「はいっ! 申し訳ございません!」(と、嬉しそうに答えるのです。)
というのも、センセーが代金を支払ったことなど一度もないからです。なぜなら、彼女いわく「わたしが着てあげるだけで、ずいぶん宣伝になるでしょ?」という理屈になるらしいからです。まあ、芸能界出身の議員らしい理屈ということでしょうか。
 ファー・コートなど持って行かれようものなら、ものによっては数千万円もの“被害”になってしまうのですから、ここは、隠し通すのが当然でしょう。

 そんなマダムたちがテレビ番組の中で偉そうに人に説教したり、国会の演壇で威風堂々と演説したりする姿を見ると、「恥を知れ」と思う次第なのです。

 まあ、スキャンダルも、政界、芸能界の恥ずかしい一面ではあるのですが、それはあくまでも低俗な水準のことであって、もっと、本質的な点で問題視したいのは、特に政界に身を置く者の変節ぶりについてです。
 でも、長くなりそうなので、今回は、ここまで。
 ただ、前振りをしておくとしたら、政治という舞台は、何にもまして志(こころざし)を持った人々の哲学・思想の実践の舞台だと思うのですが、そして、それを表現するのが所属政党だと思うのですが、政党名が簡単に変わってしまったり、所属政党が簡単に変わってしまったり、日本には無節操な政治屋どもが、多すぎる、という問題です。中には、“就活”よろしく、面接で議員候補を選んでしまう政党やら、応募しちゃったりするお気軽な政治屋まではびこるのですから、呆れ果てている次第です。

 では、また。
 今では、覚えている人も少ないだろう…と思うような人たちを何組か選んでみました。(自分でも、忘れていたような曲もあります。「ああ、こういう曲、よく聴いてたなぁ」と改めて思い出したような曲。)

 レターメンは「ミスター・ロンリー」でも有名ですが、これは彼らのオリジナルというわけではなくて、むしろ「涙のくちづけ」の方が思い出深い曲です。
 あとの曲も、それぞれに懐かしいのですが、全体として、マイナーな曲調ですよね。寂しげだったり、悲観的だったり。まあ、青春というのは、とにかく、そんなふうに悲しげに悩むべきメランコリックでブルーな年頃なのだと思います。昔々、野坂昭如がTVコマーシャルで歌っていた歌じゃないけれど「ソークラテースもエジソンも、みーんな、悩んで、おおきくなったぁ!!」

レターメン/ミスター・ロンリー The Lettermen - Mr.Lonely


涙のくちづけ/レターメン Sealed With A Kiss/Lettermen


孤独の世界/P・F・スローン From A Distance/P F Sloan


西暦2525年/ゼーガーとエバンス
In The Year 2525/Zager & Evans



ミスター・マンディ/オリジナル・キャスト
Mr.Monday/The Original Caste



マミー・ブルー/ポップ・トップス Mamy Blue/Pop Tops

 今日の「ペタ」を見て、ビックリ。
 クロード・チアリさんが「ペタ」を残して行ってくれました。セレブリティがご自分から、という「ペタ」は、初めていただきました。たぶん、前回の「今日の一曲」をご覧になってのことかと想像しています。
 なので、お礼の気持ちも含めて、改めて、彼のギター演奏を引用してみました。

 世界でも代表的な“中華思想の国”(真ん中が一番偉い、自分たちが世界の中心、という考え方の伝統を持つ国)として知られるフランスですが、19世紀にはパリ万博などをきっかけとした日本ブームが興ったのをはじめ、柔道人口が多い国だとか、右派の大物ジャック・シラク(パリ市長、首相、大統領を歴任した)が、親日家で大の相撲ファンなど、フランスから見れば辺境のはずの日本に対しては、エキゾチックな印象があるのか、ある種、親近感とか憧れが続いてきたように思います。
 逆に、日本にとっても、フランスは、戦後のモードをはじめ、文化、芸術、哲学に至るまで多くの影響を受けてきた国です。

 そんな中、シャンソンのサルバトーレ・アダモとかポップス・オーケストラのポール・モーリアなど、数え切れないほどの来日回数を重ねたミュージシャンもいました。あの、シルビー・バルタンだって、レナウンの「イェイェ」ソングをテレビ・コマーシャルで歌ったほどです。
 日本に住んで、テレビにもよく登場したのが、フランソワーズ・モレシャンと、クイズ番組などで活躍したクロード・チアリさんでした。しかも、彼は帰化して、日本人になったほどです。


 彼の公式ホームページがありますので、ご参考までに。
 クロード・チアリ 公式ページ


 コメント欄に「この方って・・・・・タレントのクリステル・チアリさんのお父様­ですよね??」という書き込みがあったのを見て、今更ながらに、時の流れを実感してしまいました・・・。
クロード・チアリ 夜霧のしのび逢い


 藤田まことさんが偲ばれます・・・。あの『はぐれ刑事・純情派』のエンディング。
クロード・チアリ 夜霧のシルエット


クロード・チアリ パリは霧にぬれて
クロード・チアリ フレールディベール(冬の華)
 ラテン・ナンバーなのですが、今日はちょっと、憂いを秘めたしっとりした感じで選んでみました。一応、秋ですから。
黒いオルフェ  クロードチアリ


キサス、キサス、キサス トリオ・ロス・パンチョス


ベサメ ムーチョ(訳詞付) / Andrea Boceli