前回の
「恥ずかしくない?」 に続いて、政治家の変節ぶりをとりあげようと思っていたのだが、その前に、厚顔無恥について、続きを書きたくなるような事態があまりにも多すぎる。
厚かましさについては、芸能界も政界も、その世界に身を置くうちに腐敗してしまった人々のタカリ体質をとりあげた。名前は伏せたものの、ヒントだけは挙げておくとすれば、あのタカリ体質のマダム達は、いずれも自民党に象徴される政治的保守主義者たちである。
お水界から大統領夫人になっちゃったあのバアサンも、このたぐいの一人としての噂が絶えないことも含めて、有名でもある。(って、名前を明らかにしたようなもの、か。だが、この人物については、世界中のスパイが動き回り、怪死事件も相次いだ魑魅魍魎=ちみもうりょう=の魔界だった、あの赤坂・六本木の出身であり、大統領にあてがわれた女となったのも、あの戦中・戦後のスパイ組織、児玉機関が絡んでいたとなれば、単に、えげつないバアサンであるよりも、謀略に満ちた経歴が垣間見えることの方が重要である。) だが、厚かましさについては、もうひとつ、開き直りぶりをとりあげておく必要があるだろう。そのサンプルを幾らでも提供してくれているのが民主党である。
相次いだ暴言で、国会の場で謝罪文を読み上げさせられた官房長官など聞いたことがない。「二位じゃダメなんですか」発言で失笑を買ったうえに、わけのわからないヤクショの大臣になって有頂天になり、国会内で雑誌モデルをやってしまった客寄せパンダも、「政治活動の一環だ」などと開き直った。
そして今度は、法務大臣の失言問題である。自民党の石破茂などは呆れ果てて「語るに落ちるとはこのことだ」と、不快感という以上に軽蔑を込めた怒りを吐き捨てている。にもかかわらず、居直るあの大臣の厚かましさは、民主党の体質を象徴するものの一つとなった。
管内閣の支持率も30%を割った。いよいよ、国民的な気分感情、要求とは掛け離れた存在であることが浮き彫りになってきた。この政府がこれ以上、判断力のまずさを積み重ねる前に、なんとかしないと、国民全体がとんでもない事態に巻き込まれかねない、という危機感が高まっていると思う。
内閣に対する不支持の意味が、単に「任せるには頼りない」のではなく「このままでは危険だ」という深刻さを帯びているのが今の情勢の特徴なのである。
民主党という名前とは裏腹の非民主体質が、同床異夢の者たちの野合集団だという成り立ちから生まれていること、そのために、党内も政権も意思疎通、情報流通に欠けていること、だからこそ、個人の資質が露呈しやすく、政府としても政党としても各人バラバラで、組織としての判断力を誤ることが多すぎること。
これが、今の中央政権の問題なのである。パイプも根回しもないためにギクシャクが表面化している外交上の諸問題も、こういう体質から生まれていることは明白である。
最近、管直人が“裸の王様”状態にあることを嘆いて、「総理という立場に立つと、情報が入ってこなくなる」と漏らしたことがあった。
だが、それでは本質をつかんでない。情報が入ってこなくなるのは、総理だからという一般論が当てはまるのではなく、民主党による総理だからという個別的な特徴なのである。そして、そう嘆かざるを得ないこと自体が、この内閣の危険信号なのである。
TPPに対する反対集会が開かれ始めているように、管政権に対する反対運動が、さまざまな問題を通じて広がることで、倒閣運動に発展していくだろう。いま、その兆しが見え始めているのではないか。
さっきのニュースによると、情報の入ってこない管直人が今日からサイトを立ち上げるらしい。直接、国民と接したがっているらしいのだが、思惑とは反対に、“炎上”騒ぎになるかもしれない。そんなサイトを今更立ち上げること自体が、KYの最たるものだろう。
「てめぇ、人をなめんなよっ」と、言いたい。