恥ずかしくない? | kyottides的 喜怒哀楽

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一年余りにわたって 開店休業状態 でしたが、そろそろ、また、あれやこれやと綴ってみようかなと思い始めています。よろしくお願いします。

 世の中には、いろいろな職業があるけれど、これまでに見聞したなかで、最も厚顔無恥であること、礼儀知らずで行儀が悪いことで双璧だと思うのが政治家と芸能関係者だろうと思っています。いずれも人前に出ることを仕事にしている諸君です。
 もちろん、その世界の全員がそうだというのではなくて、そういう恥ずかしい人々がまかり通っている、という意味です。

 第一に、犯罪者に対する寛容さは、政界と芸能界ほど、緩やかな世界はないでしょう。
 刑罰が確定した前科のある人間が同じ業界に復帰できるというのは、ごく稀なことだと思うのですが、この二つの世界だけは、数え切れないほどの人物が堂々と復帰しています。
 政界ならば汚職事件で有罪になったって選挙で当選すれば「禊(みそぎ)が済んだ」などと公言するのが常だし、芸能界などは薬物事件などで刑期を終えて1、2年もたてば、過去のことなどなかったかのような涼しい顔をして復帰してきます。犯罪ではないけれど、セックス・スキャンダルなどは、政界も芸能界も、マスコミのほとぼりが冷めてしまえば、“きれいなからだ”になったかのように、不問となります。
 犯罪歴のある人物については、具体的に個人名を挙げることも出来るでしょうが、名前を挙げるなら全員平等にしなければならないでしょうから、「この人の名前は出て、あの人の名前が出ないのはおかしい」と突っ込まれないようにするためには、個人名は挙げない方が無難でしょう。
 それほどに復帰のチャンスに恵まれているギョーカイなのに、同じような犯罪を繰り返してしまう者もいるのは、人ごとながら、本人にとっても関係者にとっても、残念なことで、もったいないとは、思います。

 さて、そういう犯罪者どもと負けず劣らず、この二つの業界でまかり通っているのが、厚かましさです。「恥を知れ」と言いたくなる事例には事欠きません。

 宝飾品の展示会で、「あら、このジュエリー、ステキね。私が宣伝してあげるわよ。ちょっと貸してごらんなさい」と、数百万円のネックレスを着用してそのまま帰っちゃったある有名人。その後、なしのつぶてで、勝手に着用して行ってしまったジュエリーも、売ったのか貸したのか、会社としてもどういう扱いにしていいものか困ってしまったまま何年も過ぎてしまっている、というホントの話もあります。そういうことをするようになったのは、実は、テレビに出る機会が減って、人気に陰りが出てきてからのようです。

 女性の国会議員と言えば、白のスーツをトレードマークのようにする人も多いのですが、そんなある議員秘書からの電話で「これから先生が伺いますので、よろしく」と承ったあるアパレルの場合は、彼女が選びそうなスーツ、コートなどを一斉に倉庫に避難させます。
 「あら、あの雑誌に出てたスーツ、ないの?」「はぁ、申し訳ございません、先日、全部、売れてしまいまして・・・。」
 「じゃあ、そのお店、教えてちょうだい」「あっ、も、申しわけございません。お店の方で、もう、売り先が決まっているそうで・・・。」
 「しょうがないわねぇ、今回は、いいもの、何もないわね」「はいっ! 申し訳ございません!」(と、嬉しそうに答えるのです。)
というのも、センセーが代金を支払ったことなど一度もないからです。なぜなら、彼女いわく「わたしが着てあげるだけで、ずいぶん宣伝になるでしょ?」という理屈になるらしいからです。まあ、芸能界出身の議員らしい理屈ということでしょうか。
 ファー・コートなど持って行かれようものなら、ものによっては数千万円もの“被害”になってしまうのですから、ここは、隠し通すのが当然でしょう。

 そんなマダムたちがテレビ番組の中で偉そうに人に説教したり、国会の演壇で威風堂々と演説したりする姿を見ると、「恥を知れ」と思う次第なのです。

 まあ、スキャンダルも、政界、芸能界の恥ずかしい一面ではあるのですが、それはあくまでも低俗な水準のことであって、もっと、本質的な点で問題視したいのは、特に政界に身を置く者の変節ぶりについてです。
 でも、長くなりそうなので、今回は、ここまで。
 ただ、前振りをしておくとしたら、政治という舞台は、何にもまして志(こころざし)を持った人々の哲学・思想の実践の舞台だと思うのですが、そして、それを表現するのが所属政党だと思うのですが、政党名が簡単に変わってしまったり、所属政党が簡単に変わってしまったり、日本には無節操な政治屋どもが、多すぎる、という問題です。中には、“就活”よろしく、面接で議員候補を選んでしまう政党やら、応募しちゃったりするお気軽な政治屋まではびこるのですから、呆れ果てている次第です。

 では、また。