今日はこちらです。
「女性天皇が認められたのは、どういった背景からなのか?」
参考文献は、橋本治さんで『日本の女帝の物語』(集英社新書)
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(勘違いしていたイメージ)
病気等で、男性の候補者がほぼいなくなってしまったから女性の天皇をたてた。
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(ケース1)最初の女性天皇、33代、推古天皇(炊屋姫)の時。男性の候補者はそれなりにいた。
ただ、候補者の中で最優先順位に来る押坂彦人大兄王子が、性格的に問題のある人物だった。当時の閣僚たちとうまくいってなかった。
そのため閣僚たちは、折衷案として「皇位継承順位のルール」はきちんと守った上で、女性も皇位につけられるというルールの新しい解釈を差し込んだ。
要は、彦人大兄王子を皇位につけたくないから、女性天皇を誕生させた…というのが、最初の経緯。
(ケース2)二番目の女性天皇、35代、皇極天皇(宝皇女)の時。ケース1の推古天皇と、同様の背景があった。
閣僚たちが、皇位継承順位の最初にくる山背大兄王に皇位を渡したくないと考えた。彼は人格的に問題があるとみなされた。
そのため、推古天皇の時の前例にあわせる形で、宝皇女を35代目の皇位につけることにした。
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〈まとめと所感〉
初めて女性が天皇として認められたのは、政争上の方便。なりふり構わずの結果からだった。
(これ彦人大兄皇子の立場からするとおもしろくない話ですよね。ここまで俺を拒絶したいのか…って気分になる。)