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「1990年代初めの景気後退の背景」
参考文献は、富田俊基さんで「国債の歴史」(東洋経済新報社)
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1990年代初め、日本や欧米主要国において、景気が大きく後退している。
原因としては、冷戦の終結があげられる。
1991年、ソビエト連邦が崩壊し、旧東側の国々や中国、インドなどが世界経済に組み込まれる。
それらの国々の安価で豊富な労働力と、日米欧が保有していた技術力が結びつき、世界的に安くて良質な製品が出回ることとなった。
しかし同時に、日米欧は製品の製造についてのアドバンテージを失うこととなった。