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「民主主義の国の経済的な強み」
参考文献は、富田俊基さんで「国債の歴史」(東洋経済新報社)
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国王の時代、国の運営資金が足りなくなったときは、国王は自身の名義で借金をした。
しかし、国王による借金は、その一存による踏み倒しや、世代交代による無効化といった振る舞いが多くあったため、信用がなく、原則お金は集まらなかった。(金利も非常に高かった)
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1688年 名誉革命。
国王の名義ではなく、議会の名義で借金をするという方法が採られる。(国債の誕生)
国王名義の借金に比べ、議会の名義での借金は信用が高く、たくさんのお金が集まった。
産業革命により、ますます戦争にお金のかかる環境にあって、国債を利用した資金の調達は、先進各国で不可欠な方法となっていった。