民主制と寡頭制の話とか | せぐ吉の読書ブログ

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本読みながら、好き勝手書いてます。

ちょっと、小難しい話を書きたい病がきたので。
書いてみます。内容的には、寡頭制の政体と民主制の政体に
ついてみたいな話。


貴族とか、エリートとか。一部の優秀な人が全部を取り仕切っちゃう
政治(寡頭制)と、国民から代表者をだして、その人達が仕切る政治(民主制)
どちらがいいのでしょみたいな話。


まぁ、読んでみるかねな人、いるようでしたらよろしく!



うぃ、はじめます。

もともとせぐ吉は、寡頭制と民主制だったら、寡頭制のほうが
システムとしては優秀だろって思っていたんです。


理由としては、民主制があまりにも。大衆の気分とか勢いで
振り回されることしかできないから。


今ニュースになっている消費税だって、
(まぁ増税決議に時間をかけるのは正しいとは思うんですけど)


増税は不可避だねって、局面が固まってから10年以上
道理を理解しない人のために時間をかけているわけじゃないですか。


しかも、市民主義者(みのもんたみたいな人)は、まだ
国民の怒りがああだこうだいってる。



沖縄の話だって、「ごめん、そこの君達、我慢して!!」
以外の結論なんてでないのわかっているのに。

やっぱり市民主義者が、変なクレーム振り回す。


民主主義はすばらしいって、いろんなところで教わりはしたけど。
本音の部分で、本当かよ。
おきてることは、学級崩壊の風景だぜ…なんて思ったわけです。

…以上が、お話その一。


もうひとつ。民主主義ってどうなのよって思ったのは。
民主主義はすばらしいねって価値観が流行したのが、わりと近代だってこと。


人類の歴史で、数千年にわたって「民主制なんて使えねぇよ、だってやつら
グダグダじゃん」っていわれ続けていたのに。


ついここ二百年くらいで、急に民主制最高!って話になってしまっている。

んん、勝てば官軍な理屈じゃないけど。

世界の警察になったアメリカが、民主主義すげぇよいってるから、
今世界で民主主義が解答みたいな顔してるだけで。


もう数百年あとには、ぬるいこといってる時代あったんだねなんて。
話にされてるんじゃないのかななんて…。


…以上がお話のその二。



以上の二つが今までの(答えの出せないまま保留してた)
見解でした。


で、ここからが、最近の趣旨換えした見解。
上の意見に対しての否定になります。


最近、中国の近代史あさってたのですけど。
この国って、社会主義の看板上げながら、ぜんぜん社会主義じゃない。
(不平等が問題になる社会主義って、もう魚を売らない魚屋さん状態)


実態は、今の中国は、寡頭制資本主義なんだって結論に流れました。

一部の人間(共産党員)が支配する資本主義。


共産党が、裁判所も、国会も、内閣も、警察も、軍隊も、報道も
すべてを一元管理する資本主義。


こういうことだいねって。


で、ひとつ自動的に別の結論ががでてきたんです。

ここ二百年くらいで、寡頭制が駄目になって、民主制がすばらしいと
いわれるようになった理由。


ーーー「印刷技術の発達」
…あぁ、これかもって思いました。


なぜ、寡頭制が維持できなくなったか。
民衆の意見が頻繁に交換されるようになってしまったからなんですね。


フランス革命の時には、「小冊子」といわれるものが大流行しました。
議会や、選挙の際はそこらじゅうで配られていたそうです。


まぁ、新聞の元祖です。


つまり、寡頭制を維持するには、情報統制が表裏で必要になって
しまうのではないかって。


マスコミが発達しちゃったものだから、今までみたいな寡頭制政治が
やりにくくなっちゃった。


うん、実際中国は情報統制(歴史の任意書き換え)にかなり手を焼いてる
みたいです。共産党に都合の悪いことをかくと、すぐに逮捕ってレベルで。


ネット警察もすごい数いるみたいだし。


ええと、結論。
「マスコミの発達により、寡頭制は成立しにくい状況になってしまった」

こんなふうに思いました。

さて、で、これが結論ならば次の局面もぼんやり見えるわけです。


印刷技術やテレビによって、寡頭制から民主制へ、政治のシステムは
先祖がえりしたわけですよね。


だったら、ネットの発達に連動して、間接民主制から、直接民主制への
先祖がえりがおきる。


例えば、サイバー国会みたいのが開かれて、
(さすがに発言者は限定されるでしょうけど)

そこでの議論に対して、イイネ!!をたくさんつけてもらえた意見が採用みたいに。

これから、政治の世界で起きる風景としては、

あんがいこんなんじゃないかねって思いました。


ま、妄想なんで、そういう温度で。