フロリダ(タンパベイエリア)より -23ページ目

フロリダ(タンパベイエリア)より

アメリカフロリダ州タンパベイエリアでの生活記です。

暑い!

未だに日中の最高気温が華氏90度近いんですが汗

ホリデーシーズン突入ということで、家に届くカタログの類には冬らしい衣料が盛りだくさん。でもタンパ周辺ではセーターやジャケットどころか長袖さえ必要ないような天気が続いています。

わんわんの散歩も、早めに帰宅できても涼しくなるのを待って短いのを一回、長いのは日没後までお預け。

1年中同じような服と靴で通せて被服費がかからないのは助かるんですが、北から引っ越した時に持って来た冬物衣料は正にタンスの肥やし状態。

冬季に寒冷地に行く可能性もないわけではないので、カジュアルなものから少しフォーマルなものまで気に入ったものは殆どそのまま持って来たんですが、実際にはフロリダで着ている「冬服」の上に旅先でも簡単に洗濯できるタートルネックやフリースを重ね着するのが定番となっており、ホリデーモチーフのセーターなどは全くお蔵入りです。

履きなれた雪道用の靴なども一応キープしてあるんですが、なんせ夏季は灼熱のガレージに保管されているのでゴム底の劣化も進んでいるだろうな、と。

明日のハロウィーンハロウィンも、こんな暑さじゃコスチュームを着て歩き回るのも大変でしょうね。うちは今年は何もしない予定なのであまり関係ないんですが・・・

うちは一箇所しか出入り口のないループ状の区画にあるのですが、近年それを逆手に取って、区画の住民以外の人々がミニバンで乗り付けて、ループの入り口で子供達を降ろし、うちの区画でtrick or treatをさせて、その間親はループの入り口で待機、というパターンが横行中。家を買った直後は律儀に友好的な隣人としてお菓子を配っていた夫ですが、どう見てもこの区画やその近辺に住んでいない子供達が(地域住民の子供を含まないグループで)多数やって来るので疑問に思っていたところ、このパターンが発覚した模様。

子供の安全が気になるのならモールや動物園などでやっているtrick or treatに連れて行くか、親が始終ついて廻ればいいのに、何だかねえ。

でも明日で夏時間も終わりですよ。一時間長く寝られるぞお~。


これは日本でもニュースになっていたようですが、先週の金曜日に起こった、コロラドでの騒ぎ。

http://www.chicagotribune.com/news/chi-tc-nw-balloon-quarter-1019-1oct20,0,5892641.story

結局自分達一家の出演するリアリティーショーシリーズの売り込みを狙った狂言だったそうですが、最初からヘンだなと思っていた人は結構いたはず。

http://abcnews.go.com/Video/playerIndex?id=8843203

このビデオで残り7分45秒くらいから出ている、気球が彼らの手を離れてしまった瞬間のビデオは全米ネットワークTVで最初から何度も流れていたんですが・・・

アマチュア科学者を名乗る人間が、一人(あるいはせいぜい奥さんと二人で)長いこと試行錯誤を重ねながらこつこつ手作業で作った気球なんでしょ?

費用も殆ど自前だったのだろうし、どう考えても「紛失してもいい気球」じゃなかったはず。

それなのに

1あの大きさの気球にたったの2本しかアンカーをつけず
2そのアンカーもどうみてもただの紐あるいはタコ糸程度。あの大きな気球が風に煽られた際に耐えうる強度があるようには見えない
3しかもそれを地上に固定する作業は奥さんに任せっぱなしで、ヘリウムを入れて浮かす前に自分で点検さえしていない

そこらの小中学生の夏休みの自由研究レベル(注:賞を取ったりするレベルじゃなく、宿題だから嫌々適当にやるレベル)の突っ込みどころ満載の「実験」を、40代後半のアマチュアとはいえ自称科学者が大真面目にやっているわけで。

世間ではインタビューで当の6歳児が「ショーのためにやるって言ってたじゃない」と漏らしちゃったところから疑惑が本格化したみたいですが、早い時期から私と同じ疑問を持っていた人もいたはず。

しかし、こんな狂言を計画している時点で、地域の警察や消防はもとより、軍のヘリや飛行機まで出動して、あの大きなデンバー空港のスケジュールや航路にまで影響を与える騒ぎになることを予測しなかったのか、できなかったのか・・・

このロバート・ヒーニー氏、竜巻などを追跡する他に、超常現象の研究なんかもしてたみたいですが、そういう分野の研究者がこういう大迷惑な狂言騒ぎを起こしちゃったら、もうキャリアとしておしまいですね。

一番可哀想なのは子供達だけど・・・特に渦中の6歳児。かなりレアな名前で、苗字もありふれたものではないし、ある程度の年齢になって自分の意思で改名しない限り、全米ないし世界中で「ああ、あの嘘つき一家の・・・」って思われちゃうんだろうな。

それとも親の精神を継承して、ティーンエイジャー位になったら家族やリアリティーTV業界に関する暴露本を出して一山稼ぐのかなあ。

とりあえず子供達の将来が心配ですね。親元に残されるのか、児童保護施設や里親のもとに行くことになるのか。
先週末は色々忙しくてブログの更新ができず、平日に時間を見つけて簡単なものを書こうと思っていたものの結局今日(土曜日)まで持ち越してしまいました。

スケジュール上忙しい週であることは事前に分かっていたのですが、週前半に職場でハプニングがあり、何だかんだで半日仕事にならなかったのが週の後半まで響いた感じです。結局のところ誰のせいでもないし、大事に至らなかったので良かったのですが、いざという時に瞬時に的確に対応するって難しいなショック!、とつくづく思わされた週でもありました。

私は職場では自分のオフィスの他に構内の他の建物数箇所でも仕事をするのですが、そのうちの一箇所で仕事をしている際に、同席していた若い女の子が倒れ、全身痙攣を起こしたんです。

その部屋にいたのは彼女と私だけ、廊下に出てみても近くにあるのはトイレや階段、機械室ばかりで誰もいないしょぼん

椅子に座った状態から床になだれ落ちた彼女。「誰かが倒れた」と認識してまず私の頭をよぎったのは

心臓発作?
脳卒中?
AED?
CPR?

 

以前の職場であった応急処置のワークショップでは

1呼吸と脈拍のチェック
2自分を含む同席者の安全確保(血液感染などを防ぐため)
3セキュリティーに連絡(必要に応じてセキュリティーが救急出動要請)

というのが最優先項目でした。

CPRやAEDは経験者が居合わせれば行うに越したことはないが、それよりも一刻も早くセキュリティーに連絡するのが重要、と教えられました。それに当時私が仕事をしていた部屋の周りには常時多くの人通りがあり、隣接する、医療関係者の多く働く建物との連絡通路もすぐ近くにあったので、いざとなったら廊下に出て大声で助けを求めればCPRの有経験者もすぐ見つかりそうな雰囲気だったし、、、

しかし今の職場は全然違う。

とりあえず気道確保、と思いつつ彼女に近寄るものの、唸り声やフーフーという呼吸音が聞こえるので、呼吸をしているのは明白。痙攣で手足も動いているので、脈もないわけがない、よね?口からは泡が出るけど頭は自然に横向きになってるし、呼吸困難の様子はない。

もしかして、これはいわゆるてんかん発作?と思ったのがこの時点。しかしてんかんについての話は何度か聞いたことがあるけれど、実際に発作に立ち会わせたのは生まれて初めての私ガーン

実は1週間ほど前、彼女は予定に反して来れなかったことがあり、その時に彼女がくれたメールによると、

1最近体調が悪く
22週間前にてんかん発作があり
3今週神経内科医の診察を受ける予定である

ということ。それ以上踏み込んで個人的な事を根掘り葉掘り聞くのもアレですし、仕事上はそれだけの情報があれば十分なので、その時はさらっと「お大事に」的なメールを送り、今週は来れたので少し安心していたのですが。

彼女にとって最低でも2回目のてんかん発作であろうということは推測できても、

もともとてんかん持ちなのか?

最近頭に怪我をしたり、脳の病気を患っていたりして、
それが原因でてんかんが起きているのか?

は全く不明
叫び

前者ならばそのまま様子を見てもいいんだろうけど、後者ならマズイ、ということで室内にある緊急連絡用電話でセキュリティーに連絡。制服組のスタッフはみなCPRなどの応急処置の訓練も受けているし、ベテランならてんかん発作に対応したこともあるのではないかと。

セキュリティーの内線番号をダイヤルすると・・・

プープープー、、、(話中DASH!

エエエ~と思いつつ、再度ダイヤル。呼び出し音が聞こえた後、誰かが応答してくれた!

若い女性の声:「セキュリティー。少々お待ちいただけますか?

出たー!クリニックの受け付け電話なんかでよくあるアレですね。こちらが名乗ったり、待ってくれるかという質問に対してイエスあるいはノーを言ったりする間髪なしに一方的に保留にされるっていう。

この間床に横たわる彼女の痙攣は一層激しくなり、頭の近くにある椅子やテーブルの脚に頭をぶつけないかとハラハラ。でも緊急電話はもちろんコードレスタイプではなく、彼女から離れたところにあるので、この通話を終了するまでは彼女には近づけません。

幸い保留は30秒くらいに留まり、セキュリティーの職員が再度電話に出たのですが、こちらが「てんかん発作を起こしている人がいます」と言った途端、市の消防・救急番号(通常の911)に転送されてしまいました

セキュリティーが、構内のどの部屋でどのような状態なのかを聞きだすこともなく本物の911に転送するってことは、もしかしててんかん発作ってのは心臓発作などと同じ位、一刻を争う危ない状態ってことなの?更に100倍怖気づいた私ガーン

911の女性職員が出て色々質問をされたのですが、困ったのが

「現在地の住所と電話番号は?」

という質問。固定電話から電話しているのだから逆探知できるはず、と思っていましたが、どうやらできていないらしく、焦って緊急用電話の本体をチェックするものの、セキュリティーの内線番号が書いてあるだけでこの電話の番号は書いてない!

私:「内線電話で外線番号がないみたいなんですけど」
911:「では住所を」
私:「○○(組織名)の××ビルディング、△△号室です」
911:「ストリートアドレスは?」

私:「。。。あせる

私の職場は、どの建物にオフィスがあっても一括で公道沿いにある代表住所を使い、郵便物はメインのメールルームから構内各オフィスに配られます。ある程度以上のサイズの職場ならばみなこの方法を使っているのではないでしょうか。

ですから、構内の個々の建物のストリートアドレスなんて知らないわけで。(っていうか私有地内の私道沿いに建っていて、公道からは直接アクセスできない建物に正式なストリートアドレスなんてあるんでしょうか?)

私:「(仕方がないので)代表の住所は○ストリートの△番地です」
911:「○ストリートにあるんですね?」
私:「いや、でもこの建物は○ストリート沿いにはなくて、×ストリートの方に近いんです」
911(イライラした様子で)「では×ストリートの何番ですか?」
私:「番号はわからないんです。いつもここで仕事をしている訳ではないので。×ストリートを挟んですぐ向かいに○○学校があるんですが、それで分かりませんか?」
911:(○○学校で検索したらしく)「じゃあ×ストリートの△番地?」
私:「大体そのあたりだと思います」

いやー、今時の先進国の都市部で固定電話から救急に電話して、住所の把握にこんなに手間取るなんて考えたこともなかったです。日頃仕事をしている建物のストリートアドレスと外線番号くらいはちゃんと把握しておかなければ、と思いました。

もちろんこの他にも色々と倒れている彼女の状態について質問をされ、一刻を争うような事態ではないことが確認されたようです。意識が戻っても横向きで横になったままの状態を維持させて、起き上がったり立ち上がったりさせず、薬や水、その他の飲食物は与えないこと、と指示されました。で、最後に

911:「プライベートのパラメディックの出動を要請しました。これから1時間以内に到着する予定です。」

ちょちょっとー!確かに緊急性が低いから、市の救急車じゃなくて民間の救急車(兼患者搬送サービス)が来るってのは理解できるけど、この街中でこれから1時間って・・・汗タクシー呼んで近くの病院に行った方がよっぽど早いっての。

しかもこの時点では彼女の痙攣は収まり、うっすらと意識も戻ってきた様子。まま5分もしたら、もしかするとこちらの制止を振り切って立ち上がって、下手したら車運転して帰っちゃうかもよ?民間業者でも救急車に一回来てもらったら数百ドルはかかるから(保険が効いても100ドルくらいは自己負担だと思う)、平均的なアメリカ人としてはそのまま帰っちゃって出費を抑えたいという気持ちになってもおかしくない。彼女の場合、3週間前の発作時にも救急のお世話になったのかも知れないし、専門医にかかって検査やら色々していたら、まだ若い彼女の収入に対してかなりの出費になってることは間違いないし。

ということでとりあえず誰かに来てもらわないと、ということで職場のスイッチボードに電話して自分の部署の秘書さんの番号(これも日頃は直接彼女のデスクに行ったり、メールを送ったりすることが殆どなので番号を覚えていなかった)に繋げて貰うものの、席を外しているらしく長いこと鳴らしても誰も出ない。

そうこうしてる間に、そう言えばセキュリティーからは誰も来ていないという事実に気付いた私。911に転送する前にせめて部屋番号くらい聞きだして、とりあえず誰かよこしてくれればいいのに、と思いつつセキュリティーに電話。

私:「××ビルディングの△△号室ですが、先程てんかん発作を起こした人の件でこちらに電話した所、すぐに市の消防に転送されました。民間のパラメディックが来ることになっていますが、これから最長1時間かかるらしい上に私の他に誰もいないので、誰か来て貰えませんか?」

セキュリティー:「ああ、その件ね。ではオフィサーをそちらに向かわせます。」

3分くらいで制服姿のセキュリティーの到着。私が911との通話を終えた後、911あるいはパラメディックから連絡があったらしく、「パラメディックは今こちらに向かってるからね」と安心できるお言葉ラブラブこういうのは慣れっこみたいで、意識が戻ったもののイマイチ現状がつかめない彼女に名前を聞いたり、IDの提示を求めたり。非常に心強く、ありがたかったです。同時に何で最初からこのしっかりした人をよこしてくれなかったの?という憤りも少々。

で、パラメディック男女2人組は電話の約30分後に到着。このセキュリティーのおじさんとは顔見知りみたいで、「やあ、調子はどう?」みたいな会話をしながらゆるーくご登場。脈拍や血圧や血糖値などを測り、彼女の服用している薬のチェックをしてから彼女をストレッチャーに乗せて搬送。

通常よりもほぼ1時間遅れで自分のオフィスに戻り、上司に事後報告。多分10年くらいここで働いているベテランなので、例の建物のストリートアドレスと外線電話番号を聞いておこうとしたら、彼女も知らないそうでダウンそういう重要情報は緊急用電話の脇に表示するべき、という点で同意してくれ、その後超忙しい中セキュリティーの責任者に話をしてくれた模様。

で、結果として、私の電話がすぐに市の911に転送されたのは手違いだったそうで。

構内の緊急用電話からセキュリティーに電話をすると、セキュリティー側のターミナルでは発信元の内線番号が表示され、そこから建物と部屋番号がすぐわかるようになっているそうで。そして本来ならばその情報と通報者からの情報をまとめて市の911に通報し、出動要請をするというのがプロトコルらしいです。今回のような手違いはあるべきではなく、今後このようなことにならないようスタッフ教育を徹底する、ということでした。

それにしてもこういう緊急事態を経験すると、今まで目に見えなかった落とし穴が見えてくるもので、良い勉強になりました。