コロラドの気球騒ぎ | フロリダ(タンパベイエリア)より

フロリダ(タンパベイエリア)より

アメリカフロリダ州タンパベイエリアでの生活記です。

これは日本でもニュースになっていたようですが、先週の金曜日に起こった、コロラドでの騒ぎ。

http://www.chicagotribune.com/news/chi-tc-nw-balloon-quarter-1019-1oct20,0,5892641.story

結局自分達一家の出演するリアリティーショーシリーズの売り込みを狙った狂言だったそうですが、最初からヘンだなと思っていた人は結構いたはず。

http://abcnews.go.com/Video/playerIndex?id=8843203

このビデオで残り7分45秒くらいから出ている、気球が彼らの手を離れてしまった瞬間のビデオは全米ネットワークTVで最初から何度も流れていたんですが・・・

アマチュア科学者を名乗る人間が、一人(あるいはせいぜい奥さんと二人で)長いこと試行錯誤を重ねながらこつこつ手作業で作った気球なんでしょ?

費用も殆ど自前だったのだろうし、どう考えても「紛失してもいい気球」じゃなかったはず。

それなのに

1あの大きさの気球にたったの2本しかアンカーをつけず
2そのアンカーもどうみてもただの紐あるいはタコ糸程度。あの大きな気球が風に煽られた際に耐えうる強度があるようには見えない
3しかもそれを地上に固定する作業は奥さんに任せっぱなしで、ヘリウムを入れて浮かす前に自分で点検さえしていない

そこらの小中学生の夏休みの自由研究レベル(注:賞を取ったりするレベルじゃなく、宿題だから嫌々適当にやるレベル)の突っ込みどころ満載の「実験」を、40代後半のアマチュアとはいえ自称科学者が大真面目にやっているわけで。

世間ではインタビューで当の6歳児が「ショーのためにやるって言ってたじゃない」と漏らしちゃったところから疑惑が本格化したみたいですが、早い時期から私と同じ疑問を持っていた人もいたはず。

しかし、こんな狂言を計画している時点で、地域の警察や消防はもとより、軍のヘリや飛行機まで出動して、あの大きなデンバー空港のスケジュールや航路にまで影響を与える騒ぎになることを予測しなかったのか、できなかったのか・・・

このロバート・ヒーニー氏、竜巻などを追跡する他に、超常現象の研究なんかもしてたみたいですが、そういう分野の研究者がこういう大迷惑な狂言騒ぎを起こしちゃったら、もうキャリアとしておしまいですね。

一番可哀想なのは子供達だけど・・・特に渦中の6歳児。かなりレアな名前で、苗字もありふれたものではないし、ある程度の年齢になって自分の意思で改名しない限り、全米ないし世界中で「ああ、あの嘘つき一家の・・・」って思われちゃうんだろうな。

それとも親の精神を継承して、ティーンエイジャー位になったら家族やリアリティーTV業界に関する暴露本を出して一山稼ぐのかなあ。

とりあえず子供達の将来が心配ですね。親元に残されるのか、児童保護施設や里親のもとに行くことになるのか。