“ なんちゃって “ にもほどがある『CASINO』JLモデル ★Reprise★ 『その15』 | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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『その14』から つづく。)



引き続き、

◆ 課題1 (『なんちゃって JLカジノ 2』新規製作)

前回、ようやくトップのマット仕上げ化が完了しております。
残るは、

 ● 1-4:コントロール類を移殖。
 ● 1-5:GK-3ピックアップを移殖。

 


「1-4」に関しては P.U.セレクタースイッチの黒いプレートの移植までは終えましたが、この段階で一応ちゃんと音が出ることを確認しておきたい。
(これまでの作業で多少なりとも電装系(主に配線)に物理的な負荷が掛かっているはずなので、念の為断線などが無いことを確認します。)

 

暫定的に弦を張ります。

 


弦張りに際して、メニューには具体的に入れておりませんでしたが当初から予定はしていた ↓ こちら。

サドルを純正の金属製からサードパーティの樹脂製のものに換装します。

 


この『Coupe』自体は購入する時点で改造用の素材と捉えていたため、新品の状態から弦を張り替えてちょっと調整した後、試奏的に軽〜く弾いた程度でした。
が。
その「軽〜く弾いた程度」の中で 1弦を 2本切っております。どちらもサドル部分で切れました。

このデフォルトのサドル、仕上げのクオリティがかなり怪しい。とてもじゃないけどこのままではライブでは使えません。

・・・ということで、安全な樹脂製に換装することにいたしました。

製品のキャプションにも「驚くほど弦が長持ち」と謳われております。素材は明記されてませんが、フッ素が効いて滑りがよくなるため弦が切れにくくなる・・・という理屈だそうで。

因みに。
“ オリジナル “ のジョン使用機のサドルは乳白色の樹脂製。
前回紹介した『Guitar magagine 2020年8月号』に依ると、『CASINO』のブリッジに関して

 〜 62年頃からナイロン・サドルが登場。ナイロンは金属製よりも柔らかなサウンドになる傾向がある。

とあります。(まあ、” いかにも “ な感じですけど。)

見た目的には「白」と「黒」の違いはありますが、弦切れ防止と同時に/サウンドキャラクターを “ ホンモノ “ に近付ける という一石二鳥の効果が期待出来ます。


・・・と言いたいところですが。
今回のケース、恐らくサウンドに関与するもっともっと決定的な要素がたくさんあるはずなので、そんな微細な差異は埋もれてしまうに違いない。且つ、どうせ私の耳では感知できませんので。
あくまで “ なんちゃって “ として そういう「気分」は大切。


さらに因みに。
『Epiphone CASINO』にはギブソンの『ABR-1』相当のブリッジが使われてます。(仕様は色々と変遷がある様ですけど。)
現行の「Epiphone製」の機体である時点で「ギブソン純正」のパーツが使われている可能性は低い気もしますが、尚更この『Coupe』に関して言えばやっぱり非純正の “ 相当品 “ ってことではなかろうかと思います。
(あ、でも Epiphone が採用しているわけなので「Epiphone純正」ってことにはなるのか・・・。)

 


もしかすると 例えば、

 〜 弦切れ対策のためにサドルのエッジを仕上げる。

なんてのもギターのメンテの一貫としてフツーにやるべきことなのかも知れません。
とはいえ、ベースとなるパーツ そもそものクオリティがイマイチ信用出来ないってのもアレだな〜。



そしてもうひとつ。
弦張りとセットで済ませたいのが、

 ● 1-5:GK-3ピックアップを移殖。

です。
『なんちゃって JLカジノ 2』から外した『Roland GK-3 ピックアップ』を移植。


ギターシンセ専用のピックアップとコントローラーです。
これも確実に “ なんちゃって “ 要素のひとつとなりますが、実用上欠かせませんので。

『GK-3』のインストール方法は機種によって何パターンかあります。
ギブソン系の『ARB-1』や『T.O.M.』などの場合は黒い鉄のプレートにピックアップを両面テープで接着し、そのプレートをブリッジ下に挟み込むスタイルが基本です。
当然ながらプレートの厚みが弦高にも影響しますので、ここで一緒にまとめて調整までしてしまいます。





ケーブルの始末とコントローラーの取り付けは後から本格的にやるつもりでしたが、ここである問題が発覚。

(にわかに忍び寄る ” 泥沼 “ の気配・・・。)

『GK-3』のコントローラーは、『なんちゃって JLカジノ 2』の時と同様にテールピースに固定する予定。
裏側からスポンジ両面テープとガムテープで留めます。


んが!

『Coupe』のテールピースが短い!
コントローラーのケースが長手方向に収まりません。

まあ、必ずしも “ ダメ “ ではないんですけど、もう一つ気になるところもあるので・・・。


次回、そこのところの解決を図ります。
(自ら “ 余計な泥沼 “ にハマりに行く感じ。)




『その16』に つづく。)



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