私は知らないことを知らないままにして もやもやしているのが好きなので、今回も何ら結論めいたお話には至りません。
数年前から、なんとな〜く気なっておりました。
新聞/TV などの報道において、主に既出の 事件/事故 の続報や詳報 を伝える際。
記事の最後に、
〜 捜査関係者への取材で明らかになった。
という一節が添えられていることが多いのですが・・・。
私の中での認識では、昔からよく TVニュース や ドラマ で見掛ける警察関係者による記者会見の光景の印象が強く、警察からの情報というのはそういったところから流れて来るものと思っておりました。
少なくともその形態から出て来るのは、警察のエラい人や捜査担当者などが “ 公式 “ な立場で発信する “ 公式 “ な情報と思って間違いないかと。
それに対し、「捜査関係者への取材で明らかに」なった情報って、逆に報道機関側が「取材しなければ明らかにはならなかった」わけで。
あと、『捜査関係者』というのが曖昧だし。
この一節、ウラに含まれたニュアンスとして警察としての “ 公式 “ な発言とは捉えにくい気がする。
例えば、記者が警察に取材を申し込んでセッティングされた場での発言ならば “ 公式 “ なんでしょうけど・・・。
あくまでイメージではありますが、よく ドラマや映画にありそうな
〜 担当刑事が記者にしつこくつきまとわれて、根負けして情報を渡す。
もしくは、
〜 記者が担当刑事と親密になって、個人的に情報を聞き出す。
みたいな状況が想像されてしまいます。
しかも、どちらも「あくまでオフレコで・・・。」的な条件付きのヤツ。
もしホントにそんな状況だったら、捜査関係者 “ 個人 “ の裁量による「情報漏洩事件」なんじゃなかろうか?
容疑者への有罪心証への誘導とかにならなければよいのですが。
あと。
某民間企業が、捜査当局からの要請でスマホのロックの解除に協力していた(有償)というお話。
この新聞記事にも
〜 捜査関係者への取材で分かった。
って書いてありました。
このロック解除が法的にはグレーという捉え方もある様なので、我々庶民の側からするとそのグレーゾーンに切り込んだ『報道機関によるスクープ』というのがとりあえずの見方かと。
んが。
これって、そもそも「いち捜査関係者」が出してよい情報?
法的な認識のところはともかく、請け負った企業としては実名報道までされて「はぁ?」ってところではなかろうかと。
(因みに、件の企業は取材に対して「ノーコメント」とのこと。)
もしかしたら、正義感に溢れる「いち捜査関係者」の『内部告発』だったりするのかな〜。
もやもや・・・。
■ FJスズキ ■