いつも「書き始め」はそこそこ早いんです。
ただ、「書き終わり」が・・・。
《2018年》
(以下、敬称略。)
先月末 6月30日(土)の東京泊から、明けて 7月1日(日)は横浜へ移動。
前月分の『覚え書き』とは月を跨いで分断されてしまいましたが、私的に特筆すべきトピックは鼻血出そうな『タテタカコ 二夜連続!!』でした。
(鼻血 出ませんでしたけど。)
が、それはそれとして。
差し当たって朝から横浜で あれこれ詰め込み。
● 7月1日(日) 横浜
横浜というと以前から東京の往き帰りの途中で『横浜人形の家』/『横浜美術館』など目的で立ち寄ることはちょいちょいありまして。
もう大分前に無くなってしまいましたが、マリンタワー内の『北原照久』氏 のモーションディスプレイのミュージアムにも何度か行きました。
『大さん橋』の存在を知ったこの 5~6年ほどは、むしろそれメインで横浜へ出向くことも。
そんな中。
確か一昨年だったと思います。
人形の家 に『リカちゃん人形』の企画展を観に行った際。
帰り際にロビーでチラシ類を眺めていると、横浜の観光情報と並んで地元の 博物館/資料館 などのパンフレットが多数並んでおります。
特に気になったものをいただいてまいりました。
なんだか妙~にマニアックな臭気が漂います。
想像するに、横浜は約 160年前の開港以降 “ 開国の礎 “ として一気に欧米の文化が流れ込んだ地ゆえにその歴史を物語る 建造物やら/それらにまつわる資料の類やら がたくさん残されているってことなんでしょう。
その他にもいろいろありそうなので、機会があればまとめて廻ってみよう・・・と思いつつ。
いただいたパンフはライブ関係のフライヤー類と一緒にしまい込んでしまってました。
そして、先日敢行したフライヤー類一斉整理の時に発掘。
その時点で具体的に次回の横浜訪問の機会となる この 7/1(日)に狙いを定めていたという次第。
夕方のライブ観覧までの時間、どこをどう巡るか作戦立て始めたのが 4日前くらい。
今回は深追いは避けて、あえて “ ネット検索 “ は掛けず。
Google Map で横浜港界隈をざっと俯瞰で眺めてみて、その中に文字情報で表示される 博物館/資料館 をピックアップすることに。
とりあえず「規模の 大/小」とか「興味の あり/なし」は抜きにして、手当たり次第に時間の許す限りに・・・という方針で。
おおよそ みなとみらい駅 から 元町駅 の間、港の海岸線と本町通りで挟まれたエリアだけでもざっと 10件近くにはなります。
前述のパンフにあった『馬の博物館』については今回は除外。このエリアからちょっと外れた山手方面にあるので。
炎天下 坂道登るのはイヤなので、改めて涼しい時期に。
各施設、 “ 調べ過ぎない “ 程度に公式サイトで当たりをつけたところ、軒並み開館時刻は 10:00 。
唯一『横浜人形の家』が 9:30 開館だったので、ここを起点に 元町方面から みなとみらい方面へ攻めることにします。
夕方のライブ会場は起点側の中華街の中なので、徒歩で行けるところまで行って電車で戻ればよいかと。
では、ようやくスタートです。
9:30 ~
◆ [1]『横浜人形の家』
・横浜人形の家コレクション展 『人間国宝 平田郷陽』
常設展は過去何度も観てるので、今回はさらりと通過。
企画展の方は、人形の家 所蔵の『平田郷陽』作品 17点展示。この 15年くらいの間に各地の人形展などで何点かずつ拝見することはありましたが、このボリュームでまとめて観られるのは稀かと。
作品によっては独立したガラスケースで周囲 360° ぐるりと眺められるので、何度も何度もぐるぐるぐるぐる廻ってしまいます。
場内空いてましたし、一応他の観覧者にも配慮しながら・・・です。
但し、私の存在自体が「不審者!?」と不安感を与えてしまっていたとしたらスミマセン。残念ながら、そこは自分ではコントロールできない。
館内に薄っすらと『黒色すみれ』さん の楽曲『大人になったアリス』が流れているので そっちに行ってみると・・・。
そこは人形作家『清水真理』さん の作品をフィーチャーした映像作品『Alice in Dream Land』の展示コーナーで、ガラスケースに実際にその映画に使われた人形が ど~んと並んでました。
ショーケースの脇の液晶モニタに同作品のダイジェスト的映像と、同楽曲の MV が流れてます。
トータル 10分くらいだったかと思いますが、一巡するまでモニタを眺めていたところ。
多くの親子連れは一瞬モニタ前に足を留めるものの、「何これ? 怖~い。」とか「気持ち悪~い。」とか言いながら足早に立ち去ってしまう。
そんな中ただ一人。小1 くらいの女の子が、喰い入るように画面に見入っていました。
他の子がモニタの前に立ち塞がると、脇に回り込んで「一瞬たりとも見逃してなるものか!」といった風情です。
私は、
「きっと今、彼女の中に “ 何か “ が芽生え始めているに違いない。」
という確信と共に、” 心の中で “ ニヤニヤしてしまいました。決して表情には出していないつもりでしたが、もしコントロールできていなかったらスミマセン。
(何なら頭を撫でてあげたいくらいの気分でしたが、その瞬間に通報事案発生いたします。)
将来、
「あの時『横浜人形の家』で観た映像が忘れられなくて・・・。」
と語る女性クリエイター的な人が現れるのを期待したい。
う~む。
初っ端からペース配分が・・・。
この先の進行が予測できないので、都度テキトーなところで分割いたします。
とりあえず今回は『その1』ということに。
(『その2』に つづく。)
■ FJスズキ ■