(『前編』から つづく。)
今回『後編』で完結のつもりでしたが、さらに延長決定済みのため『中編』といたします。
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その後、書店で『週刊 バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン』の続巻を見掛けては「!」ってなりながらも、見なかったことにしております。
(じっくり見たら つい買っちゃいそうなので。)
実は、『前編』の時点で この『1/8 デロリアン』の周辺事情をネットでちょびっとだけ調べておりました。
デアゴスティーニ・ジャパン社 が昨年(2016年)に広島で先行試験販売開始した後、この 1月に全国販売という流れらしい。
さらに、元々は 英国 イーグルモス社 の製品とのことで、世界展開ってことなら 何だかんだ言って充分に元は取れるんでしょう。
となると、尚更 全世界で実数として一体「何人」がゴールに辿り着いているのか、ものすご~く知りたい!!
ちょいと余談ですが。
昔から、静岡県/広島県 ではタバコや食品の先行試験販売が行われ、その後に全国販売に移行するというウワサはよく耳にいたします。
実際に行われているんですね~、そういうの。(私が知らないだけか・・・。)
そしてこれもウワサのレベルですが、両県民が「平均的な日本人」なのでサンプルとして適切だということらしいのですが・・・。
静岡県内で生まれ育ち 現在も静岡県内に在住の私め、確かに “ 平凡 “ この上ない人間ではございます。
ただ、その一方で 大いに “ 人の道を外れている “ 自覚もありまして。
そこのところの整合性は如何に?
まあ、今回「創刊号だけ冷やかしで買って終了」という 恐らく購入者の大多数を占めるであろう行動パターンを踏んでいることを鑑みると、やっぱり「平均的」な日本人なんでしょう、きっと。
もし「創刊号購入者の 9割が『ゴール』到達!」なんていう都道府県をうっかりサンプリングしてしまったら、目算を誤まって在庫の山に・・・とか、ないか。
それにしても。
この企画、「2年半掛けて 全130号で完結」というボリューム。
毎号のパーツ構成の配分やら/それを踏まえた模型の設計やら/販売数の推移のシミュレーションやら といったプランニングをする状況を想像しただけで頭おかしくなりそうです。
あと、付属の冊子(っていうか、そもそも『分冊百科』として書店で展開するにはこっちが “ 主 “ なんでしょうけど・・・)の方も、130号分のネタ集めとか/取材とか。
さらに頭おかしくなりそう。
どんな人がやってるのか、そこのところも ものすご~く気になる。
改めて、『分冊百科』に対する私なりの認識。
以下、あくまで私の中の記憶&主観によるものでございます。
ネット検索すれば客観的な事実はすぐに調べられるはずですが、であればこそ それをトレースしても意味がないので。
ホントに正しい情報が必要な人はそっちを当たっていただくとして、ここではあくまで “ 私自身が書くところに意義のある “ 私の中の記憶&主観を基に構成いたします。
(平たく言うと、「創作」と捉えていただくのがよろしいのではなかろうかと・・・。)
『分冊百科』という仕組み、恐らく海外由来なんでしょうが、日本での歴史もそれなりに古い気もします。私自身が明確に認識し始めたのは今から 30年くらい前だったかと。
この『分冊百科』という呼び名の由来として、当初は正に百科事典を分冊化した様な冊子のコレクションが中心だったと思いますが、そこから派生したもの含めて概ね
・冊子系 (元祖「分冊百科」)
・ディスク系 (音楽 CD/映画・ドラマ DVD など)
・コレクション系 (ミニカー など)
・組み立て系 (大型模型 など)
といった区分けが可能でしょう。
その 約30年の間で、私自身は本気で全号制覇しようと思ったものはありませんが、ポツリポツリと数号だけ購入したものはいくつかありまして。
手元に現存するものを集めてみました。
◆ 『週刊 マーダー・ケースブック』(省心書房、1995年~、全96号)
私の中では、『分冊百科』といえばコレ!
副題は「世界を震撼させた殺人事件の真実」。
第10巻『ジョン・レノン狙撃事件』のみ狙って購入。
ひたすら殺人事件を取り上げるシリーズって・・・。
今でもやろうと思えば刊行は可能なんでしょうが、大々的な TV CM とかムリな気がする。
奇しくも『マーダー・ケースブック』、静岡界隈ではヒジョ~にタイムリーな話題なんですけど。
その点につきましては いずれ近いうちに・・・ということで。(笑)
◆ 『週刊 エアクラフト』(同朋舎出版、1988年~、全96号)
副題は「世界の航空機図解百科」。
戦闘機から民間機までを網羅した、正に『分冊百科』。
何冊か購入した記憶はありますが、手元に残ってるのは第1・2号(合併号)と第3号のみ。
◆ 『週刊 マイ・ディズニーランド』(デアゴスティーニ・ジャパン、2007年~、全100号)
副題は「あなただけのミニチュア・ディズニーランド!」。
毎号付属のパーツを組み立てて、ディズニーランドのジオラマを完成させる。
ディズニー には特に興味ありませんが、ドールハウス作家『村上一昭』氏 設計のジオラマがヒジョ~によくまとまっているな~と思い 割と本気で全号購入を検討するも「総額 13万円弱」で断念。そういう意味では、今回の『デロリアン』と類似のケースでした。
創刊号のみ購入、付属の ミッキーマウス のフィギュアは・・・恐らく処分済み。
◆ 『動物たちの地球』(朝日新聞社、1992年~、全144号)
特に『分冊百科』を意識していたわけではなく、カエルの資料が欲しかっただけの単発購入だったと思います。
◆ 『週刊 CSI DVDコレクション』(デアゴスティーニ・ジャパン、2009年~、全号数不明)
米 犯罪ドラマ『CSI(ラスベガス)』の DVDコレクション。
このドラマシリーズ、スピンオフ作品 含めて WOWOW で放映された ほぼ全作観ております。
第一話がなかなかに衝撃的だったので、それだけ見返してみたいと思って創刊号のみ購入。
・・・でしたが、未開封のまま放置中。
刊内の定期購読の案内には シーズン3/第34号 までの写真が載ってますが、明確に何号で完結かの記述は見出せません。もし全作/全シーズンまで網羅したら膨大な号数に上るはずですが、逆にいつでも打ち切れるように曖昧にしてあるのではなかろうかと。(特に調べてませんので、刊行実績は不明です。)
◆ 『週刊 グレート・アーティスト』(同朋舎出版、1989年、全100号)
副題は「分冊百科・西洋絵画の巨匠たち その生涯と作品と創造の源」。
これ、私にしては珍しく “ 本気 “ だったかも知れないヤツ。
ただ、その割に 第11号/第17号 を落として、それでも 第21号 まで粘っているという今となっては謎の中途半端さ加減。
その後、大幅に跳んで 第53号 の『ブリューゲル』ってのが “ いかにも “ な感じではある。
あと、現存はしておりませんが『世界の名作童話絵本』みたいなのを創刊号から買い続けていた記憶があります。(正確なタイトルなどは失念。体裁は他誌と同じく中綴のペラペラの冊子タイプ。)
恐らく 20年ほど前。当時 よく絵本を買っていた時期で、由来不明の義務感を煽られていた気がする。
これも記憶は曖昧ですが、確か 10号未満ほどで廃刊しました。余程売れなかったってことなんでしょう。
まあ確かに、私自身 結果的にあっさり処分してしまったくらいのクオリティでしかなかったということでもありますので。(端的に、画がショボかった。)
そして以下、「現役」・・・というべきか。
◆ 『週刊 バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン』(デアゴスティーニ・ジャパン、2017年~、全130号)
創刊号のみ “ 冷やかし “ で購入。
・・・のつもり。
やや燻ってる感もなきにしもあらずではございますが、さすがに「23万円超」はないな~、やっぱり。
そして今、『デロリアン』以上に気になるのが、
◆ 『週刊 おしえて!おしゃべりガイコツ』(デアゴスティーニ・ジャパン、2017年~、全70号)
HP 掲載の価格合計を計算してみると、全号合計 82,999円。
これは、今「割とリアルに欲しいエレアコ」が買える金額だ~。
全号制覇はないと思いますが、どうやら 第12号 までで「しゃべる頭」が完成するらしい。
(何らか罠が仕掛けられていなければ・・・ですけど。)
う~~む。
う~~~~む。
(そして、ムダに『後編』に つづく。)
■ FJ スズキ ■