ひやかしで~す。 (前編) | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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  FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』

 

 

3週間程前の真夜中過ぎ、そろそろ寝ようかとノートパソコンを閉じたタイミングで、なんとな~く点けっ放してた TV から流れるCM。

 

 「むむっ! 『デ○ゴスティーニ』の『1/8 デロリアン』だと!!」

 

(別に伏せ字にする必要はありませんけど。)

 

 

すかさずパソコンを開き直してネットで検索。

 

 ~ 週刊 バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン

 

 

いわゆる「分冊百科」ですな。

しかも『組み立て系』・・・という呼び名があるかどうかは知りませんが、毎号に付属する部品を少~しずつ組み立てて最終号で完成する(はずの)ヤツ。

 

 

件の HP に 15分もあるプロモーション動画が貼ってあったので、冒頭だけちょろっと見てすぐ寝るつもりが・・・。

気が付いたら最後まで見てしまっておりました。

 

 

 

う~~~む。

 

ほっすぃいいい!!

 

 

 

昨年、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作のリバイバル上映を観に行った際にも書いたのですが、私としてはヒジョ~に思い入れのある作品ではあるものの、所謂マニアではない。

能天気に「うわ~~い!」ってなってるだけなので。

 

 

んが。

『デロリアン』、そそられる~。

 

 

うまく表現はできませぬが、「青春の 1ページ」?/「男のロマン」?

 

う~ん。

どっちも少し違う気がする・・・。

 

 

 

それはともかく。

 

深夜のテンションでそのままオフィシャルサイトを掘り進みつつも、" あの点 " に関してだけは決して冷静さを失ってはいけないという自戒もあり。

ちゃんと確認しましたよ、" あの点 " 。

 

 ★ 全 130号 = 2.5年(!)

 ★ 合計 231,409円 (!!)

 [創刊号 499円 +(第2号以降 1,790円 × 129冊)= 231,409円]

 

 

・・・・・。

 

 

はい、終わった~~~。

もう寝ます。

 

 

 

 

 

 

そのまま寝ようと思っても、デロリアン が脳裡から離れずに眠れない。

 

 

ここはもう一段冷静になって、この デロリアン が「私にとってどのような " 価値 " を持つものなのか?」を思い付くままに様々なベクトルから検証してみようではないか。

 

 

 

◆ 『23万円』という金額、ちょうど「どうしても欲しい訳じゃないけど、もし宝くじが当たったら買っちゃってもいいかも・・・。」というくらいにしか欲しくない “ あの “ ギターが買える。

 

 → ニュアンス伝わり難いと思いますが、そもそも「そんなに欲しくはないギター」なので比較の対象として相応しくない。

 

 

 

◆ 今冬の入り口、10年以上使い続けてきたパネルヒーターが故障したので買い替えることに。同等の機種なら約 3万円で買えたが、思い切って最新型の約6万円程する最上位機種を購入することに決定。その時の決断の根拠としては、

 

 ~ この先 10年間使い続けるとして「6,000円/年」という計算。省エネ仕様とか/細かく設定出来るタイマー機能とかまで含めたら、充分に " 安い " (・・・気がする)。

 

という判断。

 

 → という感覚で、「2.5年間で 23万円」を「1年当たり」に換算したら意外に " 安い " のではないのか?

 

 → 結果は、「92,000円/年」・・・ってヲイ!

 

高っけー!!

ムリムリ!

 

 

 

◆ 昔からこういった「分冊百科」がどうやって成り立っているのか不思議に思っておりました。冊子メインの印刷物のみのシリーズとか/ CD や DVD 付きのシリーズくらいなら、初期投資の回収リスクってそんなに大きくない気はするのだが。(全くの素人考えですけど。)

あと、ミニカーなどの『コレクション系』とかなら、万が一コンプリート成らず挫折したとしても/若しくは未完のまま販売が終了してしまったとしても、一応各号それぞれが単品で完結してるから まあ諦めがつかなくもない。

 

この辺りまでは、仕組みとして まあ何となくは理解できるのですが。

それらに対して『組み立て系』となると往々にして かなり大型の模型だったりするので、金型の製作費用なども結構な巨額に膨らむのではなかろうか。

 

 

その辺り、ド素人なりの考察。

 

◆ 創刊号の価格設定が通常号の半額とかそれ以下ってのがお約束のパターンなのは「肉を切らせて骨を断つ」的な戦略だと解釈しておりますが、実はそこの " 薄利多売 " の上がりで初期投資分を回収してしまってたりするんでしょうか?

 

恐らく、そんなリーズナブル(?)な価格設定に釣られて冷やかし半分で創刊号だけ買って終わる人がほとんどで、第2号以降の購入者が激減するであろうことは想像に難くない。

果たしてどれくらいの人が実際に『ゴール』に辿り着いているんざんしょ。

具体的に「何人」っていう実数が知りたい!

ものすご~~く知りたい!

 

 

いち製造業に身を置く立場からの感覚としては、なかなかに " ヤ○ザな商売 “ の香り漂う気がいたしますけど。

(※個人の感想です。)

 

 

 

ちょっと話が逸れております。

 

 

 

◆ 各号ごとの部品組み立てのボリュームは、まあ 1時間もあれば充分かな~と思います。が、1週間のインターバルがあるとはいえ、130週も続くとなると一体どうなんだろう?

 

 → 恐らく、最初の 5週目くらいまではテンション上がってるので余裕のよっちゃんだと思うのですが、1週でも組み立てそびれたら最期。私の性格からして なし崩し的に " 積んどく " 状態に陥るのは明白。

 

しかも、あのパッケージってけっこうデカいぞ。" 積んどく " にしても生活を圧迫するレベルでスペース喰うぞ、間違いなく。

 

 

 

◆ そして。最も目も当てられないケースは、粘るだけ粘っておきながら途中で挫折するパターンだよな~、やっぱり。

 

 

 

 

 

・・・といった諸々を踏まえた上で、買っちゃいましたよ『創刊号』。

完全に " ひやかし " ですけどね~。

 

 

ただ・・・。

実際に部品眺めたり/冊子を読んだりしてたら、私の中でまた何かが燻り出した気がする。

 

 

いや。

ダイジョブ、ダイジョブ。

理性あるし。

 

(・・・多分。)

 

 

 

 

今、ふと思ったんですが。

初期投資分の回収の件って実は、

 

 Q. 「旅客機を飛ばしているのは だ~れだ?」

 A. 「ファーストクラスの人~!」

 

みたいな話だったりして。

 

創刊号の破格のばら撒き分のコスト、実際にはコンプリートで 23万円払ってる奇特な方々が負担してるのかも。

ってことは私の " ひやかし " の分も面倒見てもらっちゃったりしてます?

一応この場をお借りして御礼申し上げておきます。

 

 

 

 

う~ん、違うな・・・。

 

 

 

 

 

(そして、何故か『後編』『中編』に つづく。)

 

 

 

 

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