2015年1月24日(土)~25(日) 福岡、ウルトラすみれちゃん(3/?)【初日 後編】 | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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福岡、一泊二日の初日のつづき。
この日 後半のライブ観覧に関する『覚え書き』。


福岡市美術館から一旦 JR博多駅まで戻り、宿にチェックイン。




出直して、電車で柳川市へ向かいます。


西鉄福岡駅 から 西鉄柳川駅 まで、特急で 1時間弱。
今 改めて見てみると、けっこう遠いな~。




目的地は「柳川総合保健福祉センター『水の郷』」という、柳川市の関連施設。



柳川駅からは、市の案内でもタクシーもしくはバス推奨。
どうやら徒歩で行ける距離ではなさそう。

・・・と思いつつも、試しに徒歩でルート検索してみたところ所要時間 40分程度らしい。
う~む、無理ではないな~。



どうやら市の案内にあるバス停が、水の郷 からはビミョ~に遠い感じ。
途中 あまり目立った目印も無さそうで、正に私がハマる いや~なパターンに違いない。

加えて、帰りの最終バスが 割と早い。
ライブ終演予想時刻に対して、ギリギリ間に合わなそう。


だったら、比較的分かり易い(はずの)街道伝いに歩いて行った方が むしろ確実な気がする。




ということで、行き/帰り ともに「徒歩」に決定。


『移動』に徹するために、事前に「Google Earth」にてルート確認。
途上の特徴的な建物や、お店の看板などを ざっと眺めておくことに。
(これ、ロンドン行った際にも随分お世話になってます。)


まあ、こんな私でも
 「知らない街を歩いてみたい♪」
という願望が全くないわけでもないのですが、これまで
 「意に反して “ どこか遠く “ へ行ってしまう♪♪」
という事故が多発しておりますので。


あとは、コンビニの所在確認も重要ですね。
道標としてヒジョ~に分かり易いし、いざという時の行き倒れ防止のための食料調達とかには有用。



この作戦、なかなかいい感じで完遂かと思いきや、最後の詰めが甘かった。
街道から 水の郷 へ通じる路地への入り口を 看板もしくは交差点名で確認するつもりが、日没で敢え無く見落とし。
見込みでは そろそろ進行方向右手前方に何らか大きめの建物が見えてくるはずなのに、気付いたら 夕闇ながらも ず~っと向こうまで見渡せるほどに開けてしまっているではないか!


慌ててスマホで現在位置確認。
5分ほどの距離を戻って、ようやく 水の郷 入り口の路地へ辿り着く。


この時点で 18:30 の開演時刻の約 10分前。
焦る、焦る。


結果、このロスも含めて 柳川駅 からはたっぷり 1時間かかってしまった。
膝が ピキッ!とならないように気を付けて歩いたら、股関節にけっこう負担が来ました。



その路地を通過中に、前述の市の案内にあったバス停とは別のバス停発見。
「水の郷 に最寄りなのは、むしろ こっちじゃん。」と思って時刻表を確認すると、やっぱりこちらも最終便が終演予想時刻に対して ギリギリなタイミング。
まあ、もともと帰りも徒歩予定だったし、間に合わなかったら間に合わなかったで歩くとしよう。
股関節 ヤバいけど・・・。




「水の郷」到着後、まずは 1F 事務所へ。
取り置き依頼してあった公演チケットを購入。

2F の会場へ向かうと、なんとも立派なホールではございませぬか。




18:30 ~


● 柳川市民劇団「くもで座」白秋生誕祭協賛企画
  北原白秋生誕130周年記念音楽会『白秋抒情小曲の宴』
  -黒色すみれ&くもで座 ジョイントコンサート- vol.2


(タイトル長い・・・。)




簡単に言うと、

 ~ 柳川市の市民劇団『くもで座』が、柳川出身の『北原白秋』作詞の童謡を歌唱する公演。
   加えて、『黒色すみれ』がスペシャルゲストとして出演。

という企画。
因みに、4年前(2011年1月)の 白秋生誕 125周年イベントで初共演、この時に 北原白秋 の詩に 黒色すみれ オリジナルの曲を付けた楽曲を演奏。
そして、その 1年後の 2012年2月発売のアルバム『すみれ詩手帖』に繋がったという認識でよろしいかと。



『くもで座』については「市民劇団」という以上の事前情報無しで臨みました。
改めて調べてみようかと思ったものの リアルタイムな情報が拾いきれなかったので、当日拝見した表層のみの記述を。

総勢 30名くらいで、子供~大人の女性中心、男性 3名・・・といった感じでしょうか。
(かなりアバウトですけど。)
加えて、Pf. 伴奏の女性。
合間に寸劇を交えつつ、北原白秋楽曲の歌唱。

こうした 白秋楽曲歌唱に徹した劇団なのかとも思いましたが、過去の情報では 宮沢賢治作品の上演などもされているようです。ただ、やはり “ リアルタイム “ な情報は掴んでおりません。



昼/夜 2回公演の内、夜公演を拝見。

 ◆ 《第1部》 柳川市民劇団くもで座 『白秋の世界を謳う』
 ◆ 《第2部》 黒色すみれ 『白秋、時代をこえて』

という構成。
第2部では、黒色すみれ×くもで座 や、Pf. 伴奏の『南部智子』さん との共演も。


アンコールで 映画『花宵道中』のテーマ曲『ラピスラズリ』の演奏もありました。
黒色すみれさん、もともとクラシカルな要素満載である上に 白秋楽曲 の大正浪漫風味も併せてホールコンサートの荘厳な雰囲気にもピッタリハマる。
これまで拝見したライブハウスでの公演とはまた違った趣で、「 “ 遠く “ まで来た甲斐があったな~。」と、しみじみとしてしまいました。




もうちょっと余韻に浸っていたい気分ではありましたが、終バスにギリギリ間に合いそう。
物販も気になりつつも、「明日もあるし・・・。」ということで バス停までダッシュ。


終バス、間に合った~。
また 1時間歩かなくて済んだ~。




帰りの電車。


アルミのカラカラした車両とは違った、鉄の重みを感じる味わい深~い車両。
(・・・というのが事実かどうかは未確認。)


6両編成の最後尾に乗り込んだら、なんだか とっても懐かしい光景が・・・。


カーブを曲がるのに連れて 向こうの方が うねうねするのが何とも言えませぬ。

子供の頃、母親の三面鏡の左右 2枚を合わせ鏡にした間に挟まって、その “ 無限の奥行き “ の世界にどっぷり浸かっていたのを思い出しました。
江戸川乱歩『鏡地獄』の主人公の気持ちが分かる気がするのも、恐らくそんな原体験に裏打ちされているのだろうと思っております。



西鉄福岡駅から JR博多駅までは徒歩 30分くらいと そこそこの距離ありますが、電車に乗らず ぶらっと歩いてみることに。


途中 通りがかったお店で夕食。
「めんちゃんこ亭」。

たまたま正月に TV でやってたので。




おお!
なんだか『観光』っぽい締めくくり。
(でもないか・・・。)






二日目、1/25(日) につづく。(予定)





■ FJスズキ ■