ようやくの完結編と相成りました。(結果、全4回。)
福岡、一泊二日の二日目。
実は、項目的には初日と同じなのでした。
~ 「福岡市美術館」 → 『黒色すみれ』さん ライブ観覧
ちょっと ゆっくり目の朝 9:00 に宿をチェックアウト。
まずは、再びの・・・
● 福岡市美術館 『成田亨 美術/特撮/怪獣』

主な展示内容、繰り返しになりますが『成田亨(なりたとおる)』氏によるデザイン画を中心とした展示。
1. 「(初代)ウルトラマン」の『ウルトラマン』本人/全怪獣/主要メカ/セットなど
2. 「ウルトラセブン」の『ウルトラセブン』本人/全星人/主要メカ/セットなど
3. その他特撮作品のヒーローおよび怪人/メカなど
4. 国内外のモンスターに関わる仕事 (特に『鬼』)
初日の訪問時には時間切れで “ ほぼ通過 “ で終わってしまった後半の展示を重点的に鑑賞。
・・・と思ってたのですが。
気が付いたら前半の「1.」~「3.」を初日と同じ濃度で観てしまっていた。
結局、今回も時間が足りなくなりそう。
もっとも、「4.」のモンスターの作品群など、割と素通り気味の人も多かった気がします。
海外伝承や神話に登場するモンスターに関する作品。
確かに 仕事としては緻密で見応えありますが、『ウルトラマン』とかと違ってその対象(= モンスター)そのものに興味があるかとと問われたら「・・・。」って感じなので。
そんな心持ちで最後の日本のモンスターのコーナーへ。
広い展示室の真ん中に鎮座した 3体の『鬼』の彫像に圧倒される。
京都大江山に据えられた作品ということらしいのですが、台座含めて 4メートルくらいの高さはあったかと思います。
「これは レプリカってこと?」
とか思いながら周囲をぐるりと廻っていたら、突如 腹痛に見舞われる!
鬼の邪気に当てられたものか。
慌てて展示室を出てトイレに駆け込んで事なきを得るものの、ホントは最後の鬼のレリーフをじっくり観たかった~。
非情にも再入場不可。
展示室を出る際に近くにいた係員さんに事情を告げておけば お情けで入れてもらえたかもしれませんが、そもそも そんな余裕ありませんでしたし。
祟りじゃ。
逆にビミョ~に時間が余ってしまった感じで、当初はスルーを決め込んでいた常設展を観ることに。
ってゆーか、常設展 観たはずなのに内容 不思議なくらいに全く覚えておりません。
そりゃ、鬼も祟るわな。
館内のレストランで昼食を済ませて、最終目的地へ。
14:30 ~
● 福岡 Space Terra 『黒色すみれTOUR「Cosmopolitan」in福岡』

『黒色すみれ』さん レコ発ツアーの福岡公演。
開演 15分前くらいの到着だったと思いますが、入店したらすでにほぼ満席!
ざっと見渡したところ、客席一番前の最下手がひとつ空いてる。
「え~い!!」
と覚悟を決めて、そこに着席。
印象としては、女性(しかも 10代と思しき若い層)中心の客層。
ある意味 “ 健全 “ かもねと思いつつ、それだけに こんな おっさんが最前列に陣取ってしまって ちょっと恐縮。
新譜『Cosmopalitan』からの楽曲中心の演目。
前日の 北原白秋・大正浪漫 とはまた違った趣、かつ ホールとライブハウスとの間合いのコントラストがくっきり。
どちらも『黒色すみれ』なのね。
ディテイルの『覚え書き』。
・『ゆか』さん、アコーディオンのカバー外していて、キーがカタカタ動くのがメカニカル。声楽ベースの歌唱で鍵盤を弾き語るスタイルって、改めてレアな気が・・・。
・Vo. 担当は『ゆか』さん ですが、一方で『さち』さん Vn. が終止 “ 唄っている “ のだ! と気付かされる。
平成二十七年版『大開運御札』ゲットです。

今回、ホントに たまたまラッキーではありましたが、早い時間帯のライブのおかげでちゃんと 博多 → 静岡 まで帰れる時間に終了。
予定の新幹線まで少し時間があったので、博多駅周辺で夕食を。
・・・となれば、やっぱり。
『やよい軒』に始まり、『やよい軒』に終わる。
福岡 一泊二日の顛末でございました。
因みに。
帰宅後、ネタバレ防止のため あえて 5ヶ月寝かせておいた図録を開封。
やっぱり先に「生」で観ておいてよかった~。
(おわり)
■ FJスズキ ■