Pf. 弾き語りシンガーソングライター『小林未郁(こばやしみか)』さんのワンマンライブ観覧。
ブログのタイトルに入り切りませんでしたが、正式には
● 『小林未郁 いろいろ記念するライブ 「35歳、相変わらずひとりぼっち」』
小林未郁さん のワンマンライブといえば、主に ご本人が「作り込み」と呼ぶ形式と、「ひたすら歌う」形式が。
今回は「ひたすら歌う」方だったので、結果、この形式ならではの楽しみ方を見付けた(つもり)。
因みに「作り込み」ワンマンとは、殺陣集団の『剱伎衆かむゐ』や女優/ダンサー、或いは 映像を絡めたりといったコラボレーション的要素を含んだパフォーマンスのことを指してます。(恐らく。)
・・・といったところは過去のワンマン観覧の度に書いてる気もしますが。
私はたまたまきっかけが Pf. 弾き語りからでしたが、映画/アニメの “ 劇伴 “ 周辺のお仕事や、ここ最近のホットな話題としては『UCC FULL THROTTLE』の TV CM曲歌唱で「進撃の小柄な人」中。(← このネタ、前にも使った。)
今回は ちょっと意味深なイベントタイトル。
「いろいろ記念する」の「いろいろ」とは、
・ イタリアにて発売されたソロ CD のレコ発ライブ
・ 36歳の誕生日の前日
と、あとひとつ何かあったと思いましたが。
忘れた。
まあ、私があれこれ説明するのもそもそも筋違いではあるか・・・。
→ オフシャルサイト へ。
会場の「STAR PINE’S CAFE」には ほぼ 1年ぶり、昨年(2013年)7月の 小林未郁さん ワンマン以来の 2度目の訪問。
(前回は映像を使った「作り込み」ワンマンでした。)
18:30 の会場時刻に対して入場順がちょっと後目になる「予約取り置き」だったので そんなに慌てず向かいましたが、平日 金曜ということもあってか開演 19:30 ぎりぎりで来場の方も多く、座席はけっこう選び放題でした。
とはいえ、あまり好んで最前列とかは選ばないのと、基本的に奥から詰めるのがマナーかな~と思い、上手側 4列目くらいの柱の脇に着席。
一応 舞台までのラインを読んで、途中の席が埋まったとしても演奏中のご本人の顔が見える場所に。
・・・と思ったのですが。
前列 斜め前に男性客が座ったら、ちょうど舞台への視線が遮られることに。
正直「しまったな~。」と思いつつ、たま~に隙間からチラリと見える(であろう)姿に期待。
演奏が始まった時点で やっぱりその男性の後頭部しか見えないので、いっそのこと「見ない」ことにした。
目を閉じて、ややうつむき加減に「音」に集中。
これが意外に奏功。
身体の力も抜けてリラックスしながら聴ける。
演目的に “ 窒息しそう “ なのと ちょうどバランスが取れてよい感じに。(笑)
“ 生音 “ の情報密度に加え 音自体がいいので尚更だと思いますが、Vo. と Pf. それぞれが際立って聞こえて、特にこれまで気付かなかった Pf. の細やかなアレンジにも神経が届いた感じ。
ビジュアル情報があると「歌」に意識が行くところはありますが、今回は Vo. に関しても改めて「音」として聴けたのがちょっと新鮮でした。
あと、基本的に音はヒジョーに好みでしたが それなりの音量で長時間聴いているとやっぱり疲れも出ます。
しか~し。
ややうつむいていた結果、高音のちょっとザリッとしたところが緩和されて これまたいい感じに。
途中から眼鏡の重さが気になり出したので、眼鏡も外す。
通常ならこの体勢で瞬間的に眠りに落ちますが、今回は絶対に眠らない自信がありました。
特に、第二部では追加オーダーしたホットコーヒーのカップとソーサーを膝の上に抱えた状態だったので 万が一にも眠ったりしたら大惨事なのですが、やっぱりリラックスしつつも頭は冴えてたので全く問題なし。
逆に、周囲の観客には
「あの人、寝てんじゃね?」
とか思わせて、集中を削いでしまった可能性も否定はできませんが・・・。
まあいいや。
という、いいこと尽くめの鑑賞法。
今回が「ひたすら歌う」形式だったので叶ったというところもあり。
ただ、小林未郁さん は衣装などのビジュアルの見せ方にも拘りのある方だし、STAR PINE’S CAFE は照明の演出も凝ってるお店だと思うので、そこを捨ててしまうのはもったいないといえばもったいない。
でも、それ以上に得るモノはあったと思います。(というか、思いたい。)

以上、音楽的な内容には一切触れておりませんが、まあ 毎度のことですか。
■ FJスズキ ■