8/16(金) 高効率ナディアパーク | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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  FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』



8/16 は、名古屋行。


主目的はライブ観覧でしたが、ウマいことまと効率よくまった感が・・・。





まずは名古屋駅にて朝食。
ではないな。
10時のおやつ。

恒例の駅ホームにて きしめん。
(目黒を想いながら・・・って、いい加減怒られる。)



在来線ホームだと その場で天ぷら揚げてくれます。
ちょっとリサーチ不足ですが、新幹線ホームは回転重視で出来合いの天ぷら乗せるだけじゃかなったかと思いますので。
但し、この えび天が「ウマいのかどうか?」というのは別の問題なんですが・・・。




地下鉄東山線の 一社駅まで。
学生時代に名古屋近辺に住んでおり東山線は常用してましたが、一社 で下車したのは多分初めてだと思います。


11:00 -

● 刻心堂ギャラリー 『第三回骨壺展 ~絆を繋ぐ祈りのカタチ~』



一社駅から徒歩 10分ほど。
「刻心堂」という お墓関連の事業を展開する会社の店舗併設ギャラリーへ。

イラストレーター『ニシムラマホ』さん が作品出展されているとのことで。


ご本人の告知を拝見して、正直

 「ン? 『骨壷展』??』

という感じでした。

骨壷だけに 主に陶芸家が作る『骨壷』作品。
加えて、その他ジャンル(絵画作品など)を交えた作品展。
当初、フツーに「骨壷=やきもの」という以上のイメージはなかったのですが。

一通り観終わって、アンケートを求められて初めて自分の中で繋がった気が。
アンケートのテーマが『手元供養』に関する意識調査的な内容でした。
昨今、お墓を持たず遺骨や遺灰を自宅で管理するといったスタイルが拡がりつつある由。
そんな状況を汲んでの、『お墓』周辺の事業を生業とする会社という立場からの 新たな供養のスタイルの提案というということではなかろうかと。

陶器の出展作品に限ってみても いわゆる『骨壷』的なものから、恐らく納骨よりも自宅での管理を意識しているであろう観賞用に近い自由な意匠の器なども。
更には、オブジェ的な造形物や アクセサリーに遺灰を収納するタイプの作品もあり。

この辺り、幸い(というべきか)これまで真剣に考える機会に直面したことがなかったし、むしろ考えるのを避けて来たところもあります。
ただ、自分自身のことも含めて いずれやって来る " その時 " をイメージしておく必要はあるな~と。


因みに ニシムラマホさん は、今回初挑戦という陶器作品と、「供養」をテーマにしたポップな絵画作品を出展されてました。
テーマとしては重いものだと思いますが、今の ニシムラさん の作風と結び付いて 無理なく「ポップ」なところに行き着いている感じが " らしい " 気がします。





13:00 -

ライブ会場の「ナディアパーク」へ。

開演の 15:00 まではまだ間がありましたが、念のため場所だけ確認しておこうと建物に入った時点で聴き覚えのある声が。
吹き抜けのホールにステージが組まれ、「あの お方」が リハーサルちう でした。

パブリックなスペースでのリハーサルって、恐らく演る側にとってはヒジョーに気まずい感があるのではないかとお察しします。
従って、観たい気持ちをぐっ~とこらえてスルー。

館内で買い物など。



今回の名古屋行きに際して『あいちトリエンナーレ』絡みで美術館とかも組み込もうかと思ったのですが、かなり中途半端にしか時間が割り振れそうにないのと、暑い中の移動を避けたかったので割愛。
また機会があれば組み直そうと思います。




ナディアパークでちょうどよかったのがこちら。
イラストレーター『ヒグチユウコ』さん とのコラボ付録が付いた雑誌。



女性向けファッション雑誌(?)の『Palm maison 010』に、ヒグチユウコさん のイラスト入りのブックカバーが付いた特別仕様。

特定の書店での店頭販売しかないので、わざわざそのために東京とか名古屋に行くとかいう話でもないな~と思ってほぼスルーしておりました。
ふと思い出して取扱店をチェックしてみたら、ナディアパーク内の書店がリストに入っているじゃございませんか。
買っちゃいます。
絵柄が 2種類あって 両方欲しいのもやまやまでしたが、さすがにそこは自粛して 1点に。
ついでにバックナンバーを 1冊。
エッヂの効いた女性用ファッション誌は、造形ネタとしてちょいちょい購入しておりますが、実際に作品に結実したものって・・・。
いい紙使ってて重いので、本棚を支える床の負担が増すばかり。

もうひとつ ついでに、かねてから気になっていた ヒグチユウコさん のシール絵本も購入いたしました。





15:00 -

そして、メインのライブ観覧。


● ナディアパーク 2F アトリウム
 『SUMMER FESTIVAL 2013 「クラシックモダンライブ in アトリウム」』


8/10 ~ 8/18 の期間、ナディアパークにて開催されている音楽ライブを中心としたイベント。
その一環として、Pf. 弾き語り『小林未郁』さん と、Pf. インスト『真野文宏』さん のライブ。

ナディアパーク 2F の異様に高~い吹き抜けの下にステージが組まれており、観覧フリー。



2組 それぞれが 30分 × 2ステージという構成でした。


◆ 『真野文宏』さん
お初に拝見。
・・・なんですが。

以前から前述の イラストレーター『ニシムラマホ』さん と、音楽 × ライブドローイング/ペインティング といったコラボ・パフォーマンスなども展開されていてライブ観覧のチャンスを窺っておりました。
ネット上で製作プロセスが公開された ニシムラマホさん Vo. のコラボ企画曲も、ちゃっかり iPod に格納させていただいております。

今回は、この春に発表されたソロアルバム『SAKURA』の楽曲をベースに、ダンサー『鈴村由紀』さん /『滝瀬麻衣』さん とのコラボ。
(ちょっと「コラボ」使い過ぎか・・・。)


この『SAKURA』は、ニシムラマホさん がジャケット画を担当されてますが、それ以上に収録楽曲が ニシムラ画伯 の絵とイメージを共有したものだったり、曲のキーとなるタイトルを共作したりと、お二人の合作と言っても過言ではない成り立ちのようです。

今回は、『SAKURA』収録曲の生演奏に ダンスという また違った表現を絡めてのパフォーマンス。

・・・と、ここまで語っておきながら、私はこの現場でようやく『SAKURA』CD ゲットいたしました。


ニシムラマホさん きっかけで ぽつりぽつりとではありますがダンス・パフォーマンスなどを拝見する機会が。
特に「解釈」はできておりませんが、『身体そのものを使った表現』というところに「何かありそう。」という感覚だけいただいております。


会場では応援に駆け付けた ニシムラマホさん ともお会いできて、これまたウマいこと まとまりました。




◆ 『小林未郁』さん
当ブログではさんざん語らせていただいております。
Pf. 弾き語りシンガーソングライター。

7/5 のワンマンライブを拝見し、改めて『ライブ中毒』を自覚。
新譜CD も購入させていただいておりましたが、しばらく聴かないことにしてました。
その日 生で演奏された楽曲が ほぼ同順で収録されているということもあって、まずはライブの余韻を充分楽しもうという意図はあったのですが・・・。
それ以上に、CD に『ライブ』を期待し過ぎてしまうのが よろしくないのではないかと。

当然のことながら、どんなにクオリティの高い CD であっても、そこに含まれる物理的な情報量といったら ビジュアル面も含めて『ライブ』の比較にはならないでしょう。
そこのところ、頭では充分理解した上での CD 鑑賞と相成るわけですが、どこか無意識裡に『ライブ』の再現を求めてしまっている自分がいるのも否定できない。

殊 小林未郁さん に関しては、圧倒的(と信じて疑いませんが)なライブパフォーマンスを目の当たりにしてしまっている故、その無意識が CD に求めてしまう『ライブ』感も やっぱりハンパなものじゃなくなってしまっております。

従って、充分 " 熱 " を冷ましてからの CD 鑑賞でないと、何か不幸な結果を招く気がしてちょっと恐いという側面もありました。


・・・といった「独り相撲」状態で恐る恐る聴いた初回は、特に「どか~ん!」という衝撃はなく、割とニュートラルな感覚でした。

ここ最近、なかなか 1枚をじっくり聴き込むのが難しい状況ではありますが、今回は たまたま連日 静かに聴き込める機会に恵まれまして。

「じわ~~~。」っと効きます。

この「じわ~~~。」っと染み込んだ状態で改めて『ライブ』で聴く収録曲は、やっぱり圧倒的でした。
まあ、何となくですが、この CD が『ライブ』の感覚(に近いもの)を思い出させる装置として機能させることができそうな気がして来た。


自分の中で、こういった『CD』と『ライブ』の関係を丁寧に築いて行くためには ちょっとライブ観覧と CD 購入のペースをセーブする必要もあるかな~、なんて思ったりもします。


いや、ムリだな。



話が逸れましたが。

会場の異様に高~い吹き抜け、音の響きが深~くて ちょっと幻想的な雰囲気を醸すのに一役(二役以上?)かってました。
ご本人的にも お気に入りのご様子で、特に 最後の『迷宮入り』は

 「ぜひ、この空間で響かせたくて。」

とおっしゃってました。
『ドゥオーモ』をイメージしながら聴かせていただきました。












そういえば、前回記事の最後の一言。
暑さに便乗してもう一言追加。

 ~ そんなこと言い出したら、フィギュアの 鈴木明子選手 の方が数倍 " Qちゃん " だと思う。





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