(「その1」からつづく。)
明けて 12/16(日)。
実は、この「東京行き」のために今回初めて 不在者投票 に行きました。
『投票の感触フェチ』の私としては、不在者投票には重大な懸念がありました。
~ 果たして、投票台は 通常の投票と同じモノが使用されているのか?
つまり・・・。
1.アルミ板の「投票台」
2.マットなコーティングがされた樹脂フィルム製の「投票用紙」
3.HBの「鉛筆」
この 三種の神器 の織りなす絶妙な『筆触』。
あえて擬音で表すと「カスッ、カスッ、カスッ!」って感じですが・・・。
どれ一つとして欠かせない重要な要素なのですが、もし不在者投票の現場にいつもと同じ投票台がなかったらどうしよう・・・、と。
杞憂でしたけど。
それにしても、有権者の半数以上が この得も言われぬ快感を味わう機会を放棄してしまっているとは。
私は、この日本の将来に不安を覚えずにはいられない。
さて。
むしろ私自身の将来に 大いに不安を抱いた方がよいであろうことは重々承知の上で、12/16(日) の行程の「覚え書き」。
この日は 夕方からのライブ観覧がメインでしたので、それまではあまり かっちりと予定は詰め込まずに気分で行こうと思っておりました。
事前にちょこっとだけ目星を付けた中に、上野の「国立科学博物館」で開催中の『チョコレート展』というのがあったのですが・・・。
あまりに得体が知れなかったので、事前情報なしで飛び込んでみようかと思っておりましたが、ついうっかり先々週の TV『メレンゲの気持ち』で 石ちゃん がレポートしてるのを観てしまった。
「一を聞いて十を知る」という 洞察力に長けた私は、
「ふ~ん、そんな感じなのね・・・。」
と、一気に興味を失ってしまいました。
(因みに、" 九 " の内訳は、「思い込み:七」/「妄想:二」でございます。)
プロモーションとしては大失敗なんじゃないかと思いますが、私一人 逃したところで痛くも痒くもないわけですね。
朝 9:00 に宿を出て向かった先は・・・。
結局 また行っちゃいました。
● 東京都現代美術館 『アートと音楽 ‐ 新たな共感覚をもとめて』
先月、観劇のついでに寄ってみたのですが、企画展 入ってすぐの作品
■ セレスト・ブルシェ=ムジュノ 『クリナメン(clinamen)』
にハマってしまい、会期中に機会があれば また行ってみたいと思っておりました。
(万が一 興味のある方は、前回 11月13日 の記事を参照願います。)
展示室内に、確か前回は無かったはずの椅子(木の箱)が 3台設置されてました。
やっぱり、じっくり聴き込みたい人が多いみたいで、館が対応したのでしょう。
実際 今回はけっこうお客が多かったのですが、ほとんどの人が 5分以上はその場に滞留してましたし、10分以上 椅子に掛けて聴いてる人も 一人や二人ではなかった。
途中、スーツ姿の若い男女 3人組が なんだか本気でこの作品を再現しようと画策しているみたいな相談をヒソヒソとしているのが微笑ましかったり。
私は、「確かに これ自宅に欲しいよな~。」なんて邪念を抱きつつ、リスニングポジションを変えながら ゆるゆると 聴いて/観て おりました。
施工にもそれなりにお金が掛かると思いますが、" アート作品 " として購入するとなると 恐らく目玉が びよ~~~~~ん! となる値段なんでしょう、きっと。
集中が切れて来たものの、なんとなく退出のきっかけを失ってずるずると観続けておりましたが、折よく(?)無粋なオッさん集団 4~5人がやって来て 大声で話し始めたので、「はい、終了!」って感じで出て来ました。
美術館だからといって あまり堅苦しいことを言うつもりもないんですが、繊細な音を楽しむ作品(と、少なくとも私は解釈しておりますが)の前で大声で雑談って・・・。
まあいいや。
気付いたら、この作品だけで 40分費やしておりました。
その他作品は さらりと。
今回も美術館内で昼食。
次は。
● 中野 オメガアルゲア 『第二回オズ展』
オメガアルゲア刊行の『RISEOZART(ライズオズアート)』第一号の購入を兼ねて、ギャラリーの作品展示を拝見。
プロ/アマ 含めた無審査の公募展ということで、必ずしも " 超越 " したところの作品群でなくても、むしろその " 近さ " にも刺激を受けます。
「やっぱ、手を動かさなきゃいかんな~。」と。
そして、今回の最終目的地。
● 17:30~ 代官山 NOMAD 『月刊ノマド2012ファイナル』
全 7組のミュージシャンが今年 3月~12月の 10ヶ月間、月イチで新曲発表込みのライブを行うという企画の集大成。
この日は同時に、各組 スタジオ録音/ライブ録音 1曲ずつを盛り込んだコンピレーションアルバムの発売日。
しかも、ライブ観覧者はチケットにCD代込みで漏れなくCDがもらえるという大盤振る舞いでございます。
出演順に、
1. 東木ヒトミ
2. カワサキタケシ
3. ツヅリ・ヅクリ
4. SiB
5. 杉恵ゆりか
6. 小林未郁
7. やもとなおこ
のみなさん。
『ツヅリ・ヅクリ』二夜連続!
今回は通常のデュオにて。
「アコ」中心のライブハウスだけに、アコ的な聴き易さ(?)で よい音です。
そして、私的メインは・・・。
『小林未郁』さん。
1ヶ月のヨーロッパ・ツアーから帰国した翌日から大阪ツアー。
更に、大阪明け翌日に 月刊ノマド というハードスケジュールだそうで。
アカペラのスキャットで始まった『桜の園』、第一声で魂持って行かれました。
どっぷり浸りたかったのですが、残念ながら 迫る終電。
何とかぎりぎり 3曲目まで聴いて、あえなく退出。
せっかくの この日の新曲が聴けませんでしたが、まあ しょうがない。
来年早々に 浜松「窓枠」にてリベンジ(?)させていただきます。
他の出演者さんの中には、以前から お名前だけは拝見していた方も。
(最後の『やもとなおこ』さんは観れず終いでしたが。)
総じて みなさん、「歌 ウマい!」。
これは基本だな~、やっぱり。
精進します。(苦)
ちょっと気になっていた『月刊ノマド』のバックナンバー、『2010』も購入。
いかん。
CD どんどん聴かないと、キャパ・オーバー気味ですぜ。
とうことで、もしかしたら 年内もう一回は「東京行き」あるかも。
(ないかも。)
■ FJスズキ ■