「アイドル・ライブ」は、高度に " 様式化 " されているのだ! (多分。) | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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当ブログではすでに " 勝手に " お馴染み、浜松の パフォーマーソングライター『亜桜ゆぅき』さん。
初のアイドル・ライブ主催とのことで おジャマしてまいりました。

あ、「出演」ではなく「観覧」の方ですので、念のため。



●12/21(金) 浜松 窓枠 『じょしどるっ!~桜編~vol.1』


5組 + シークレット・ゲスト 1組 出演。


もともと 亜桜ゆぅきさん きっかけで「インディーズ・アイドル」という概念を知り、いわゆる「アイドル・ライブ」 " 的 " なモノも拝見しておりました。

今回は、きっちり「アイドル・ライブ」として企画されたイベントを拝見する運びと相成りました。



この辺りのいきさつ、私が語るのもアレですが、むしろ私自身の「覚え書き」のつもりで・・・。


亜桜さん は地元浜松はもとより、東京方面から名古屋方面まで かなり精力的に遠征ライブ出演もされてますが、浜松に自らの手でアイドル・ライブ文化を持ち込んでしまおうと今回のライブを企画。(だと思います。)

亜桜さん曰く、
 ~ 浜松初のライブハウス型アイドルライブ
とのことです。


「パフォーマーソングライター」という肩書きの下、オリジナル曲の作詞・作曲/『Strawberry Shakers』/ソロアイドル/バンド Vo. とか。
「ももクロ」や 特撮・アニソンカバー/ダンスもあり。
打ち込みトラック自作 → CD製作/WEB-TV 等々。

そして、今回は アイドル・ライブ の主催。

このアグレッシブさの原動力はいったい何なんだろう? と。
私が 亜桜さん をフォローしたいという原動力は、その辺を見極めたいからということかなのかもしれません。




今回、「アイドル・ライブ」とは いろんな側面で " 様式化 " されたものだったんだな~と、認識を新たにいたしました。



ライブ本編の前に、オタ芸人『鈴木在人(スズキ アルト)』さんの「前説」あり。
(浜松出身、東京在住の方です。)


いわゆる「オタ芸」については私的にはこれまで いろいろと謎の部分も多かったのですが、前説での超初心者向けオタ芸講座がヒジョ~に参考になりました。
過去、亜桜さん のブログを拝見している中で オタ芸を踊ることを「打つ」と表現することを知りましたが、どうやら「初見の曲でもオタ芸が打ててしまう」らしいというところが不思議だったのですが・・・。

鈴木在人さん の講座によると、まずは「Aメロ」/「Bメロ」/「サビ」それぞれにベースとなる手拍子のパターンがあったりとか、ブレイク的なパートで腕を差し出すパターン(「ケチャ」というらしい)とか、お決まりの「コール」のパターンとかもあるそうで。

そこに、すでに様式化された様々な「技」(要するに " 型 " ですね)を組み込んでつないで行く。
恐らく、グループで事前に練習して仕込んで行くケースもあれば、個人で仕込んで行ったり、或いは現場で各々がアドリブで思い思いに「技」を繰り出して行くケースもあるということなのでしょう。

そういう視点で各出演者さんの演目(カバー曲が多いですが)を聴いていると、確かに曲の構成自体 ほぼ先のパターンで解釈出来るので、「技」を体得していればアドリブで対応できそうです。

鈴木在人さん 、全出演者&全曲 3時間ぶっ通しでオタ芸打ちっ放し(!)でした。
ほぼアドリブかと思いますが、「技」にキレがあるというか、淀みがない。
今回、東京方面からの出演者さんの引率を兼ねての来場&前説担当だそうですが、亜桜さん との連携で浜松にアイドル文化を持ち込んでしまおうという熱い思いを感じました。

因みに、私は当初『オタ芸講座』と聞いて「絶対無理!」と思ったのですが、超初心者としての 手拍子パターンのみで ゆる~く 参加させていただきました。
(まあ、これが " 参加 " と呼べるレベルかどうかはアレですが、それでも「電柱の陰からひっそり覗いてる」感覚からは 一歩前に出た気はします。(笑))



他にも数人 積極的にオタ芸を打ってる方がいらっしゃいましたが、両手に持ったサイリウムが暗い客席の中で描く軌跡が、なんだか かっちょいいんですが。
妙に惹き込まれるものがありました。
(最近はサイリウムを模したLED式のペンライトもありますが、発光の鮮やかさという点では やはりサイリウムが数段上の様です。)

あと、ド派手にオタ芸を打ちまくる方の他にも、これまた思い思いに「地味でありなからもヒジョ~に熱のこもったスタイル」で打ってる方々も多数。
ちょっと不思議な雰囲気も漂いますが、これもまたひとつの " 様式 " といえるのかも。



・・・と、オタ芸 の話で終わってしまいそうですけど。



本編について さらりと。
( " さらり " でよいのか?)


出演は・・・。

 1.『桃香御前』
 2.『まみめろ』
 3.『茉城あかね』
 4.『寿松木明日花』
 5.(シークレット・ゲスト)
 6.『亜桜ゆぅき』
 7. 全員登場!

の みなさん。
ゲストさん、" サプライズ " 的な意味かと思いきや " 本気 " シークレットでした。


マルチタレントとして活動中の方や、アイドルとしては初舞台という方も。
まあ、その " 幅 " も含めて楽しんでしまえばよいのではないかと。



終演後の「物販」というのもアイドル・ライブとしての " 様式 " のひとつなのだと認識。
ライブハウスや音楽イベントでもフツーに「物販」はありますが、さらに一歩 様式化されている印象。
ここでの内容もまたそれぞれの出演者さんによって " 幅 " がありますが、必ずしも CD やグッズの販売のみに限らず、『交流』というファンサービス的要素も織り込み済みというのもアイドル・ライブの特徴なのかな~、と。
このインディーズ的ビジネス(?)手法をメジャーに持ち込んで荒稼ぎ みたいな話も なきにしもあらずではありますが、ここで展開されている平和的なレベルでは多分に「お捻り」的要素が強いものと解釈しております。
もちろん、" 本気 " の CD とかは “ 本気 ” で買ってますけど。



以上、まとまりませんが、なんだか 久々に曲作りしたくなりました。

因みに この『じょしどるっ!~桜編~』ですが、定期開催を目指していて、既に『vol.2』開催決定だそうです。
(2013年2月22日(金)、浜松「窓枠」)



ということで、みなさま おつかれさまでした & ありがとうございました!






■ FJスズキ ■