『コスパ』な一日。 | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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  FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』


昨日(12/2)は、町内の津波避難訓練に参加。

正に海沿いの地域なので、「地震が来たら とにかくすぐに逃げろ」という話にはなっております。
これまでは、訓練の想定避難先が 漠然と近所の公民館だったのですが、ここは立地的に津波が来たら完全にアウトな場所。

今回は、避難先が近所の公園に変更になりました。
先般発表された津波被害想定に基づいて、その公園に津波避難タワーが設置されることになったので。
訓練の想定避難先としては がぜん具体的で意味があるものになったと思います。


午前 9:00 のサイレンを聞いて玄関を出る。
すると、少し先にお隣の iさんのご主人の背中。

iさんご主人、年齢的には私の父親よりちょっと上。
基本的に お元気なんですが、ちょっと足が悪いので速くは歩けない。
私が とぼとぼと歩くのと同じスピードが限界。

私も iさんに歩調を合わせていっしょに とぼとぼと避難先の公園へ。


私一人で小走りで行けば、公園までは 2分もかからないであろうという距離。
iさんと一緒に歩いて、結果 5分かかりました。

ウチの地域、津波の第1波到達は 地震発生から 5分とも 2分とも言われております。

先の大地震からの教訓として、「先ずは 自分自身が助かることを優先すべし。」という話もよく聞きます。
その通りだと思っております。


が、もし実際にこのような状況に出くわした場合。

果たして、「先に行きます。」と言えるかどうか。
iさん一人なら とりあえず背負って走りますけどね。軽そうだから。

でも、それ以上の負荷に直面したら、どこで線を引くのか。(引けるのか。)
あるいは、線を引けないまま いっしょに津波に飲まれてしまうのか。


iさんと、

 「今日は冷えるね~。」
 「ホントに地震が来たら そんなこと言ってられませんけどね~。」

なんて会話をしながら歩きましたが、そこも重要なポイントですかね。


例えば 真冬の就寝中に地震が来たとしたら。
果たして、温かい布団から這い出してまで逃げようという気になれるのかどうか。
正直 自身ありません。

普段、寒くてなかなか布団から出られずに「あと 5分・・・。」なんて言ってる状況とは次元が違うはず。
生/死 に直結してますから。

でもな~。

あらゆる局面に於いて現実から目を逸らしがちな私としては、「気付かなかった」ことにしてやり過ごそうとするんじゃないのか。
結果的に やり過ごせたならいいんですが・・・。


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午後からちょっとお出掛け。
浜松へ向かう前に、一件 寄り道。


● 静岡ホビースクエア 『北原照久コレクション 機械じかけの人形たち』




静岡駅南の「サウスポット静岡」内で地味~に展開中の「静岡ホビースクエア」にて、北原照久さん のモーションディスプレイのコレクションの展示。など。


以前 横浜のマリンタワーにあったミュージアムには 4~5回ほど訪れたことがありました。
まあ、通ってみたところで特に新しいモノはないのですが、ミュージアム閉鎖で実物を観られる機会が無くなってしまったのが残念でした。

今回の展示は規模はそれほど大きくはありませんが、まあ、代表的なところを押さえた感じでしょうか。
ほとんどの作品は時間を区切って実際に動いてるところが観れます。
(一応、30分居れば一巡する形になってます。)

大物やマイナーな作品の展示なんかも、ぜひ続編として継続的に企画して欲しいものです。


しかし・・・。
普段、美術館の入場料とかってあまり気にしたことはないのですが。
基本、「観たいものは観たい」ので。

このボリュームで 800円。(小・中学生は 500円。)
う~む。



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そして。
電車に乗って浜松へ。


夕方 4:00 過ぎに着いて、とりあえず駅ビルで早目の夕食。

今思い出しましたが。
この日、夜 10:00過ぎに自宅に帰って 夕食のつもりでコンビニ弁当を食べましたが、それはいわゆる「夜食」だったわけね。
ど~でもいいけど。


● アクトシティ浜松 『上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト featuring アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス』




ジャズピアニスト『上原ひろみ』さん、年末恒例のジャパン・ツアー。
昨年と同じメンバーでの浜松 " 凱旋 " 公演。

これも今思い出しましたが、昨年は座席が下手寄りのかなり前の方だったので 上原さん の飛んだり跳ねたりが間近で観られたんですが、今回はほぼ最上手/真ん中よりもちょっと前といったところ。
サイモン・フィリップス大先生の背中を拝ませて頂きましたが、各メンバーそれぞれを「観る/聴く」という点ではむしろバランスよかったと思います。

ほぼ全曲で変拍子炸裂してました。
CD だと頭で聴いてしまおうとするところ(結局 理解はできませんが)、ライブだと 浴びる/委ねる 感覚で、変拍子で混乱するトリップ感が心地よいのです。

上原さん のライブ、私の低次元な鑑賞レベルでは申し訳ないところもあるのですが、初めてライブを観に行った時に後ろの席のカップルが唸った一言に集約されております。
曰く、

 「デタラメでも あんなに速く弾けない・・・。」

御意。


今回も、「音符の数でチケット代を割ったら ものすご~くコストパフォーマンス高いよな~。」なんてことを思ってみたり。

あっちでも こっちでも『コスパ』に思いを巡らす一日でした。



それにしても・・・。

いくら浜松だからって、臨席のおにいさん、ホール・コンサートの前にギョーザ食って来ちゃぁいかんら。
視覚と聴覚(あと、強いて言うなら触覚)に全神経集中したかったのに、「嗅覚」に何割か持って行かれちゃいましたよ。(笑)



■ FJスズキ ■