iPod touch の切れ味。 | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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  FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』


今年の正月が明けたころに iPod touch を導入して、ほぼ半年が経過。


いつもながら、そこに至る経緯はいろいろとありまして。
少なくとも中学生時代からの音楽再生環境を振り返らないといかんのですが・・・。
我ながらめんどくさい。

なので。

 ~ これまでは音楽を持ち歩く必要性をあまり感じなかったが、状況が変わった。

というくらいの話にしておきます。
(それだけでも充分めんどくさい。>自分)



私にとっての『音楽を聴く』行為というのは、特に " 神聖なもの " とかは申しませんが、「聴くなら ちゃんと聴きたい」という思いはあります。
とはいえ、日々の雑事に追われて 純粋に音楽鑑賞のために割ける時間というのも年々減って行くばかり。
(もっとも、この辺は気持ちの持ち様というのもありますけど。)


ならば、ちょっとした移動時間にでも聴ける時に聴く。
扱いは雑にならざるを得ませんが、とにかく「聴く」ことを優先する。
この際、「聴かない」よりはマシじゃないかと。



で、iPod touch に至るわけなのですが、この選択もどうなんだろう。

導入当時、半年後に迫っていた携帯電話の強制的機種変更や、au の iPhone 参入の状況を鑑みて、素直な流れとしてはやっぱり iPhone だろうな~と。
その上で音楽プレイヤーが欲しいなら「touch」じゃないヤツを選ぶべきだろうと。

でも。
人生のあらゆる局面において「どっち付かず」の選択を積み重ねて来た私としては、むしろここは順当に「どっち付かず」な『iPod touch』に行ってしまうのであった。

おかげで現在は、自宅にいる間は常時 iPod touch / スマートフォン / Mac / Windows PC の計4台が同時に稼働しております。
それぞれの 得意/不得意分野の兼ね合いで どうにも統合が叶わず。
結果、あっちでもこっちでも似た様な作業を繰り返すばかりで、「どっち付かず」な人生が加速している気がします。
(あと、さらに TV も灯いているので、もういったい何がしたいんだか・・・。)



・・・と、ここまでが前置き。
以下、本題。



その iPod touch に備わる音楽再生時の「シャッフル」機能を 割とよく使います。


LPレコードやカセットテープで育った身としては、

 ~ アルバム 1枚、通しで聴かないと気持ち悪い。

という感覚は今でも ないわけではありません。

かといって、小刻みな時間の中ではアルバム単位で「今聴きたいのは何?」とか考え始めると、「う~ん、今はこれの気分じゃないな~。」とか 時間を浪費するばかり。

だったら、" あなた任せ " な「シャッフル」機能に選曲を委ねてしまう。



メリットとしては、とりあえず CD から取り込んではみたものの 恐らくこの先一生 自発的に聴くことはないであろうという曲も掘り起こしてくれたり。

あるいは、通常は「アルバムの中の 1曲」として何となく流れで聴いてしまっている曲が、何の脈略もなく登場すると むしろ際立ってすごくいい曲に聴こえたり。

逆に、通常は「アルバムの中の 1曲」として聴いていたから何となく成立していたけれど、何の脈絡もなく登場すると なんだかつまらない曲に聴こえてしまったり。

いろいろと新鮮な感覚で聴くことができておもしろい。



ただ・・・。


この「シャッフル」という機能。
Apple が「シャッフル」と名付けているだけで、特にそれ以上の何かを保証するものではないと分かってはいるつもりなのですが・・・。

私の中では「シャッフル」=「ランダム」を勝手に期待してしまうところがあります。

ところが、この「シャッフル」の選曲には何か作為的なもの(?)を感じるのです。



現在、とりあえず iPod touch に放り込んだのが 約 2,600曲。
この半年で再生した延べ曲数が何曲くらいなのか正確にはわかりませんが、恐らく 数100曲といったところでしょう。
当然ながら 明らかに未再生の曲が多数存在するわけですが、一方で、確実に複数回、しかも 多いものでは 5回は再生されてるという曲がこれまた複数に渡って存在する。

まあ、正確な統計はとってはおりませんが、iPod touch は「筋肉少女帯」の『いくじなし』が割と おススメらしいです。


あと、一時に あるミュージシャン(さらにはアルバム)に選曲が集中することも。
もちろん、例えばボックスセットを丸ごと放り込んであるミュージシャンと、4曲入りミニアルバム 1枚だけのミュージシャンとでは 当たる確率は段違いなのは分かりますが、それにしても

 「今日は○○特集でお送りしま~す!」

みたいなノリを感じなくもない。



もしかしたら・・・。


実はこれは 米CIA が極秘開発したアルゴリズムによる作為的な選曲で、ある特定の メロディー/コード進行/歌詞 などの並びによって

 ~ 無性にコーラが飲みたくなる。

という効果を狙ったものではないのか?


そういえば、最近やたらとコーラが飲みたく・・・、ならないけど。



音楽に限って言えば、もともと所有者の好みの音楽を取り込んであるとみて ほぼ間違いはないのですが、その中でも何か特定の音楽的嗜好に誘導しようという意図があったりとか・・・。
(その受け皿が iTunes Store ?)


そういえば、最近やたらと『FLOATING JAM』と『FJスズキ』が聴きたくなるな~。
(それは単なる " 自分好き " 。)


■ FJスズキ ■