同じような意味で使われている言葉や、ふだん何気なく使っているけど、いざ違いを説明しようとおもうと『んっ!?』と考え込んでしまう言葉は、以外にたくさん有るものだ。
外国人に日本のことを説明する際など、自分では分かっているつもりだったことが、実はうまく言葉で言い表わせないなんてことがよくある。
こういったときパパは、大抵あとから調べてみて、「そうだったのか・・・」と1人感動していたりする。しかし、ちょっと調べただけでは十分納得できないこともある。「デザイン」と「アート」の違いもそんな言葉の中の1つだ。
「デザイナー」と「アーティスト」の違いをちゃんと理解している人はどれくらいいるだろう?
また、両者をちゃんと区別して使っている人はどれくらいいるだろう?
パパは、初めからデザイナーを目指した訳ではなかったので、デザインやアート系の学校に行った訳でもないし、しっかりとした芸術的な知識はもちあわせていない。だから、パパがデザイナーになった際、まずこの2つの言葉の違いにつまずいた。
デザインやアートを仕事に持たない人にとっては、どうでも良いことかもしれない。
また、知らなくても特に困ることはないため、普通はこれらを混同して使っている事が多い。
この2つの言葉の決定的な違いは、対象とする相手にある。
「デザイン」は、不特定多数の人に同じメッセージを送ったり、同じ機能を提供するためのものである。多くの人を平等に助けたり、楽しませたりするものでなければならない。
「アート」は、極端な話、1人でもその作品のファンがいてくれて、そのファンが喜んでくれればいい。1点ものの作品をファンのために提供し、ファンが気に入って買ってくれればその目的は果たしたことになる。また、ファンは自分だけでもかまわないのだ。
詳しい話は、追々していこうと思うが、「デザイン」と「アート」または「デザイナー」と「アーティスト」を混同してしまっている原因は、アーティスト気取りのデザイナーがいたり、デザイナーきどりのアーティストがいるからだ。
どちらも人の感性に訴える意味では、一見良く似ているが、性格の全く違うものだ。
くわしく言葉の意味やルーツを調べたりするのも時には、大切なことだし、おもしろい。