人には
みんな
見えない翼がある
はばたき方を
わすれてしまったから
クサリで
しばられてしまったから
空を舞い
風にのることだって
できるのに・・・
いつの間にか
もう
飛ばなくなっていた
青い空に
真っ白な羽が
1つ
手の中に
真っ白な羽が
1つ
目を閉じて
じっと・・・
見つめた
背中に
そっと・・・
触れた
風をうけ
やわらかな羽音を
きいた
わたしは
見えない翼をもつ男