びっくりした!
今朝9時に、息子が咳をしているのを聞いて、もう起きているのかと思って部屋に行って驚きました。寒い!!明日は、雪が降ると言われているような天候で、なんと窓を開けたまま寝ていました。寒いはずです。風邪もひいて当然。と言うか、よく凍死しなかったもんです。
信じられない!
慌てて、窓を閉めている筆者に息子は、咳き込みながら言い放ちました。
『ワンパンチマンも冬は暖房なしで窓を開け、夏は冷房なしで窓を閉めて、身体を鍛えたんだからね。』
(ご存知ワンパンチマン)
ここまで、バカだとは思いませんでした。とほほほ。
前回のブログで書きました。コロナ騒ぎでジムに通えなくなった息子は、アニメ『ワンパンチマン』方式で身体を鍛える予定であると。サラリーマンだった主人公サイタマが、腕立て100回、腹筋100回を繰り返してスーパーヒーローになった方式です。大学で数学専攻をしている世間では頭がいいと考えらている男子大学生が、本気でこんなことを考えていると思いたくないんですけどねえ。
数学と言えば、これも半年くらい前に、数学者たちがどんなに日本の羽衣チョークを愛していたか、と言うお話を書きました。覚えていますか?この製造元が潰れて、アメリカの数学者たちは、買い占めたチョークを大事に使っているだとか、闇取引をしあっているだとか、だのお話。
で、今回は、スピンオフ(?)
数学者たちは、チョークを使うことで問題を解くヒラメキを得るようです。黒板に書くことで、自分の理解のプロセスを確認することも出来るし、間違いを削除することも出来るんだとか。
で、そんな数学者たちが板書した物を芸術だと捉えた写真家が今年の秋に写真集を出す予定です。ちょっと、面白いでしょ。出版元はアイビーリーグのひとつプリンストン大学出版です。
写真家の名前はジェシカ・ウエイン。写真集のタイトルは『消さないで』(原題は”Do Not Erase”)
なんでもこの写真家は学者たちの板書を写して回ったんだそうです。その中にはコロンビア大学の数学者ハリス教授もいます。彼は、コロンビア・マガジンのインタビューに黒板とチョークの魅力についてこう言っています。(興味があれば、コロンビア・マガジンの記事 をお読み下さい。)
(これが、コロンビア大学の数学者ハリス教授の板書)
『まず、ホワイトボードのマーカーの匂いが嫌いだね。デジタルボードなんか使うと、途中でクラッシュすることもあるしね。黒板は、複雑な問題を人とシェアしたり、議論するのにぴったりで、これ以上の手段は考えられない。』だそうです。なるほど。
でも、この教授、数学のことが何も分からない人が見て、ビジュアル的にいいだとか、アートになるだろうだとかを意識して書いている訳ではなくて、板書は自分にとって実用的な手段にすぎないんだそうです。念のため。
とは言っても、書いてある内容を理解しようと思わなくて、ビジュアル作品として見と、面白いかも、と思ってしまったんですけど、どうですか?これをアートだとして写真を取ったと言う発想に脱帽かも。
それから、忘れないうちにお知らせです。
5月にあるアメリカのAP Exam(Advanced Placement ) は、オンラインベースになって、しかも1科目45分の短縮になりました。高校生たちが最後まできちんとAPの授業を受けられない可能性も考えて、教科によっては終わりのいくつかのチャプターは範囲から外れちゃったりすることになりました。年に1回しかない共通テストですし、これを取って、いい点を取ることが大学へのいいアピールになるので、キャンセルはどうしても出来ないということのようです。それと引き換え、年に8回もあるSATのテストは5月のはキャンセルになりました。
(APテストのオンラインでの実施についての発表)
この変更で、大学進学のための計画があまり狂わないことを祈っています。SATもAPも喜んでサポートしますから、ご連絡下さいね。
それじゃあ、皆さま、あまり出歩かず、安全にお過ごし下さい。
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