マーサの幸せレシピ。。。。 | 塩麹おじさんの、お・いしい食堂

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塩麹おじさんの石井千秋による料理日記。
フードコンサルの傍ら、浅草橋しおこうじ 塩麹セミナーというユニークなセミナーを主宰。

 
今回は、ちょっと書きたくなったので、塩麹とは関係ない(塩麹セミナーとは少しだけ関係ありますが、、、)ブログを書きます。

『マーサの幸せレシピ』。
何度見ても感動し、泣ける映画だと思っています。

ここに、レストランの賄いシーンがたびたび登場するのです。
そのシーンが印象的で、それ以来、うちでは賄いをすることにしました。


『マーサの幸せレシピ』は、フランス料理レストランを舞台にした、ちっょと精神ストレスに陥った、融通の効かない、完璧主義者の女性シェフの話。
突然の交通事故で失った実姉の娘を引き取り、一緒に生活し始めるという、ストーリーです。

徐々に、料理を通じて、その距離感を縮めていくという話で、最後は実の娘のように愛情を築づいていくというもの。


ここで、重要な役割を果たすのが、イタリア人のスーシエフの登場。彼と彼の料理によって少しずつ心を素直に開いていくという物語です。

バジルの香りが、少女の心を素直に開かせる起爆剤になるシーンは感動的です。

バジルの香りは食欲をそそるんですね。
ハーブ類はみんなそうですが、癒しの役割を果たすのだと。。。。。

また、スーシエフの作ったスペシャルドルチェ ティラミスが、マーサの女性としての素直な心を開かせるシーンもいいですよね。


一旦は、イタリアに住む義理の兄のもとに甥っ子を引き渡すのですが、最後は引き取りにいくという、シーンは泣けます。
濃い血の繫がりよりも、やはり大人と子供との一対一の、心の繫がりが大切だと感じさせてくれます。

ラストのシーンがいいですね!

かかりつけの精神科医が、女性シェフのルセットでお菓子を焼き、試食するシーン。

「イマイチ。

君の言う通りに作ったよ。

でも、何かが違う。

…………

砂糖は、ベルギー産を使った?

いや、君はどこの砂糖かまでわかるのか?

そんなこと、わからない。でも、どんな砂糖かはわからなくても、どこの砂糖を使わなかったかは、わかるわ!

……」

こんな話しです。

まさに、料理人・料理家が目指したい料理道ですね。。。

興味のある方は、ぜひみてみてくださいね。

料理もいろいろな本格的な料理が登場して楽しめますよ。

アメリカ版もあるようですが、私はドイツ版が好きです。

そんな、ほのぼのとした映画が好きです。
料理やレストランを題材としているのも、何か共感を得られますし。。。。。

料理って、楽しく奥が深いと感じられるます。

で、なんでこんなことを書いたかというと、
実は昨夜カナダ人のカップルが、塩麹セミナーを受講してくださいました。

言葉はなかなか通じなくても、料理を通じて、美味しいものを通じて、
言なんて要らないんだって、感じたからです。

料理で表現したり、美味しいもの、真っ当ななものを囲むことで、言葉がなくても、
コミュニケーションが自然ととれてしまう。

実に楽しいひと時でした。

ありがとうございました。