藤原雄一郎の時事通信 -2ページ目

長崎県知事選挙

長崎県知事選挙

もう民主党にふれるのはウンザリなんですが、最近民主党に対する潮目が変わってきたように思います。マスコミが「民主党を叩くと視聴率が上がる」と思ったようです。


時あたかも、新聞による広告費用が二年連続で二桁減少で最近5年間の減少率は激しく、ついにインターネットによる広告費に抜かれました。新聞も「興味を掻き立てて販売部数を増加させたい」のでしょう。今まで政権交代を錦の御旗に(産経新聞は除く)してきたのが、手のひらを返したようです。


視聴率至上主義のテレビは言うまでもありません。私の大嫌いなテレビ朝日の「報道ステーション」でも長崎県民が「政権交代はしたけれど、自民党以上に民主党は汚毒にまみれていた」という声ばかりです。日ごろ報道の公平性を標榜しているのに、民主党を擁護する声は放送しませんでした。


恐らく選挙が近づいてくれば、小沢退陣、闇将軍化して権力を欲しいままにすることでしょう。でも国民は二度と騙されないと思います。二枚看板だけが汚れているのではなく、選挙戦で民主党幹部が露骨な利益誘導をして、「民主党支持候補を当選させないと、今後お金は流さない」と露骨に訴えていました。これほどあからさまには自民党でも言いませんでした。


それでも大敗したのです。長崎県民はこのような民主党の利権体質に自民党と二重写しになって嫌悪感を爆発させたのでしょう。カネに汚れているばかりではなく、自民党も驚く利権体質という印象が国民の中に浸透してしまったのです。


総理自ら素直に「政治とカネ」が影響したと言っても、だからといって何もしません。平成の脱税王とならんで「謝ればすむなら警察はいらない」の典型例です。国民も馬鹿にされたものです。


民主党に残された起死回生の策は「二枚看板を党外追放」かえす刀で「日教組のヤミ献金」問題を起こした人間に対して、議員辞職勧告を出すことです。これで民主党の人気は一気に戻ってきます。でも民主党はそれをやることが出来るでしょうか。国民は自民党にも愛想をつかしているのですが。

トヨタ 米議会公聴会に出席

トヨタ 米議会公聴会に出席


トヨタに危機管理能力が備わっているのか心配です。米議会公聴会といえば完全な政治ショウで如何に議員が目立つかばかりで、真相追求は二の次です。特に今は「日本叩き」なかんずくトヨタ叩きで米社の自動車販売が増加すれば、一躍時の人になります。ですからどのような罠が待っているかわかりません。


トヨタ社長が出席するようになったいきさつに危機管理が働いていたのでしょうか。豊田社長は自家用機で乗り付けました。昨年のビッグ・スリーが叩かれたのを忘れたのでしょうか。


私なら「わざと」エコノミーで行きます。そして「売上の落ち込みでも人を切らないために、豊田がエコノミーで来ることで経費節減にはならないが、米国民の雇用を考えた時に、いてもたってもおられなかった」など、当方もスタンドプレーをします。


正直に謝罪をしてもそれにともなう凄まじい裁判が発生し謝罪にともなう責任を果たすことを要求されるばかりです。日本流謝罪で失敗した典型例がタイヤ事故でのブリジストンです。


そして売上が減少してもトヨタの特徴である人材教育に身銭を切って対処し、再びトヨタの信頼を取り戻すなど、雇用問題を人質にとった論戦を展開してはと思います。


今のトヨタに必要なのは、このような外乱ではなくて、売上減少の今こそ、静かな時を与えることです。それで必ず再生すると私は信じています。皆さんもトヨタを応援してください。


ちなみにごく親しい友人がリコール対象のレクサスを購入していますが「どうしてこれがリコールなの」といぶかっています。トヨタを叩くならリコール車に乗ってからにしましょう。

党首討論

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党首討論


民主党のことを書くのは嫌になりますが・・・・


新政権発足後5ヶ月にわたって逃げ回っていた党首討論が民主党にとって、最悪のタイミングで、遂に逃げ切れずに実施されました。私はその一部始終をテレビで見ました。


時あたかも確定申告が始まったばかりです。「平成の脱税王」である日本国のトップがあわよくば税金を払わずにすまそうとした行為に対して国税庁は甘く、脱税にもならずのうのうとしています。だのに庶民は厳しく取り立てられる。と追求されるたびに、一国の最高責任者が謝り続ける図式はまさに国辱ものです。


しかもその釈明が全く説明になっていないのです。追求する自民党も迫力の欠けることおびただしいのです。民主党の党首と幹事長がこのような体たらくですから、日教組がらみの小林議員が第一審で有罪判決を受けても知らぬ顔です。


本来なら小林議員は即刻議員辞職なのに、今辞職されると、参院選前に補選があり、敗北すると、その影響が大きいと逃げ回っている民主党です。このようなことをしていると、「汚毒にまみれた政党」と烙印を押され、自民党のように国民に見放されてしまいます。


それから党首討論で明確になったことは公明党が民主党に擦り寄っていることです。山口代表の質問はまるでは鳩山総理の応援演説のようでした。これで参院選で民主党が過半数を獲得できなくても、公明党の与党入りで安泰なことでしょう。


一体このこの国はどうなるのでしょうか。

民主党 小沢氏依存はドーピング

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民主党 小沢氏依存はドーピング


産経新聞に面白い記事が出ていました。「民主党の小沢氏依存はドーピングで、一度ドーピングをすると、永遠にドーピングを続けなければならない。この前の選挙で大勝したのは小沢氏のせいでもなんでもない。自民党が自滅しただけだ。小沢神話は幻想である。」との主張です。思わず膝を打ちました。全く同感です。


国民が民主党に期待しているのは「政治とカネ」とは無縁の清潔な政党です。それが民主党のナンバーワンとツーが汚いお金にまみれているではありませんか。それでも民主党の人たちは参院選は小沢氏がいないと勝てないと信じきって、小沢独裁に一言も物を言えない状態が続いています。


これをドーピングといわずして一体何でしょうか。ドーピングはルール違反です。国民はそれを感じています。

恐らく今後小沢幹事長は辞任し、前回のように選挙対策本部長に就任することでしょう。でも国民はそれで騙されるかどうかは疑問です。誰もが自民党政権にうんざりしている現状で、民主党の起死回生の一打は「鳩山・小沢の追放」です。両名を民主党が除名すれば民主党に対する期待はいやが上にも高まります。


いいかげんに民主党は「ドーピングはルール違反」に目覚めて、「鳩山・小沢の除名・追放」に踏み切って欲しいと思います。小沢神話を幻想に過ぎません。目覚めよ民主党といいたいです。民主党には人材が豊富です。かれらが経験を積めば、必ずや、国民の期待に応えてくれると思います。


希望

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希望


ある人は「先がさっぱり見えない現状では希望が持てない」といます。またその一方で「先が見えすぎて希望が持てない」という人もいます。


世の中、文明の進歩で何だか忙しくなっています。手紙は携帯電話やメールにとって代わってしまっています。手紙を出して、ひと呼吸置いて返事を楽しみに待つことが無くなってしまいました。


ラブレターなど世の中から消えてしまったのでしょうね。その上、わが子の誕生まで、「男か女か」が誕生前に判明する味気なさです。もう少しスローライフに世の中がなれば、希望を持つことが出来るかもわかりませんね。

世の中から「誰にでも均等にチャンスがある」という機会均等が失われてしまったことも希望を持てない原因でしょう。


その代表例として格差社会が世襲されていることも問題です。生活保護世帯が何代にもわたると、それこそ「先が見えすぎて希望が持てない」ことでしょう。


私たち「毎日が日曜日世代」は貧しかったです。でも希望まで失うことはありませんでした。何とか若い、希望を失った人々に私たちのノウハウを伝えることが出来ないものでしょうか。世の中が閉塞状態にあるとき、身近な範囲で、老齢者が活躍できる分野がありそうに思えてなりません。


良い知恵の出せない自分に腹立たしさを感じています。

国民の税金で票を買う民主党

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国民の税金で票を買う民主党


政権交代に大きな期待をこめて民主党に投票した皆さんにこれだけは言いたいと思います。

「政権交代のフタをあければ中味は自民党よりひどい利権政治である」ことです。


特に許せないのは予算配分で「自民党支持母体の予算は徹底的に削減する」「民主党支持母体には予算を手厚く」していることです。


具体例で言うと民主党に傾いた歯科医師会といまだに完全になびいていない医師会では診療報酬に差をつけました。


有名なのは元自民党幹事長野中広努が理事長をしている「土地改良事業団体連合会」の予算を半減させたことです。さすがの野中広努も自民支持を取り消さざるを得ませんでした。


さらに決定的なのは自民党ですらしなかった公共事業の箇所付けです。国会に提案すらされていない状態で、地方自治体に「お前のところはこれだけの予算をつけるからね」と囁ける資料を民主党県連にばらまいたのです。


これを利益誘導といわずして何というのでしょうか。


以上の対策は夏の参院選を強く意識してのものです。すなわち「私たちの税金を使って、参院選の票を買収している」ことになります。


このような腐った内閣への支持率がまだ40%台と高いのです。一刻も早く、国民にこの事実を知って貰いたいと思います。小沢幹事長が議員辞職しないかぎり、民主党は自民党より悪い利権政治を続けることでしょう。

早く、目を覚ましてください。


キリン・サントリーの統合に終止符

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キリン・サントリーの統合に終止符


もともとキリンとサントリーという社風が極めて違う会社の統合なんて、私たち関西人には考えられなかったことです。「サントリーは気が狂ったのか」とさえ思いました。現実に統合断念の社長の記者会見を聞いても、キリンはいかにも三菱グループの社長らしく、それに引き換え、サントリー社長の会見は人間味が溢れていました。


今回の統合断念で大喜びした関西人は多いことだと思います。サントリーは阪神タイガースみたいなものです。関西人の宝だと思っています。


サントリーがこのような独自の社風を持てるのも、株主の意見に右顧左眄しなくても良い、非上場企業だからと私は思っています。だのにサントリーの社長は株式公開を考えています。


記者会見でサントリーの社長が「パブリック・カンパニーとプライベート・カンパニーは違うんだなあ」と述懐したのに株式公開だとは、とても残念です。


いたずらに規模を追求するのではなく、小さくともビリリと辛い、独自の文化を持った会社としてサントリーには頑張って欲しいと思います。


このような考えを持つ私は古い人間でしょうね。

トヨタのリコール

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トヨタのリコール


前代未聞の大リコールを品質を誇るトヨタが出しました。


トヨタの製造システムは定評があります。システムを真似するだけで、大きな成果を挙げることが出来ますが、しかしトヨタを追い抜くことは出来ません。なぜなら日々トヨタのシステムは進化するからです。


その源泉はズバリ「人」なんです。他の会社なら隠匿する不都合を、トヨタは威張って顕在化します。そしてよってたかって、総力結集で不都合を叩き潰すのです。


また普通の企業が陥りやすい「部門最適」はトヨタの敵です。たえず会社全体を考えた「全体最適」を追求します。


難攻不落のトヨタシステムに弱点ありとすれば「企業の拡大に人材がついてゆかない」ことだと、誰もが指摘してきました。それが今回ズバリと当たったのです。


世界一を目指して急拡大をしたばかりに、人材の供給が追いつきませんでした。トヨタの経営陣もそれを自覚して「兵站が伸びきっている」と随分心配していました。その危惧が現実となってあらわれたのが今回のリコールです。


従来のトヨタなら、戦線を建て直し、ただちに昔のトヨタに復帰できます。ところが、これからは私の推測ですが、問題は大政奉還した創業家の御曹司である、社長の資質です。若い頃からチヤホヤ育てられ、果たして創業家でなかった先代や先々代と同じ経営手腕を発揮できるでしょうか。


御曹司の記者会見が遅れた上に、「上から目線」が大いに気になりました。ここでトヨタが立ち直ることが出来なければ私は創業家の御曹司の資質の問題だと思います。従来のトヨタなら今頃は事業規模が縮小した絶好のチャンスとして人材補給に全力をあげることでしょう。

トヨタの今後が注目されます。


施政方針演説

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施政方針演説


施政方針演説とは総理大臣が「日本国をこのように運営します」という大切な演説です。脱官僚は良いのですが、劇作家平田オリザが日本国の運営の演説を書いてよいものでしょうか。正気の沙汰とも思えません。


「地球の命を守りたい」「世界の命を守りたい」このことばを聴いて「呆れて」何もいえませんでした。現在基地問題をめぐって「日本国民の生命、財産を守る」ことすらできないのに、どうして地球の命でしょうか。


基地問題を論ずる前に、日本の安全保障を論ずるべきなのです。日米安保で米軍に守ってもらうなら、海兵隊の抑止力をまず論ずるべきでしょう。そして抑止力を最大限に生かすために、基地をどこにおけば良いかの議論に進むのが常識というものです。


基地の県外、国外移転の論議には「日本国民の生命、財産を守る」ことは全く考えられていません。それでいてどうして「地球の命を守りたい」という言葉が出てくるのか、さすが宇宙人です。でも宇宙人は日本の総理大臣になってはいけません。


さらに驚いたのは、ガンジーの社会的大罪「労働なき富」に言及したことです。恐らく国民の大多数が「莫大な母親からのプレゼント」を思い浮かべたと思います。まさにこれこそ「労働なき富」でなくて何でしょうか。ですからガンジー公認の大きな罪を犯した鳩山総理は即刻退陣するといえば整合性がとれます。


鳩山代表に小沢幹事長の「政治とカネ」とそれに対して何も言えないどころが、擁護の大合唱の民主党は汚辱にまみれています。それなのに、内閣支持率は40%台と高い数値を誇っています。日本国は一体どうなってしまったのでしょうか。


自公政権よりまだ悪い民主党政権が夏の参院選を乗り切ったならば、日本国は破滅です。でもそうなりそうですね。困ったことです。

小沢不起訴 これからは国民が審判を下す

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小沢不起訴 これからは国民が審判を下す


民主党の政党としてのモラルは一体どうなっているのでしょうか。小沢不起訴でのはしゃぎぶりは異常です。しかもこれで小沢幹事長は潔癖を立証されたなどと喜ぶ姿勢は理解できません。


秘書三人が起訴され、自民党基準なら役職辞任はもとより、議員辞職に相当し、喜んでいる場合ではないのです。しかもこのような状態での不起訴は立件するだけの証拠が集まらなかったというだけで、潔白とはほど遠く「灰色も灰色」なのです。


「信なくば立たず」はどこの世界でも同じです。特に政治の世界ではとても重要です。民主党のモラルは最低であることが、今回の事件で明らかになりました。


このような状態で民主党は「国民に信を問う」ことになりました。幸い夏には参院選があります。ですから民主党は否応無く「国民に信を問う」ことになります。はてさて、国民は民主党に対してどのような審判を与えるのでしょうか。


小沢不起訴ではしゃぎ回る民主党の姿は「醜い民主党」の印象を国民にばら撒いていることすら、気がつかない最低の政党なのでしょうか。