ガーデニングを始めてから草木灰と言うのを知り、土壌改良に使えると言うのでロケットストーブを使った時に出る灰を取り置きしています。
下画像の黒い点のように見えている物は炭で、以前はアク取りを篩のように使い混じらないようにしていましたが、土のリサイクル材に炭が使われているのを知ってからはそのまま使っています。
【草木灰】
【アク取り】
で、まあ、何の疑いもなく、また、詳しい使い方も調べず石灰の代わりにたまに使っていますが、最近、使用後に酸度チェックしたら土がアルカリ性になっていなかったので、改めて草木灰について調べてみる事にしました。
ま、今更なんですけど。 f(^^;
で、調べてみると、やはりアルカリ性の資材に分類され、主な土壌改良資材との比較が以下。
使い方は石灰と同様ですが、石灰系の肥料とは違い効き目は穏やからしい。
その肥料分に関しては、カリウムを多く含む為に重宝されるようで、主な成分が以下。
ただし、燃やす物によっては成分が異なり、枯草や落葉では上の表に該当するけれど、お父さんのように木を燃やした物だとカルシウムが主成分となり、その割合は20~30%との事。
ついでに、必要だとわかっていてもその効果までは把握していない三大栄養素などについてもお勉強。 f(^^;
ま、これからのガーデニングに役立つでしょ。
そして、更に見ていたら、お父さんのように 「草木灰を使ったのに土がアルカリ性にならない」と言う事例がありました。
明確な原因については書いていませんでしたが、「酸度計を用いて計測するのは正確ではない」と言うか、案外難しいとの事で、「あまり気にせず植物を植えると良い」とありました。
ま、「草木灰はアルカリ性」と信じて適量使うしかないんでしょうね。
酸度計については、確かに怪しいと思う事はたまにあります。
たとえば庭土を計測した時、酸性だろうと思っていたのに中性だったり。
しかし、酸性もちゃんと表示するので、それほど疑いの目では見ていませんでした。
なので、「効き目が穏やか」と言う事からすれば、施肥から期間をおいて計測する必要があるのではないかと思いテストする事にしました。
やるのは施肥前後の比較と経過観察。
まず、テストに使う庭土3リットルを用意し、草木灰と共に事前チェックすると、共にPH7.0。
水分を含んでいないと正しく表示されない場合があるので、庭土に水を加え、草木灰はボウルに1リットルほど入れて水を加えました。
【庭土+水】
【草木灰+水】
それでも庭土はPH7.0。
ところが、草木灰は計測する度に違い、しかも酸性表示でPH4.0~6.0。
「どーゆーこと?」と思った時に、ふと 梅干しを思い出しました。
梅干しは体内に取り込むとアルカリ性に変わるアルカリ食品。
なので、土と混じった時にアルカリ性に変わると思った次第。
だけど、土に何の要素がある?
それに、それなら草木灰のアルカリ性について但し書きがあっていいし、PH9.0と言うのはおかしい。
と言う事で、実践。
水を加えた庭土3リットルに、思い切って草木灰を100g投入し計測。
すると、草木灰が酸性と言う事もあってかPHは7.0から6.5へ。
先述の通り「効き目が穏やか」と言う事なので、様子を見る事にして4日後に再度計測。
何度かやってみた結果、7.0と6.5を行ったり来たり。
何となくアルカリ性になってる感じ。
そして、更に2日後。
酸度計を挿した瞬間は7.5や8.0を表示するものの7.0で安定。
土が乾燥していて正しい値が出ないのかもしれないと思い水を加えてみましたが、結果は同様。
本当は2週間くらい様子を見ないとダメなのかもしれないけど、草木灰を加えた時よりも0.5アルカリ性に寄っているので効果はあると判断した次第。
あとは実際に植物を植えて試してみようと思います。
ところで、効果と言えば、草木灰には防虫効果があるとの事。
土がアルカリ性になると微生物の活動が活発になり、病原菌が寄り付きにくくなるとの事で、更に、灰の臭いと粉は、害虫予防にも効果的らしい。
なので、今年はプランターの表面に撒いてみようと思っているところ。
そうすれば憎き害虫どもの餌食にならずプランターは安泰。
ただ、使い過ぎるとカリウムが過剰になり、マグネシウムなどの栄養分が吸収されなくなり生育不良を起こす事もあるそうな。
他にも使い方に注意しなければならない点はあるけれど、お父さんの草木灰はカルシウム主体だから大丈夫かもしれん。
ま、実際にやってみないとわからんけど。 f(^^;
では、また! (^o^)/