門松を作ってみた | お父さんの工作室

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無い物は作る、出来る物なら作りたい。

3日前の27日、ネット検索していたら門松が出てきまして、「門松って松竹梅を飾る?」なんて思いながら見ていると、南天や葉牡丹を飾り付けている物があり、「そう言えば、家には南天と黒松があるから、それを使いカップサイズの植木鉢でミニ門松を作るのも面白いんじゃないか」と思った次第。

 

お父さん自身は信心深くないので詣でる事もしないんだけど、まあ、こーゆーのもいいかと思いまして。

 

実際、今まで生きて来て門松を飾った事がないので、良い機会だと思いました。

 

ただ、竹はないので、例によって知り合いの農家さんの所へ行って調達するつもりでした。

 

それで、作り方などをネットで見ていたら、門松は12月13日~28日までに立てるんだってね。

 

29日では「苦立て」「二重苦」、31日では「一夜飾り」と言って縁起が悪いんだとか。

 

となると、翌日(28日)は仕事なので、チャンスは30日のみ。

 

ま、休んだっていいんだけど、出勤しておいた方が後々楽。

 

と言う事で、まずは29日に竹採取。

 

その前に、どのくらいの太さの竹にするか決める為に材料となる南天と黒松をチェック。

 

すると、南天の実が無くなっとるがな!ガーン

 

数日前に見た時にはたくさんあったはずの実がほとんどありませんでした。

 

おそらく鳥の仕業ではないかと。

 

【南天】

 

黒松はと言うと、もちろん枝を切るつもりはなく葉だけを切って使うつもりでしたが、それでもこの葉を切って坊主にしてまうのは忍びないし絶対量が少ない。

 

【黒松】

 

で、結局、100均ですわ。 照れ

 

まあ、作るのをやめてもいいんだけど、もう、やる気が止まらない。 f(^^;

 

それで、時節柄って事でしょうか、それっぽいのが前面に出してありまして、以下の物を購入。

 

 

ただ、購入したのはいいんだけど、大きいのでカップサイズと言う訳には行かず鉢も購入。

 

藁こもの代わりに麻を使う人もいるそうだけど、最終的に麻が手に入らないかもしれないので、藁こもの色に似た鉢を2種類購入しました。

 

【鉢(7号・6号)】

 

これならとりあえず鉢のままでも何とかなりそうだし、単なる寄せ植えのようにも見えます。

 

と言う事で、お出かけ。

 

竹は、これまたどのくらいの太さが合うのかわからないので、30mmと35mmの2種類、計4本を確保。

 

 

で、鉢に合わせてみると、35mmの方が合いそうなので、そちらをカット。

 

切る時は、テープを巻いて切ると切り口がささくれ立たなくて良いらしい。

 

ただ、今回は水平に切るつもりだったので、それだと節が見えないから切りづらかったです。

 

なので、斜め切りの時にやればいい。

 

 

竹の長さは、ネットを見ると様々で決めかねたんですが、基本は「7・5・3」らしい。

 

そこで、5の倍数にする事にし、一番長いのを35cmにして以下25cm、15cmとしたんですが、鉢に埋める事を考えたら短いのでやり直し。

 

 

だけど、径が35mmの竹は残り1mくらいしかない。

 

そこで、7の倍数に変更。

 

そうすれば35cmは公倍数なのでそのまま使えるし、25cmは21cmにすれば良く、切り出すのは49cmが2本で済みます。

 

竹の切り方は斜めと水平の2種類あって、斜め切りには節の所を切るのと空洞の所を切る2種類あるのですが、お父さんは水平を選択。

 

小口を斜めに切るのは「商売繫盛」、節の所で切るのは小口が笑っているように見えるので「笑う門には福来る」と言う意味があるとの事。

 

そうなったのは徳川家康が「三方ヶ原の戦いに敗れてから」と言う事らしい。

 

諸説あるんでしょうが、それまでは水平に切っていたようで、意味は、節が詰まっているので「お金が出て行かないように」との事。

 

お父さんは無駄遣いが多いので、そう言う願いを込めた次第。 f(^^;

 

ちなみに、言っちゃあなんだけど、お父さんには生まれた時から「福」が付いているので大丈夫だと思っております。

 

さて、次はスチールウールを使い竹の表面を水洗いしてきれいにします。

 

 

この日はここまで。

 

その晩、竹を組み合わせていたら問題発覚。

 

ネットには「スチールウールで洗う」と書いてあったのでそのようにやったんだけど、乾いた表面を見たら、汚れだけでなく色まで落としていました。 (>_<)

 

 

しかし、今更どうしようもないので、今回は諦めました。

 

そして、運命の30日、母親と兄妹を連れて墓参りを済ませ、急ぎ自宅へ戻って作業。

 

飾りが少ないので6号の鉢を使おうと思ったら、底上げと鉢底の穴を塞ぐ為に敷くブロックが入らないのね。

 

仕方がないので7号の鉢を使用。

 

 

サイドに砂を入れてブロックを固定。

 

 

そして、ここに組んだ竹を入れ、砂で固定します。

 

 

さて、ここからはお父さんのセンスが問われるところ。 f(^^;

 

で、やってみたら、やはり飾りが足りないので、南天の葉と植えたわけではないのに我が家の庭にひょっこり出ている万両(種類は不明)があるので、それを使い隙間を埋めました。

 

そして、完成したヤツを奥さんに見てもらおうと思ったら、奥さんは台所に立っておりまして、声をかけたら、「今じゃなきゃダメなの? 好きな事やってるんだから好きにしたら?」と、ややご機嫌ななめ。

 

まあ、好きな事ばっかりやってるので、ちょいと耳の痛いお言葉。

 

で、渋々見に来てくれたんだけど、「クスッ」と一笑した後「いいんじゃないの」と言っておりましたから、おそらく門松の出来も夫婦関係も大丈夫ではないかと。 f(^^;

 

そのお父さんの処女作がコレ。

 

 

自分で言うのもなんだけど、なかなかいいんじゃない?

 

ウメモドキと万両の実がクドい感じはするけれど、まあ、隙間を埋める為には仕方がない。

 

それより、南天の葉が意外にいい感じな気がするのはお父さんだけだろうか。

 

ま、それはそれとして、「小口は斜めに切り、笑う門には福来るにしないとマズいかもしれん」と思ったお父さんでありました。 f(^^;

 

では、また来年! (^o^)/